子どもの「耳・鼻・のど」の不調や疾患は、子どもの耳鼻咽喉科のスペシャリストへ【静岡県浜松市 きょう耳鼻咽喉科】

子どもの「耳・鼻・のど」の不調や疾患は、子どもの耳鼻咽喉科のスペシャリストへ
子どもの「耳・鼻・のど」の不調や疾患は、子どもの耳鼻咽喉科のスペシャリストへ

静岡県浜松市郊外の閑静な住宅街に立地する「きょう耳鼻咽喉科」は、身近な病気の相談窓口であると同時に、耳鼻咽喉科領域で質の高い診療に定評のあるクリニックだ。特に子どもの診療において、同院の姜洪仁院長は子どもの耳鼻咽喉科の専門医。鼻水・鼻づまりなど日常軽く見られがちな子どもの症状でも、ふさわしい治療へとしっかり導いてくれる。今回は耳鼻咽喉科領域における子どもならではの不調や保護者の悩みなどについて、姜院長にいろいろお話をうかがった。

Doctor’s Profile
姜 洪仁(きょう こうじん)
きょう耳鼻咽喉科 院長

新潟県燕市出身。浜松医科大学医学部卒業後、同大学耳鼻咽喉科学教室入局を経て、以後、焼津市立総合病院、聖隷浜松病院などで耳鼻咽喉科医師として勤務。なかでも、子どもの耳鼻咽喉科専門医として静岡県立こども病院(非常勤医)や聖隷浜松病院こども外来では、難治性疾患などに対する専門性の高い治療を行うほか、浜松医科大学附属病院では人工内耳手術をはじめとする耳鼻咽喉科の先端的医療に携わってきた。そうした多くの実績を踏まえ、2010年、「きょう耳鼻咽喉科」を開院。地域の人々の健康と快適な暮らしのために尽力している。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医。

子どもの鼻・のどの症状が改善しないなら子どもの耳鼻咽喉科へ

まず、「きょう耳鼻咽喉科」の特徴について教えてください

当院は浜松市で耳鼻咽喉科、つまり耳・鼻・のどに関わる診療を行うクリニックです。
幼児から高齢者まで、耳・鼻・のどの軽い症状から手術を必要とする疾患、治りにくいアレルギーまで幅広く対応しています。
特に、当院の特徴は子どもの耳鼻咽喉科の診療に力を入れている点です。というのも、この領域には子どもがかかりやすい病気が多いからです。
子どもは自分の症状をうまく言葉にして伝えられないという弱みがあるので、当院ではお子さんの様子をよく観察し、保護者の方のお話を丁寧に伺いながら、総合的な評価による適切な診断と治療を心がけています。

子どもの鼻・のどの症状が改善しないなら子どもの耳鼻咽喉科へ

子どもの耳鼻咽喉科に力を入れている理由は何でしょうか?

当院を開業するまでの約16年間、私は「静岡県立こども病院」や、「聖隷浜松病院こども外来」などで多くのお子さんの耳鼻咽喉科医療に携わってきました。その経験を生かす形で、地域のお子さんの身近な専門医として貢献したいと考えているからです。

同じ耳鼻咽喉科で、大人と子どもはどのような違いがありますか?

特に小児期(体重25kg程度まで)は成人と身体の構造や機能が違い、同じ病気でも症状や治療期間が異なるほか、その病気を繰り返しがちです。たとえば中耳炎や副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などは典型的なケースです。治療しても繰り返しやすく、放置すると日常生活などに影響を与えるリスクがあります。
また、耳の聞こえ方の異常、鼻づまりによる睡眠の質の低下は子どもでも起きる症状で、これらが学習や集中力、身体的な発達に影響していく可能性も否定できません。こうしたリスクを回避するためにも、耳鼻咽喉科の受診による早期発見・早期治療が重要です。

貴院にはどんな症状で来院する子どもが多いでしょうか?

たとえば、耳について「痛がっている」「呼びかけへの反応が鈍い」「頻繁に耳に触る」など。鼻やお口では「鼻水や鼻づまりが長引いている」「口呼吸が続いている」など。また、「いびきが気になる」「のどの痛みや発熱がある」「咳が長引いている」などのケースも多くあります。
こうした症状はその軽重にかかわらず、お子さんにはよく見られるものです。一見風邪のような症状もあり、保護者の方は様子を見るだけでそのまま放置していることもありますが、そこに中耳炎や副鼻腔炎など、早めの治療を必要とする病気が隠れているケースもあります。聞こえ方や発語についても、気になる症状が続く場合は早めの受診をおすすめします。

子どもの鼻・のどの症状が改善しないなら子どもの耳鼻咽喉科へ

「風邪だから様子見」で済ませていけないのは、ほかにどんなケースがありますか?

