PC周辺機器メーカーのMorefineより、次世代の外部グラフィックスユニット(eGPU)「Morefine G2」が発表されました。デスクトップ向けのNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti(16GB)を内蔵し、最新規格であるThunderbolt 5およびOCuLinkインターフェースの両方を備えています。本機は、ノートPCやミニPCに接続することで、モバイル端末のゲーミング性能やAI処理能力をデスクトップPCと同等レベルまで引き上げるポテンシャルを持っています。1,099ドルという価格設定のなかで、大容量VRAMと最新の高速伝送規格を両立させた、パワーユーザー向けの1台です。

16GBの広大なVRAMと2種の高速インターフェースによる実用性の高さ

「Morefine G2」の大きな特徴は、デスクトップ用GPUであるNVIDIA GeForce RTX 5060 Tiを採用し、16GBのGDDR7 VRAMを搭載している点です。高解像度でのゲーミング用途はもちろん、ビデオメモリを大量に消費する生成AIのローカル実行においても、16GBという容量は余裕を持った処理を可能にします。

接続インターフェースには、PCI Express信号を直接伝送できるOCuLink 4.0 x4ポートを採用しています。ホストデバイスが対応していれば、eGPU特有のパフォーマンス低下を最大でも25%(4分の1)程度に抑えられると考えられます。OCuLink非対応のシステム向けには、USB4 v2と互換性のあるThunderbolt 5ポートを備えており、従来のThunderbolt 4から大幅に帯域幅が拡張されたことでボトルネックが緩和されています。

ポート類の構成は、4K/144Hz出力が可能なダウンストリーム用のThunderbolt 5ポートのほか、USB 3.2 Gen 1 Type-Aを3基、HDMI 2.0、DisplayPort 1.4を備えています。ホストPCへの最大100WのPower Delivery(PD)給電にも対応しているため、ケーブル1本でGPU信号の伝送とノートPCの充電を同時に行えるドッキングステーションとしても機能します。

電源外付けによる700gの軽量ボディと冷却性能のバランス

デスクトップ級の性能を備えながら、本体サイズは140×100×54mmとコンパクトに収まっています。これは電源ユニット(PSU)を外部化する設計によるもので、本体重量は約700gという軽量化を実現しています。デスク上での設置面積を最小限に抑えられるほか、必要に応じてバッグに入れられる機動性も確保されています。

冷却系については、3つの動作モードを持つファンを内蔵しています。静音性を重視する作業から、高負荷なゲーミングまで、状況に合わせてパフォーマンスと静音性のバランスを切り替える運用が可能です。

最新規格を網羅した仕様と1,099ドルという価格設定の投資価値

「Morefine G2」は現在先行予約の段階にあり、価格は1,099ドル、出荷開始は2026年5月20日を予定しています。

決して安価な周辺機器ではありませんが、最新のRTX 50シリーズを搭載し、Thunderbolt 5とOCuLinkという二大高速規格をサポートしている点は、長期的に見て高い価値があります。特に、Thunderbolt 5対応の最新ノートPCを所有しているユーザーや、OCuLink端子を備えたゲーミングUMPC(ポータブルゲーミングPC)を利用している層にとって、本機は代わりがない一台と言えるでしょう。

eGPU市場において、16GBのVRAMと最新のインターフェース群をこのサイズに凝縮した製品は少なく、価格に見合う性能を十分に引き出せる仕様です。持ち運べるモバイル性能と、妥協のないデスクトップ級の描画性能を両立させたい方にとって、間違いなく有力な候補となるはずです。

出典:Notebookcheck 参考:Wccftech、TechSpace

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