今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。

Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、2026年10月9日にPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)で早期アクセスをスタートした『Permafrost』です。

月が砕け散り終わらない冬の世界

『Permafrost』は、ポーランドのインディーゲーム開発スタジオSpaceRocket Gamesが手がける作品。パブリッシャーはToplitz Productionsが務めています。SpaceRocket Gamesは2023年に設立されたスタジオで、公式サイトによれば現在複数のプロジェクトを進めているようです。

本作は2024年5月に発表されましたが、元々は2022年12月に3人でプロトタイプを制作していたのが始まりです。その後はSpaceRocket Gamesとして開発メンバーを15人まで増やして開発を進め、体験版配信やプレイテストなどを積極的に行いながらフィードバックを収集していました。

当初は2025年に早期アクセスがスタートする予定でしたが、これまで数回の延期を発表しています。リリース直前の2026年10月まで何度もプレイテストを実施し、早期アクセス開始日の2026年10月9日には、10月6日に終了したプレイテストで報告されたクラッシュレポートなどを修正するための“数時間の延期”も行っています。

犬と生きる文明崩壊後の極寒サバイバル『Permafrost』Steam早期アクセス開始!最大4人プレイも可能 | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト

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直前のプレイテストの結果を反映するため数時間リリースを延期していました。

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舞台となるのは、月の変化や破壊によって引き起こされた天変地異によって永久凍土の世界となった地球。プレイヤーは、主人公のエンジニア・ルークとなって、行方不明の友人からの通信を受けて踏み入れた過酷な地域でサバイバルへと挑むことになります。ゲームはソロプレイのほか、最大4人での協力プレイにも対応しています。

早期アクセス期間は最低でも1年間を予定しています。現在のビルドでは各エリアの探索やクラフト、クエストなどの主要機能はほとんど体験可能。製品版ではさらにコンテンツの拡充も計画していて、早期アクセス段階での開発ロードマップも公開しています。

極寒の世界で生き残るために

ゲーム開始時には、まずプレイヤーの分身となる主人公のキャラクターメイクを行います。ここでは性別やボイス、肌の色などのほか、初期装備やスキルボーナスが異なる経歴と特性を設定していきます。そして、相棒となる犬の名前と犬種も設定できます!犬種はゴールデンレトリーバーやボーダーコリーなど複数種類がありますよ。

本作の物語は、行方不明だった友人・イカロスからの通信を受けた主人公が舞台となる地域を訪れ、事故で仲間達とはぐれてしまうシーンから始まります。なんとか一命を取り留めた主人公ですが、ほぼすべての道具を失っています。最初は仲間からの連絡を受け、最低限のサバイバル準備を行うことになります。

システムとしてはオーソドックスなクラフトサバイバルで、石や木からツールを作ったり、建築メニューから建材を組み合わせて家を作る方式が採用されています。少し特殊なのがナイフの存在で、これは動物の皮を剥ぐだけでなく、鍵がかかった扉や箱を開けるためにも用います。なお、各ツールには耐久値があります。

最低限の準備を整えたら近くにある洞窟を越え、その先にある最初の集落を目指します。本作は厳しい極寒の世界ではありますが、さまざまな勢力が拠点を作って生活しています。集落ではNPCからクエストを受けたり、取引をしたり、用意された寝床で休憩することも可能です。

最初の集落であるホライズンにはイカロスの姿がなく、リーダーのロビンの話では、すでに別の場所へ向かっているとのこと。ここから主人公は、極寒の世界の各地を巡って行方不明の友を探していくことになるのです。

勢力拠点にはファストトラベル地点もあります。恐るべき寒さに立ち向かえ

『Permafrost』の世界で一番恐ろしいものは寒さです。日中でもマイナス二桁の気温になるこの世界では、準備をしなければただ歩いているだけで命の危機になりかねません。どうやって寒さを乗り越えていくのか、ということがまずサバイバルの第一歩となるのです。

ゲーム内では寒さのゲージがあり、気温が低すぎると減って0になれば少しずつ体力が減っていきます。寒さを乗り越えるには、より良い耐寒装備を装備する、少しでも暖かい場所に行く、焚き火などで暖を取る、などが基本的な対策です。また、酒などを摂取すれば一時的に耐性獲得やゲージ回復もできます。

マップ内には集落だけでなく、多くの廃墟も残されています。単純に建物の中に入るだけでも少しは寒さを防げますし、運が良ければ以前のサバイバーが残した焚き火跡などもあるかもしれません。それでも夜になればより寒くなってくるので、やはり暖かく安全な場所を見つけることが重要です。

ゲームが少し進めば自分の拠点を作ることになります。拠点建築は土台・屋根・壁などを組み合わせる形式で、かなり簡単に作ることができます。作業台などの生産施設は壁や屋根がなければ使えないので気を付けましょう。焚き火を作れば暖を取るだけでなく、野生生物を狩った生肉を調理することもできます。

一部の施設を修復して簡易拠点にすることも可能です。

序盤は寒さ対策もできないので、少しでも暖かい日中に探検や資材集めをして、夜は拠点でクラフトや休憩をすることが基本です。ベッドや寝袋でインタラクトキーを長押しすれば、一気に朝まで寝ることもできますよ(最初この方法がわからず、ぼんやりと夜が明けるまでベッド上で過ごしていました)。

経験を積んで過酷な世界に適応せよ

本作はプレイヤーの行動に応じて、さまざまなスキルが成長していきます。ダッシュやジャンプでは消費スタミナが減少し、戦闘でダメージを受ければ最大体力もアップしていきます。また、建築やクラフトなどで経験値を稼げば、新たなクラフトレシピも入手できます。

ただし、生産施設の多くはストーリーの進行とともにアンロックされていきます。メインストーリーは各地の拠点を巡りながらNPCのクエストを受けていくので、クラフトで作れないものがあったら、物語を進めていきましょう。上位の衣装は大幅に耐寒性能があがるので、冒険も楽になっていきます。

また、さまざまな地域でクラフト用のレシピを拾うこともできます。ゲーム内では探索できるものも多彩で、廃墟の死体や道端の棄てられた車などからも素材を入手できます。インベントリ管理は少し厳しいですが、拠点を作って保管したり、冒険のお供である犬に預けたりできるので、どんどん探索して集めていくのがオススメです。

各地にはサバイバーたちが残した録音などもあり、中にはサイドクエストが発生するものもあります。また、この地域にはムーンカルトという勢力もあり、プレイヤーや他勢力と対立しています。もちろんクマやオオカミといった野生生物もいるので、探索中はしっかり弓や銃の準備をしておきましょう。

『Permafrost』は、非常に厳しい極寒の世界で懸命に生き残るクラフトサバイバル作品です。ストーリーを中心に展開するゲームでもあり、クエストを進行することでやれることも増えていく作品なので、単純なサバイバルだけでなく冒険もしっかりと楽しめます。

現時点のビルドで少し地形に引っかかったり、一部クエストでは進行不備も発生していますが、リリースから精力的なアップデートで修正・改善も行われています。日本語にも対応しており、一部翻訳が気になる部分もあるのですが、正式版に向けさらなるクオリティアップを期待していきたい作品です。

犬を撫でられる作品。フォトモードもあります。

『Permafrost』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)にて早期アクセスで配信中。じっくりと環境に適応していくサバイバルを楽しめますよ。

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