【画像】AMD新CPU「Ryzen 9 9950X3D2」発売―性能は一品ただし価格が…

両コア3D V-Cache搭載で性能は高いが価格も高い…

今回発売された「Ryzen 9 9950X3D2」は、他モデルでも採用されている3D V-Cacheを両コアに搭載した点を主な特徴とするハイエンドCPUです。従来モデルではCPUを構成する2コアのうち、片方にのみ3D V-Cacheを搭載した上でゲーミング等の処理を搭載コアに、それ以外の処理を非搭載コアに割り振ることで性能を発揮する仕組みでした。本モデルでは両コアに搭載したことでこの処理が不要となったほか、キャッシュも「Ryzen 9 9950X3D」の144MBよりもさらに多い208MBとなっています。

今回グローバルでの発売に合わせてレビュー記事も解禁され、複数のテック系メディアがゲーミングを含む性能等のレビューを行っています。テック系メディアのtom’sHARDWEARもそんなメディアの一つで、本CPUに関する記事を公開。

記事によれば全17種類のゲームを用いたベンチマークでは、本CPUは「Ryzen 7 9850X3D」「Ryzen 7 9800X3D」に続く3番手で、FHD解像度で平均200FPS超を記録するトップクラスの性能を発揮。同時にゲーミング中の消費電力が135.4Wと全テスト対象内で最も多くの電力を消費し、最大67度に達したことを報告しています。

個別タイトルでみてもトップは「Ryzen 7 9850X3D」や「Ryzen 7 9800X3D」といった従来モデルとなっており、『バルダーズ・ゲート3』や『ファイナルファンタジーXIV』といった一部タイトルでどうにか2位に食い込むといった性能となっています。

一方でマルチスレッド性能では「Ryzen 9 9950X3D」より約4%、「Ryzen 9 9950X」より7.4%上回りトップを達成。レンダリングベンチマークやエンコーディングベンチマークなどではトップの性能となっているほか、チェスエンジンやコードコンパイル、また科学シミュレーションなどの場面における性能向上についても言及しています。

ただ、ネックとなるのが価格だとしており、ゲーミング性能では「Ryzen 7 9850X3D」の方が400ドル安価ながらも性能が上で、ほぼ同性能の「Ryzen 9 9950X3D」ですらおよそ250ドル程度安価な点を指摘。高度に専門化されたワークロードにおける性能を評価しつつも、「大多数の人々にはおすすめしない」という総評をまとめています。

Game*Spark K.K.

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