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2026年3月23日

 

スタンダード

パイオニア

モダン

レガシー

ヴィンテージ

パウパー

アルケミー

ヒストリック

タイムレス

ブロール

 制限カード、禁止カードのフォーマット別一覧はこちら。

 ゲーマーの皆さん、こんにちは!

 私はカルメン・クロンペアレンズ/Carmen Klomparens。マジックのプレイ・デザイン・チームに所属する上席ゲーム・デザイナーです。今回は2026年2回目の禁止制限告知となります。今年最初の告知では、テーブルトップの60枚構築フォーマットは安定していることをお伝えし、MTGアリーナの方はリフレッシュを行うことをお知らせしました。本日の告知は私たちの現在の取り組みに沿ったものであり、ここ数年よりも前の告知に近いものとなります。つまり私たちが必要に応じて行動を起こせるよう、こまめにフォーマットを確認するための機会です。

 なお今回の変更については、太平洋時間3月24日10時(日本時間26時)よりtwitch.tv/magicでの公式配信(英語)でも詳しくお伝えします。それでは早速、各フォーマットの現状を見ていきましょう。

スタンダード

(この項はジェイディーン・クロンペアレンズ/Jadine Klomparensよりお送りします。)

 前回の禁止制限告知以降も引き続き、スタンダードは多様で健全なフォーマットであると見受けられます。新たな技術が発見されるたびにデッキの使用率や勝率が上下する様子が観測されてきました。現在のスタンダード環境には、明確な勝者と言えるデッキや戦略はありません。

 全体像としては、プロツアー『ローウィンの昏明』後の形が維持されています。緑ベースの「アナグマモグラの仔」デッキに対し、青や黒、赤を中心にしたさまざまなデッキが豊富な除去と攻撃的な戦略で戦うという構図です。アグロ・デッキやコンボ・デッキが数多く存在し、それぞれが浮き沈みを体験しながらも勝利を目指してしのぎを削っています。

 しかしさまざまなデッキが織りなす環境の細部を見れば、スタンダードには大きな変化が起きています。以前このフォーマットのお話をした際に、「アナグマモグラの仔」デッキは《》でデッキを動かし、《》でゲームを決めるとご紹介していましたが、時代は変わったのです。


John Puglisi Clark – 「Mono-Green Landfall」

Magic Spotlight: Teenage Mutant Ninja Turtles / スタンダード(2026年3月7日)[MO] [ARENA]


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 「アナグマモグラの仔」系で最も多くの使用者を集めるデッキの座には、「緑単上陸」がつきました。「緑単上陸」では、干渉手段が豊富なデッキを倒すことを念頭に《》の使い方を変えています。本格的な「上陸ビートダウン」戦略をとるこのデッキは無視できないさまざまな脅威を取り揃え、対戦相手の除去に高負荷をかけていきます。さらに「プロツアー『ローウィンの昏明』」で準優勝を記録した「ティムール調和者」デッキの屋台骨となる《》と《》の強力なデュオも搭載しています。

 『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』はスタンダードのメタゲームに激変を起こすには至らなかったものの、既存のデッキに新たなツールをもたらしました。例えば次のような形が登場しています。


Brian Zeng – 「Rakdos Rummaging」

Magic Spotlight: Teenage Mutant Ninja Turtles / スタンダード(2026年3月7日)[MO] [ARENA]


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 「ラクドス・ディスカード」デッキは以前からスタンダードで姿を見せていましたが、《》の登場により一気に使用者数を増やしました。「Magic Spotlight: Teenage Mutant Ninja Turtles」ではトップ8入賞を果たしており、今後もスタンダードの発展とともに成功を収める姿が見受けられると予想されます。

 スタンダードの項を締めるにあたり、ここで改めて、現行のスタンダードはメタゲームの観点で見れば多様性にあふれているものの、依然として改善の余地はあるということをお伝えしておきたいと思います。環境の速度は私たちが目指すところよりも速く、ゲームの早すぎる段階でプレッシャーをかけすぎるデッキも存在しています。この状況については、かねてよりプレイ・デザインが今後のセットで改善できるよう心に留めて取り組んでいるところです。建て付けは着実に良くなってきており、私たちはスタンダードの未来に大いに期待しています。

 それはそれとして、現在のスタンダードもまた非常に楽しく、多様性にあふれ、人気を集めています。来月発売の『ストリクスヘイヴンの秘密』がどのような新展開を見せてくれるのか、楽しみにしています。

パイオニア

(この項はカルメン・クロンペアレンズよりお送りします。)

 パイオニアは特殊な状況になっています。総じて見ると、赤がさまざまなアーキタイプにわたって私たちが望むより高い割合で使用されているものの、それらのアーキタイプ自体の使用率はいずれも許容範囲内です。「赤単アグロ」や「イゼット講義」、《》を用いる「果敢」デッキ、それから「孤光のフェニックス」デッキに対する感覚についてはここ数回の告知においても少し触れてきましたが、これらのデッキはいずれも、強力なデッキに予想される成功をしっかり収めています。あなたのお気に入りの色が赤でも青でもないなら、2種類の墓地利用コンボ・デッキの中核をなしている《》はいかがでしょう。「脂牙」デッキにはオルゾフとアブザンのバージョンがあり、それぞれに強みと弱みがあります。


