エレクトロニック・アーツ(EA)は5月20日(水)、F1公式ゲーム『F1 25』向けの有料拡張「2026シーズンパック」を、6月3日(水)にPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC向けに配信すると発表した。
昨年11月の方針発表以降、配信時期や収録内容の詳細は伏せられていたが、今回トレーラー映像と併せて、その全容が明らかにされた。
最大の進展は、新サーキット「マドリンク」の収録が確定した点だ。昨年の発表段階では、本拡張に含まれるかどうか不透明だったが、収録が正式に確認された。
9月の実戦前に走れるマドリンク
マドリンクは、スペインの首都マドリードを舞台とする新コースだ。F1ゲームに新たなサーキットが追加されるのは2023年以来となる。
市街地区間と専用サーキット区間を組み合わせたハイブリッド型で、スペインGPの開催地として登場する。なお、このコースは2026シーズンパックでのみ走行可能で、かつ2026年型マシンに限って利用できる。
ここに、ゲームならではの時間的な逆転が生まれる。実際のスペインGPは9月13日に予定されている。一方でプレイヤーは6月3日の配信以降、現実のグランプリ開催に先立って、このコースを走行できる。
EAは、レースに先立ってマドリンクをバーチャル体験できる機会だと位置づけている。
Courtesy Of EA
F1スペインの舞台マドリンクを走行するキャデラックのセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタス、公式ゲーム「F1 25」の拡張パック「2026 Season Pack」
操作感に落とし込まれた2026年新規則
今回の発表では、ゲームプレイ面の一部仕様も明らかにされた。現実のF1で導入された規則変更を反映し、小型・軽量化されたマシンにアクティブ・エアロダイナミクスを搭載する。
こうした技術規則の変化は、プレイ感覚の違いとしてゲームに落とし込まれている。EAによれば、ゲームパッドとステアリング・コントローラーのいずれを使う場合でも、マシンの操作応答性が高まっているという。
開発元のコードマスターズでシニア・クリエイティブ・ディレクターを務めるリー・メイザー氏は本作について、「プレイヤーは10年以上ぶりとなるこのスポーツ最大の進化を体験できる」と語った。
さらに、「オーバーテイクモード」の導入も正式に明らかにされた。プレイヤーが独自のチームでグリッド上の「12番目のチーム」として参戦できる「マイチーム」モードも引き続き搭載される。
価格は29.99ドルから
製品構成と価格も今回判明した。すでに『F1 25』を所有するプレイヤー向けには、追加コンテンツとなる「2026シーズンパック」が提供される。価格はコンソール版で29.99ドル、PC版で24.99ドル(いずれも希望小売価格)だ。
『F1 25』を所有していないプレイヤー向けには、『F1 25』本編と2026シーズンパックを一つにまとめた「2026シーズンエディション」も用意される。価格はコンソール版、PC版ともに49.99ドルだ。
一点、注意すべき仕様がある。2025年シーズンで作成したカスタムチームやキャリアのセーブデータは、2026年シーズンには引き継げない。
架空のチーム「Konnersport」や、映画由来の「APXGP」のチームも、2026年シーズンのドライバーキャリアや「マイチーム」には追加できない。
また、一部のマシンモデルは配信後のアップデートで追加される予定だという。

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