ZEFT R65YCをレビュー【後編】

パソコンショップSEVENの「ZEFT R65YC」は、NoctuaとAntecのコラボPCケース「Flux Pro Noctua Edition」を採用したゲーミングPCだ。Noctua製ファンの静音性や、ゲームで頼りになるスペックも魅力の1台となっている。
前回は外観・内部を中心に紹介したが、後編となる本稿ではパフォーマンスを検証する。定番のベンチマークテストはもちろん、静音性や実際のゲームにおける性能もチェックする。

パソコンショップSEVENのゲーミングPC「ZEFT R65YC」。標準構成の直販価格は75万8780円(送料無料)
CPU
AMD「Ryzen 7 9800X3D」(8コア/16スレッド、最大5.2GHz)
CPUクーラー
Noctua「NH-U12A」(空冷、120mmファン×2、サイドフロー)
マザーボード
GIGABYTE「B850 AORUS ELITE WIFI7」(AMD B850、ATX)
メモリー
32GB(32GB×1)、DDR5-5600
ストレージ
Sandisk「WD_Black SN7100 NVMe WDS100T4X0E」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオカード
GeForce RTX 5070 Ti、16GB GDDR7
通信規格
有線LAN(2.5GbE)、無線LAN(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4
PCケース
Antec「Flux Pro Noctua Edition」(E-ATX、フルタワー)
電源ユニット
Cooler Master「Elite Gold 850」(850W、80 PLUS GOLD)
OS
Microsoft「Windows 11 Home」
サイズ
245(W)×530(D)×545(H)mm
直販価格
(税込み)
75万8780円
メモリーは1枚挿しだけどCPU性能に影響は?
まずはCPU性能を測る「CINEBENCH 2026」で検証した。試用機のCPUは「Ryzen 7 9800X3D」(8コア/16スレッド、最大5.2GHz)。「ゲーミング最強CPU」として高い評価を得た人気モデルだ。テストは「Multiple Threads」「Single Core」「Single Thread」を試した。

CINEBENCH 2026の結果
結果は、Multiple Threadsが4509pts、Single Coreが680pts、Single Threadが496pts。加藤勝明氏のレビュー記事と比較すると低めだが、これは標準構成のメモリーがシングルチャンネル(32GB×1)であることが主な要因だろう。
一方で、前モデルの「Ryzen 7 7800X3D」の結果と比べると、Multiple Threadsは約4.6%、Single Coreは約19%、Single Threadは約12%向上している。シングルチャンネル構成ではあるが、前世代は順当に超えてくれた。
とはいえ、インテルのCore Ultra 200Sおよび200S Plusプロセッサーと比べると、物理コア数が少ないのでどうしても見劣りする。本機はゲームをするだけなら高性能が期待できるが、複数のアプリをマルチタスクで動かす“ながらゲーミング”には不向きかもしれない。
マルチタスクな環境でもガンガン活用したい方は、BTOメニューからCPUを物理コアの多い「Ryzen 9」にアップグレードすることをオススメしたい。メモリーをデュアルチャンネルにして性能を底上げするよりも効果的だ。

標準構成は32GB×1枚のシングルチャンネルを採用。デュアルチャンネルの16GB×2も選べるが、+2万3200円となる。なお、32GB×2なら+8万8700円からと高価だ

こちらはCPUのBTOメニュー。ゲームに強いX3D系なら12コア/24スレッドの「Ryzen 9 9900X3D」が+3万5800円で選べるが、CCD構成の都合上、たまに思い通りの効果を得られない場合がある。そういった心配をしたくない人は、「Ryzen 9 9950X3D2」にしよう。+9万2500円と高めの選択肢だが、32GB×2のメモリー構成よりもはるかに効果的ではある

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