マイクロソフトアカウントが乗っ取られ、アカウントが凍結されてしまったというあるユーザーのX投稿が話題となっていた。同ユーザーのアカウントには25年分のデータが存在していた。7月15日にXBOX Supportがこの投稿へ反応し、謝罪とともに復旧を進めている旨を報告。その後ユーザーからアカウントが復旧したことが報告された。
アカウントの凍結を報告したのは、オランダのコンテンツクリエイターであるJoshua Khane氏。同氏は配信サイトのTwitchやKickにてゲームの実況プレイなどをおこなっている。7月初頭に自身の所持するマイクロソフトアカウントがハッキングされ、乗っ取られたという。
その後何度かのやり取りを経て、サポートからは規約に基づき、不正利用防止のためにアカウントを永久停止するとの通達があった。アカウントでおこなっていたXBOXのゲーム等は新しいアカウントで購入し直す必要があり、OneDriveのデータについても暗号化およびプライバシー保護の観点から、復元が不可能であることが伝えられた。
Microsoft DELETED my account AND OneDrive!!?? After ACKNOWLEDGING that I’m the owner of the account and that it was compromised???
25 fucking years of data, thousands of euros spended on games?? My son’s baby pictures? GONE!
All because MICROSOFT couldn’t bring back a… pic.twitter.com/sItv5eQFAQ
— Joshua Khane (@JoshuaKhane) July 14, 2026
Khane氏はマイクロソフトの対応に怒りをあらわにし、7月14日にX上に投稿。サポートからのメールをスクリーンショットで載せ、25年分のゲームに費やした数千ユーロ(数十万円ほど)、OneDriveに保存していた思い出の息子の赤ん坊時代の写真もすべて消えたと報告。アカウントが乗っ取られたことを認識したうえでの対応への不満をあらわにした投稿は話題となり、執筆時点での同投稿のインプレッション数は約565万となっている(関連記事)。
そして7月15日、こうした騒動を受けて事態を認識したであろうXBOX Supportアカウントから同氏の投稿へ返信が送信された。Khane氏の体験は同社にチームにとっても望むものではなかったと謝罪を述べたうえで、アカウントの復旧作業をおこなっていると説明した。
We’re sorry this happened, it’s not the experience we want anyone to have when their account is compromised. We have been working to restore access to your purchases and reached out with the next steps. Please check your voicemail or inbox.
— XBOX Support (@XBOXSupport) July 15, 2026
そして、Khane氏は7月16日にX上に動画を投稿。アカウントが無事に復旧したことを報告した。25年分のゲームに加え、OneDriveも復旧され息子の写真も無事に戻ってきたとのこと。そして今回の騒動を拡散してくれたコミュニティのおかげでマイクロソフトの目に止まったとして感謝が述べている。動画の返信欄には話題を取り上げた各種メディアへの感謝も付け加えられている。
その一方で複雑な気持ちでもあると同氏は吐露。最初はできないとされた対応が実際に話題になるとあっさりと復旧されたことを受けて、自身はたまたまコンテンツクリエイターでありフォロワーが多かったが、普通のユーザーであれば泣き寝入りするしかなかったかもしれず、このような対応は大企業としていかがなものかという意見も述べている。
実際に、XBOXサポートがおこなった返信には過去アカウント復旧が叶わなかったユーザーからの問い合わせが多数投稿されている。そのような投稿に対してXBOX Supportはサポートする意思を伝えたうえで問い合わせを促しており、同様の事案に対する対処をおこなっていく姿勢を見せている。
一時はデータが永久に失われる可能性もあったなかで、一件落着となった今回の事例。ただし、場合によっては復旧がおこなえない状況に陥る可能性もあり、まずは個々人がセキュリティ対策を徹底することが重要だといえるだろう。昨今のセキュリティ対策では、パスワード認証に加えて認証アプリなどを用いた二段階認証が推奨されていることが多い。さらにはパスワードを必要とせず、所持デバイスの認証を利用するパスキー認証も浸透しつつある。この機会に各アカウントのセキュリティ設定を見直してみるのはいかがだろうか。

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