写真=Epic Games

Epic Gamesが、Disneyの知的財産(IP)を活用したエクストラクションシューターを開発している可能性が浮上した。米Engadgetが10日(現地時間)に報じたもので、早ければ11月にも披露される可能性があるという。

報道によると、このタイトルはEpicが進めているDisney関連プロジェクト3本の中で、最も実現性が高い作品とみられている。

この動きは、Disneyが2024年にEpicへ15億ドルを出資して以降、初めて具体像が見えてきた案件として注目される。Disneyは当時、Epicと連携し、Disney、Pixar、Marvel、Star Wars、Avatarなどのコンテンツやキャラクター、物語を軸に、ユーザーが遊び、視聴し、買い物し、交流できるエンターテインメント空間を構築すると説明していた。

新作は、マルチプレイシューティングゲーム「Arc Raiders」に近いゲーム性を持つとされる。プレイヤーが物資を確保し、脱出地点を目指す形式で、ポストアポカリプス世界の生存者ではなく、Disneyキャラクターが敵と戦う内容になるという。

一方で、社内ではゲームメカニクスの独自性が乏しいのではないかとの懸念も出ているとされる。

それでもEpic社内では、開発中のDisney関連ゲーム3本のうち、この作品が最も実現に近いとの評価を受けているという。2本目の企画は社内評価が伸び悩み、3本目については、DisneyがEpicのリリース計画に失望したとの報告が出た後、人員や開発資源が別分野へ振り向けられたと伝えられている。

このゲームが単独の新作タイトルとして投入されるのか、それとも「Fortnite」内の新モードとして実装されるのかは、現時点では明らかになっていない。Epicはここ数年、「Fortnite」を多様なゲーム体験を内包する場として拡張し、Robloxに対抗する動きを進めてきた。

ただ、直近の人員削減の過程では、「Rocket Racing」「Ballistic」「Fortnite Festival Battle Stage」の3タイトルを終了する方針も示している。

こうした開発体制の見直しは、業績面の圧力とも無関係ではない。Epicは3月、「Fortnite」のエンゲージメント低下を理由に、1000人規模の人員削減を実施した。

現職および元Epic社員の証言として、今回の削減対象者の一部は未発表のDisney関連ゲームの開発にも関わっていたとされる。

この新作は、Disneyによる大型出資の目に見える成果となる一方、「Fortnite」のユーザー回復を狙うEpicの次の一手となる可能性がある。ただ、Disneyが当初描いた大規模なエンターテインメント空間の構想と比べると、足元の計画はより限定的に映るとの見方もある。

EpicがDisneyブランドと「Fortnite」のユーザー指標を同時に押し上げられるかが、今後の焦点となりそうだ。

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