一般的な風邪の代表的な症状は、咳・鼻水・発熱ですが通常なら休養をとることを基本に体調は回復します。
ただ、これらの症状を放置したままにすると、扁桃炎や副鼻腔炎、中耳炎といった別の病気を発症するリスクがあります。特に子どもの風邪の場合、「まず小児科へ」という発想が優先するかもしれませんが、鼻・のどの症状が改善しない、あるいは進行するようなら、耳鼻咽喉科を受診してください。
医師の診断のもと、鼻水の吸引、のどの患部の処置など適切な治療を行うことで、症状の改善が見込めます。また、風邪から中耳炎を起こしたケースのほか、症状がアレルギーだった場合などでも早期発見、早期治療が期待できます。

中耳炎やアレルギー性鼻炎など、子どもの特徴的な疾患は専門医に

中耳炎やアレルギー性鼻炎など、子どもの特徴的な疾患は専門医に

子どもに多い中耳炎について教えてください

中耳炎は確かにお子さんに多い病気のひとつで、急性をはじめいくつかのタイプがあります。ご存知のように耳と鼻は耳管という器官でつながっており、たとえば鼻風邪をきっかけに細菌やウイルスが鼻から中耳に入って炎症を起こします。それで、急性の場合は耳の痛みや発熱が生じるほか、特に小さなお子さんでは「耳を触る」「機嫌が悪くなる」「夜泣きが増える」などの変化が現れます。
しかし、耳鼻咽喉科を受診して治療し、鼻がきれいになると中耳炎も改善します。まずはどんな中耳炎なのかをしっかり診断し、治療することが再発予防を含めた中耳炎対策となります。

子どもが中耳炎を繰り返すのはなぜでしょうか?

第一に、3歳くらいまでの子は大人に比べて耳管が太く短いため、鼻水やウイルスが耳の奥に流れやすいという身体的構造が前提要因にあります。
そして、生後3か月頃までの乳児は、母親からの免疫力で守られていますが、それ以降から3歳頃までは免疫力が弱まるため、風邪の菌による中耳炎にかかりやすくなります。
しかも、子どもは鼻をうまくかむことができないので、鼻水が溜まったり鼻をすすったりします。その結果、菌が耳に流れ込み、中耳炎が発症しやすくなるというわけです。
さらに、保育園や幼稚園での集団生活が始まると、風邪をうつされる機会とともに再発も増加していきます。最近では、抗生物質が効きにくい耐性菌が増加し、中耳炎も難治性となることから、薬の使用にも注意が必要です。

子どもの鼻水、鼻づまりが長引く場合、どのような病気が考えられますか?

風邪による急性鼻炎の症状としての鼻水、鼻づまりは一般的ですが、これが長引く場合は、副鼻腔炎やアレルゲン(花粉やダニ、ハウスダストなど)を原因とするアレルギー性鼻炎が考えられます。鼻水、鼻づまりが続くと自然と口呼吸になりがちで、その結果、睡眠の質などに影響が及ぶことも注意したい点です。
小学校入学までの幼児期では、慢性的な鼻づまりが鼻炎以外の病気、たとえば扁桃肥大やアデノイド(咽頭扁桃)肥大にも関係してきます。アデノイドが肥大すると鼻づまりやいびきが重症化し、睡眠障害、注意力の低下、発達障害などを引き起こすとされています。
鼻水・鼻づまりは単なる鼻の病気ではなく、お子さんの健康面や学習面、生活面に影響する疾患であるとなれば、1日も早く治療を開始すべきでしょうね。

アレルギー性鼻炎と風邪の違いはどのように見分けたらよいですか?

