ASUS JAPANは17日、ゲーミングブランドRepublic of Gamers(ROG)より、独自磁気スイッチ「ROG HFX V2X」を搭載したゲーミングキーボード「ROG Falchion Ace 75 HE Gaming Keyboard」を4月24日より販売開始すると発表した。カラーはブラック・ホワイトの2色展開で、想定税込価格はいずれも3万5,180円。

「押す場所を選ばない」スイッチ設計

本製品の中核となるHFX V2Xスイッチは、ホロウスクエアステムデザインを採用する。これによりキーキャップの端部と中央部のどこを押しても均一な入力が行えるという。磁気スイッチでは従来、キー周縁部での荷重ムラや軸ブレが生じやすい点が課題とされてきたが、構造そのものから見直すアプローチを取っている。さらにXスタビライザーを内蔵し、押下時の微細な揺れも抑制できると謳う。

ポーリングレートは最大8,000Hzに対応する。これはキーボードがPC本体へ入力状態を送信する頻度を示す数値で、一般的なゲーミングキーボードの1,000Hzと比べて8倍に当たる。入力遅延は最大0.125ミリ秒まで短縮されるとしており、高ポーリングレート対応マウスと同等の応答性を持つ計算となる。入力タイミングの精度を重視する競技志向のプレイヤーには意義のある仕様だ。

ソフトウェア不要の即時調整と6層構造の打鍵感

操作面では、ラピッドトリガーの有効・無効を専用スイッチで切り替えられるほか、感度調整ホイールも本体に搭載する。いずれもソフトウェアを起動せずに操作できる点が実戦での利便性につながる。マルチファンクションボタンとタッチパネルも装備し、音量調整やメディア操作、ライティング変更もキーボード単体で完結する設計だ。

内部にはPORONフォーム3層とシリコン3層の計6層構造を採用し、振動と打鍵音を吸収するという。専用の保護キャリーケースも付属し、LANパーティーなどへの携行も想定した仕様となっている。

本製品は今年2月に発表されたROG Falchion Ace 75 HEのスイッチ別モデルに当たり、HFX V2Xへの換装が既存モデルとの主な差異となる。75%レイアウトとラピッドトリガー機能の組み合わせは、FPSをはじめとする反射速度と入力精度が勝敗を左右する競技ゲームのプレイヤーを想定した設計といえる。キーの押下均一性にこだわるプレイヤーや、既存モデルからの乗り換えを検討するユーザーにとって有力な選択肢となりそうだ。

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