
MSIとIntelのコラボイベント「簡単組立×高性能 手軽で快適カスタムPC」が、ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館の8階「eSports Studio AKIBA」で8月29日に開催された。
PCの組立を楽にするMSIの「EZ DIY」設計の解説や、IntelのCore Ultra 200S Plusシリーズの特徴紹介、氷水を使ったCore Ultra 7 270K Plusのオーバークロックデモなどが行われた。
登壇ゲストは、オーバークロッカーの清水貴裕氏、インテル株式会社の矢内洋祐氏、MSI GIRLS(猫田あしゅさん、Lizさん、Hinasさん、はる缶さん)。MCは伊石真由さんが務めた。
オーバークロッカーの清水貴裕氏
インテル株式会社の矢内洋祐氏
MSI GIRLSの猫田あしゅさん(左)、Lizさん(右)
MSI GIRLSのHinasさん(左)、はる缶さん(右)
MCを担当した伊石真由さん
会場ではMSI製品の展示も行われていた
イベントはMSIのEZ DIY設計のポイントの紹介からスタート。EZ DIY設計のマザーボードはSSD用ヒートシンクの着脱が簡単であることや、SSDの固定にネジが不要な構造となっている点、ビデオカードの取り外しをスムーズに行えるボタンを備えている点など、ユーザーフレンドリーな部分を解説。M.2 SSD固定用のネジは小さく失くしやすいサイズだが、EZ DIY設計のマザーボードであればその心配もなく、取り付けも非常に簡単であることが特にアピールされていた。
MSIのEZ DIY設計のメリット
MSI製のPCパーツ
MSI製PCパーツを使ったデモ機も複数用意されていた
EZ DIY設計のメリットの紹介を兼ね、会場のユーザーとMSI GIRLSとのPCパーツの搭載時間を競う対戦会も実施。マザーボードにCPU、メモリ、SSDを搭載する時間が競われた。
清水氏はデモンストレーションとして、目を閉じた状態でマザーボードへPCパーツの搭載に挑戦。二人羽織のような状態で行われ、位置の案内などは矢内氏とはる缶さんが行い、無事パーツの搭載に成功していた。
マザーボードにPCパーツを搭載する時間を来場したユーザーとMSI GIRLSで競争
PCパーツはスムーズに取り付けられていた
猫田あしゅさんもかなりスムーズに作業を済ませていた
目を閉じてPCパーツの搭載に挑戦する清水氏
矢内氏とはる缶さんがガイド
矢内氏はCore Ultra 200S Plusシリーズの特徴を紹介。E-coreが増えてCore Ultra 7 270K PlusはパフォーマンスとしてはCore Ultra 9と同等の性能を発揮するモデルになっているほか、Core Ultra 5 250K Plusもゲーミングパフォーマンスが高いCPUであることを紹介。Core Ultra 200Sでボトルネックになる可能性がある部分も改良。Die to Dieの動作クロックを3GHzに向上させているほか、メモリも7200 MT/sの速度まで正式サポートするようになった点なども紹介された。
Core Ultra 200S Plusシリーズの特徴を紹介
Core Ultra 200S Plusのおさらい
Core Ultra 5 250K Plusのコア構成
Forza Horizon 6では、Core Ultra 5 250K PlusはCore i7-14700K以上の性能を発揮
Core Ultra 7 270K Plusのコア構成
Die to Dieの動作クロックは3GHzに強化
Arrow Lakeの構成
オーバークロックに関する情報も
マルチスレッド性能が向上しているCore Ultra 200S Plusシリーズの実演アピールとして、ながら作業をした際にゲームパフォーマンスにどう影響が出るかのデモも実施。ゲームをプレイしている状況で、Discordでの通話、Chrome複数タブ表示、YouTubeで動画再生、OBSで録画、VTube Studioの起動、HandBrakeでの動画エンコード、Cinebenchの実行と重ねていき、ゲームのフレームレートにどう影響が出るのかが紹介された。
デモの結果は、60fps前後維持であれば、Cinebenchが実行されていてもゲームは滑らかに動作するという意外な結果に。これには矢内氏も驚いていたが、どのコアにどんな処理を割り当てるかをコントロールするIntel Thread Directorは、一番手前に表示されているプロセスを優先する挙動になっているとのことで、その結果重い処理がバックグラウンドで動作していても一番手前のゲームの処理が優先されて快適にプレイできる性能が確保されているとのことだった。バックグラウンド側にまわった処理のパフォーマンスは最優先処理された時よりは低くなるが、ユーザーが直接操作していることにパフォーマンスが優先的に割り当てられる挙動は、PCを使用した際の快適さという点では大きなメリットになる。
ながら作業を重ねていった際にゲームパフォーマンスにどう影響が出てくるのかをテスト
重ね掛け的に同時に実行される項目
ゲームをプレイしながらながら作業を実行
3D系の処理が入る時点でゲームプレイに影響が出るかと思われたが、VTube Studioとの同時実行では問題なくゲームが楽しめていた
ゲームをしながらCinebenchを実行
ゲーム画面が一番手前に出ていれば優先すべき処理と判定され、CPUからはゲームが滑らかに動作するようパフォーマンスが割り当てられていた。会場ではゲーム中にCinebenchを実行すればゲームパフォーマンスが大きく落ちると予想していた人が多かっただけに、意外な結果となった
イベントの最後には清水氏によるCore Ultra 7 270K Plusのオーバークロックデモも行われた。清水氏によると、Core Ultra 7 270K Plusは一般的な空冷/水冷クーラーを使用する環境では、標準状態でポテンシャルをうまく使い切ったセッティングになっているとのことで、そのまま使ってもチューニングされたかのようなパフォーマンスを発揮するとのこと。お手軽にパフォーマンスを上げるといったマージンはあまりないが、液体窒素や本格水冷パーツを使いオーバークロッカーがより性能を引き出すことは可能で、この日は氷水を使用してパフォーマンスを引き出していた。
氷水を使いオーバークロックを実演
ラジエーターを氷水に沈めて冷却
360mm水冷ラジエーターのクーラーで冷却した際のCinebenchのスコア
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