同じ鼻水・鼻づまりの症状の病気でも、風邪はウイルスなどの感染を原因とし、アレルギー性鼻炎はアレルゲンに起因しています。
風邪による鼻水は、最初は透明で徐々に黄色や緑色のドロドロしたものに変化する一方、アレルギー性鼻炎では終始、透明のサラサラしたものです。また、風邪は発熱などの全身症状を伴いますが、アレルギー性鼻炎は発熱やだるさはありません。
アレルギー性鼻炎では、くしゃみや目のかゆみなどを伴うのも特徴ですね。こうしたチェックポイントにより、違いを見分け、適切な医療機関にかかることが得策といえます。

中耳炎やアレルギー性鼻炎など、子どもの特徴的な疾患は専門医に

「様子を見よう」から「明日、耳鼻咽喉科に行こう」が回復の早道

「様子を見よう」から「明日、耳鼻咽喉科に行こう」が回復の早道

専門医が耳・鼻・のどを総合的に診てわかること、できることには何がありますか?

すでに説明したように、耳・鼻・のどはそれぞれ独立した機能を持ちながらもつながっている器官です。相互に影響し合うことも多いので、病気の原因追及や症状、治療方法などを総合的に診ることにより、関連する病気の連鎖や再発予防、隠れた病気の発見などに踏み込むことができます。

「まだ様子を見よう」と考えてしまう保護者に伝えたいことはありますか?

最近では共働きの親御さんも多く、時間を取りづらいせいか、多少の症状なら「もう少し様子を見てから」と通院を先延ばしにするケースが少なくないようです。しかし、そうこうするうちにお子さんの症状が悪化してしまうこともあるでしょう。
なかでも、耳の聞こえ方や鼻づまりは、お子さん自身がその症状をうまく言えないことから、発見が遅れてしまう傾向にあります。実際に私の診断結果を聞いて、もっと早く受診すればよかったと語る保護者の声も少なくありません。
「まだ様子を見よう」ではなくて、「明日、耳鼻咽喉科へ行こう」が早期回復へのキーワードです。

「様子を見よう」から「明日、耳鼻咽喉科に行こう」が回復の早道

先生が子どもの診療で大切にしていることを教えてください

子どもの耳鼻咽喉科で長年診療してきた経験上、小さなお子さんは耳鼻咽喉科の診療を怖がったり、苦手意識を持ったりすることが多いのが事実です。一度そういった状況に陥ると、その後の診療がスムーズに行えなくなる可能性もあります。ですから、無理に診療を進めるのではなく、お子さんの不安をできる限り和らげるよう、様子を見ながら優しく丁寧な診察を心がけています。
また、付き添いのご家族にもわかりやすく説明し、納得していただいたうえで診療を進めることを大切にしています。当院全体として、お子さんをはじめ、保護者の方も安心して受診および相談ができるアットホームな雰囲気づくりに努めています。

最後に、子どもの耳・鼻・のどの問題で悩んでいる保護者や、Medical DOCのサイトを訪れている読者にメッセージをお願いします

お子さんの耳・鼻・のどの症状というのは、実は日常生活に支障をきたしたり、心身の成長に大きく関わる問題にもなりかねません。「耳を痛がる」「鼻水が続く」「いびきをかく」「呼びかけへの反応が悪い」など、気になる症状があるときは先延ばしにせず、ぜひ早めにご相談ください。
当院では、お子さん一人ひとりの状況や個性などに寄り添いながら、ご家族の皆さんと一緒に健やかな暮らしをサポートします。成長期にあるお子さんにとって、耳鼻咽喉科こそ身近なかかりつけ医が必要な診療科です。安心して相談できる地域の耳鼻咽喉科クリニックとして、お気軽に当院をご利用ください。

県内の基幹病院などで多くの子どもの耳鼻咽喉科診療に向き合ってきた姜院長。それだけに、お話には知見や経験の厚さから来る地域医療への深い熱意が伝わってきました。子どもに苦手意識を持たれやすい耳鼻咽喉科において、スムーズな診療のための工夫や努力に加え、身近なかかりつけ医として尽くしたいという姿勢は、保護者にとっても非常に心強いものです。
お子さんの耳・鼻・のどのトラブルでお悩みの保護者の方は、「きょう耳鼻咽喉科」に相談してみてはいかがでしょうか。

きょう耳鼻咽喉科

医院名

きょう耳鼻咽喉科

診療内容

耳鼻咽喉科 補聴器外来 など

所在地

静岡県浜松市西区大平台1丁目22-28

アクセス

遠鉄バス「大平台1丁目」バス停留所より徒歩5分
JR東海道本線「高塚」駅より車で10分

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