国内男子ツアー再開直前のビッグゲーム  無料観戦できる「インターナショナルシリーズ・ジャパン」はここを見ろ!

インターナショナルシリーズジャパン(カレドニアンGC)/(提供写真)

 国内男子ツアーは3月5日に豪州で開幕した。その後、1カ月以上のブランクを経て、9日に国内開幕戦の東建ホームメイトカップ(三重県)が初日を迎えるが、2日からアジアンツアーの「インターナショナルシリーズ(INS)・ジャパン」が、今年も千葉県のカレドニアンゴルフクラブで開催される。

 INSとは、2022年にLIVゴルフとの提携により創設され、アジアンツアーの上位大会として位置づけられている。5年目の今年は日本で開幕し、シンガポール、ベトナム、モロッコ、インド、中国、フィリピン、香港で行なわれ、最後はサウジアラビアでの戦いで幕を閉じる。各試合の賞金総額は200万ドル(約3億1600万円)、優勝36万ドル(約5688万円)だが、最終戦の賞金総額は500万ドル(約7億9000万円)、優勝は100万ドル(約1億5800万円)とビッグだ。

 今大会は、LIV、アジアンツアー、日本ツアーの選手が参戦。国内外の強豪がしのぎを削る。選手は賞金以外に、順位によるポイントも多く獲得したい。ポイントレースの上位2人は、翌年のLIVゴルフの出場権が与えられるからだ。昨年2位の浅地洋佑は、今季から高額ツアーのLIVでプレーしている。

 国内ではなかなか生観戦できない規模の大会を「今年は現地で取材する」という宮崎紘一氏(ゴルフジャーナリスト)がこう言う。

「会場は、経営会社の早川治良会長が日本のゴルフ界のことを考え、コストを度外視してマスターズと同等の14フィートの超高速グリーンが自慢です。ゴルフは『コースが人を育てる』と言いますが、一般的なコースでは、日本人のレベルが上がらないという考えから、1年を通して高速グリーンを維持している。設計は、日米で200コース以上を手がけたJ・M・ポーレット。彼は二者択一の原則を重視し、危険を承知で攻めるか、手堅いルートで行くかをプレーヤーに問いかけるのが基本ですから、選手のレベル差がよくわかる」

 宮崎氏は続ける。

「斜めに置かれた横長グリーンの右手前に大きな池とビーチバンカーを絡ませた18番パー5は、左から攻める安全ルートと、リスク覚悟の池越えの攻め方があり、その典型です。ここの18ホールはそれぞれに特色があり、飛距離にもよるが、LIVやアジアンツアーで世界を転戦するプロと日本の選手の攻め方の違いやパッティングの技術を比較するには絶好の機会。昨年優勝したL・ハーバートは3年前、J・ニクラウスが設計したPGM石岡GCでの欧州ツアーでも勝っている。リスクを恐れない勇気あるショットが印象的でした」

 ちなみに、今大会の予選ラウンド2日間は入場無料(https://www.asoview.com/channel/tickets/Ql1ekiJyFS/から登録)。大会中はJRと京成線の成田空港駅(第1ターミナル)から会場まで無料のシャトルバスが運行される。ゴルフファンは足を運んでみてはいかがか。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、近頃はスポーツ中継の有料化が進んでいるが、特にゴルフに関しては「課金してもこんなもん?」と満足感に欠けるファンが多いのではないか。ゴルフジャーナリストの宮崎紘一氏はその理由を「ファン目線に立っていない」と指摘する。いったいどういうことか。

●関連記事 【もっと読む】ファン目線に立っていない有料ゴルフ中継の「物足りなさ」 では、それらについて詳しく報じている。

Write A Comment