「スマスロ カバネリ2」は覇権を握ったのか? “自分のヒキ次第”なゲーム性と“中毒性の高い演出”の魅力

「カバネリ2」最大の叩きどころである「カバネリアタック」(筆者提供)

 2022年7月に登場したサミーの人気パチスロ機「パチスロ甲鉄城のカバネリ」の続編として、今年3月にホールデビューを飾った「スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門(うなと)決戦」(以下「カバネリ2」)。導入から2カ月ほどが経過しても、ユーザーから熱い支持を受け、高い稼働率を保っている。このままロングランヒットとなるのだろうか。

 通常時に出現する「チャンス目」を契機にチャンズゾーン(CZ)突入や、ボーナス直撃を抽選し、ボーナス後に突入するST(スペシャルタイム。規定ゲーム数の間、高確率でボーナス抽選を行う状態)である「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」で出玉を増やすゲーム性の「カバネリ2」。初当たりボーナスは、ST突入期待度約20%の「駿城ボーナス」と、ST突入濃厚の「エピソードボーナス」の2種類で、出現比率は1:1となっている。

「基本的なゲーム性は、前作を踏襲しており、前作に慣れ親しんだユーザーの多くが、『カバネリ2』を楽しんでいるようです。現在ホールで稼働しているスマスロ(メダルを使わずに遊技できるスマートパチスロ)の中では、『スマスロ ミリオンゴッド』と並ぶ高稼働。『スマスロ ミリオンゴッド』は、古くから『ミリオンゴッド』シリーズを打っている中高年以上のユーザーも多い一方で、『カバネリ2』は比較的若いユーザーからの支持率が高くなっています」(パチスロライター、以下同)

 あらゆる場面でチャンス目を引くことで、より多くの出玉獲得への期待度が高まるのが、『カバネリ2』の特徴だ。中でも、特にチャンス目が“仕事をする”のが、ST中に当選したボーナスの獲得枚数を決定する「カバネリアタック」だ。

 前作では1ゲーム完結だったカバネリアタックが、今作では4ゲーム継続。その間に成立した役に応じて、ボーナスでの獲得枚数が決まる。3種類あるチャンス目のうち、液晶画面上で指定されたチャンス目を引ければ、より多くの枚数を獲得できるのだ。

「カバネリアタックの1ゲームあたりの上乗せ枚数は最低50枚。チャンス目が引ければ100枚以上が上乗せされます。また、指定された対応チャンス目なら、さらに多くの枚数が上乗せされるほか、期待枚数が多い上位版の『超カバネリアタック』もあります。

 つまり、カバネリアタックで上手いことチャンス目が引ければ、一気に多くの枚数を獲得できるということ。まさに、自分のヒキ次第で一発逆転もありうる場面であり、『カバネリ2』での最大のレバーの叩きどころです。このカバネリアタックをやりたいから、『カバネリ2』を打っているというユーザーも多いと思います」

イライラする展開を我慢できるか

 出玉を増やすためのSTは、通常STの「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」のほか、上位版の「景之ST」、さらに上位版の「真景之ST」「裏景之ST」が搭載。上位STは、ボーナス継続期待度が高く、数千枚クラスの出玉も期待できる。

「上位STはそれなりに出玉の爆発力がありますが、通常STは単発で終わってしまうことも多く、その点はストレスでもあります。また、ST中はチャンス目でボーナスを抽選しているわけですが、まったく引けずに終わることもあり、その時の絶望感はかなりのもの。そういった展開でのイライラを我慢できるかどうかが、『カバネリ2』を楽しむためのポイントです」

 もうひとつ、打ち手のイライラを募らせるのが、初当たりボーナスだ。ST濃厚のエピソードボーナスが引ければその後の出玉にも期待できるが、ST期待度20%の駿城ボーナスに偏ると、ほぼノーチャンスの状態が続いてしまう。

「“そこそこハマって駿城ボーナス”という展開が続くと、それだけ投資がかさんでしまう。ボーナス比率は1:1なので、どうしても駿城ボーナスに偏ってしまうことも珍しくありません。そういう“無慈悲な展開”がちょくちょくやってくるという点は、ネガティブな要素であるといえます」

絶妙な出玉性能のバランス

 打ち手が絶望感を味わう場面も少なくない「カバネリ2」だが、それでも人気は高い。その理由として挙げられるのが、出玉性能のバランスだ。

「『カバネリ2』の場合、CZにも頻繁に突入しますし、ボーナスの初当たりも比較的軽い。つまり、通常時からチャンスとなる状態がそれなりにやってくるんです。それで良きタイミングでチャンス目を引ければ、出玉にもつながってくれる。“一か八か”といったタイプではなく、“細かいチャンスを重ねて、少しずつモノにしていく”というタイプだからこそ、長く遊べるのだと思います。

 そのうえで、カバネリアタックのような一発逆転の要素もあり、さらには爆発力のある上位ATもある。射幸性はそこまで高くはないものの、一撃で出玉が爆発するという夢も見られるという点で、出玉性能のバランスが絶妙なんです」

 演出面での評価も高い。

「前作から引き継いだ演出もありつつ、効果音やリールアクションはかなり作り込まれています。特に、ボーナス当選時に、中リールにボーナス図柄を狙ってビタっと止まるリールアクションは、思わず“気持ちいい”とつぶやきたくなるほどです。少々派手すぎる気もしますが、演出に中毒性があるのは間違いありません」

 さまざまな部分でユーザーを虜にする『カバネリ2』。覇権を握るにふさわしい機種といえそうだ。

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