先月よく読まれた記事を再配信します(2026年3月21日の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

【画像】 AERA with Kids読者が選んだ知育ゲーム大賞ランキング1位のゲームは

 子どものコミュニケーション力や思考力を伸ばすのにも役立つボードゲーム。でも、子どもとゲームをしていると、もめごとやズルなど小さな「?」がたくさん出てきます。ゲームをよりよい体験の場とするために、4人のボードゲームのプロからヒントを教えてもらいました。子育て情報誌「AERA with Kids 2025年冬号」(朝日新聞出版)からご紹介します。 

【教えてくれたボードゲームのプロ】


○丸田康司さん/ボードゲーム専門会社「すごろくや」代表


○財津康輔さん/日本ボードゲーム教育協会代表理事


○片瀬しょうこさん/知育に役立つボードゲームの情報を発信するインスタグラマー


○岩井俊憲さん/ボードゲームのコミュニティー「コロコロ堂」代表

Q:親子でゲームしているとき、勝ち負けにどこまでこだわるべき?

・勝ち目がなくて投げ出したときは、「放棄したので負け」としたり、挽回できそうならヒントを伝えて誘ったりといろいろです。ルールが難しい、眠いなどの要因には「また今度遊ぼう」でいいと思います(丸田さん)

・ボードゲームはルールが調整できるのがいいところ。取り組みやすいルールに変えたり時間をあけて遊んだり。別のゲームに変えて楽しめればそれもよし。一喜一憂せず様子を見守るようにしています(財津さん)

Q:親がわざと負けていいの? 子どもの「ズル」にはどう対応する?

・わざと負けるより、子どもが「負けても大したことない」と思えるよう、短時間で誰もが勝ち負けを体験できるゲームや、協力ゲームを取り入れて。負けを受け入れることも大事な経験です(丸田さん)

・ハンデを設定してでも真剣勝負がおすすめですね。大人が本気で悔しがる姿に子どもが夢中になることもあります。逆にわざと負けているのがバレるとゲーム体験自体がつまらなく感じてしまうことも(片瀬さん)

・率直に言うと、バレなければ親がわざと負けるのはアリですね。子どもの勝ち負けってめちゃくちゃでかいし、ゲームを嫌いになってほしくないから。わざと感が伝わるとまずいので覚悟が必要かなとは思います(岩井さん)

・勝率を上げるための工夫の場合は大目に見て、コインをごまかすなどのルール違反はゲームを止めます。叱るのではなく「コインの受け渡しはゆっくりね」と追加ルールを伝えると意欲をそがずにゲームが続きます(片瀬さん)

・ルールをよく理解していないか、勝ちたいかのどちらかですね。勝ちたいという欲望に忠実なのもちょっと子どもならではだし、そんな姿もかわいい。2人きりになったときにそっと「本当はしちゃだめだよ」と伝えています(岩井さん)

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AERA with Kids+編集部

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