LasVegasChaos – 「Orzhov Greasefang」

Pioneer Challenge 32 / パイオニア(2026年3月6日)[MO] [ARENA]


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 「オルゾフ脂牙」は、ディスカードを重視したミッドレンジ・デッキにコンボを添えた形。《》のようなカードは、《》や墓地シナジーを絡ませることでカードを捨てることはコストであるという従来の概念を変えます。その一方で……


Danielpena397 – 「Abzan Greasefang」

Pioneer Challenge 32 / パイオニア(2026年3月9日)[MO] [ARENA]


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 こちらがアブザンのバージョンです。カードを引いたり捨てたりに傾倒するのではなく、緑を加えることで墓地利用コンボ・デッキとしての面に集中した形です。《》と《》は、このデッキの中核をなすコンボを安定させます。

 どちらの「脂牙」デッキも成功を収めていますが、それは私たちがこのフォーマットは健全だと判断する範囲内です。MTGアリーナのデータを見るに、メタゲームの最上位に位置するデッキに使用率10%を超えるものは観測されていません。Magic Onlineにおいても、「Challenge」イベントのトップ8にはさまざまなデッキの姿が見受けられます。現在のパイオニアでは確実に成功を掴めるデッキはほとんど定義されておらず、プレイヤーそれぞれが自分の好きな戦略を選び、長期的に成功を収められる環境なのです。

 「本当に?」と思った方は、ぜひ実際に試してみてください。

モダン

(この項はカルメン・クロンペアレンズよりお送りします。)

 ローテーションなしのフォーマットの状況を振り返ってみると、モダンは引き続き活況であることが見受けられます。前回このフォーマットに触れたときは、新しいセットのカードがこのフォーマットに影響を与え、過去のアーキタイプを活性化させているという話をしました。それはある「Modern Showcase Challenge」の後のことです……


Lord_Beerus – 「Sultai Living End」

Modern Showcase Challenge / モダン(2026年3月1日)[MO] [ARENA]


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 『ローウィンの昏明』は、「死せる生」の構築を一変させました。《》の登場により、このデッキは《》まで「続唱」する手段を多く採用する必要がなくなっています。墓地を肥やす手段と《》を探す手段という2つの役割を《》が果たしてくれるのです。このカードはまた、このデッキが妨害やより速いコンボに直面した際にも、対応手段が詰まったツールボックスとして優れています。さらに、墓地対策に対してもより堅実なゲームプランをもたらし、旧バージョンの「死せる生」デッキに見受けられたような、ゲームが長引いた場合に大型クリーチャーをそのまま唱えるというプランをより確実に遂行できるようになっています。墓地対策に対する手段といえば、{U}{U}で2体のクリーチャーを墓地に置ける《》はメインデッキから4枚採用ものの素晴らしいカードですが、緑マナのモードもまた、《》系デッキがメインから採用する対策の多くを取り除くことができる点も最高です。

 オンラインのメタゲームでは「ボロス・エネルギー」の使用率が望ましい範囲よりもわずかに高い数値を示していますが、その値は昨年1年を通して上下しており、ローテーションなしのフォーマットにおいては健全な動きをしているように見受けられます。次のモダンRCQシーズンを迎えるにあたり、私たちはメタゲームの発展に注目し続けるつもりです。「アミュレット・タイタン」がモダンの各種イベントへ与える影響も注視していきます。繰り返しになりますが、私たちは現在のモダンを健全で楽しいフォーマットだと考えており、どうしても必要な場合以外は行動を起こすつもりはありません。また今年は、このローテーションなしフォーマットでのイベントの成功に万全を期したいと私たちは考えています。幸いにも、今のところは順調に進んでいると言えるでしょう。

レガシー

(この項はカルメン・クロンペアレンズよりお送りします。)

 人生には「絶対に避けられないもの」が2つあると言います。


l337erhosen – 「Death and Taxes」

Legacy Showcase Challenge / レガシー(2026年2月15日)[MO] [ARENA]


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1 《》(相棒)

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 先月の「Legacy Showcase Challenge」は「デス&タックス」が制し、このフォーマットの頂点に立つ「ディミーア・テンポ」のメタゲーム上のシェアや勝率の低下も観測されています。また「Oops! All Spells」も、レガシーのメタゲームに対する回答が合ってくるにつれて勢いを落とし始めています。このフォーマットのゲームがよりフェアな方向へ変化していく様子を見ることができて、私たちは大いに喜んでいます。その傾向を実感できる要素の1つとして、レガシー全体で《》がより妥当な選択肢になりつつあることが挙げられます。また、モダンの「ボロス・エネルギー」を彷彿とさせる白のクリーチャーベースのアグロ・デッキも成功を掴み始めています。


LucasG1ggs – 「Mardu Energy」

Legacy Showcase Challenge / レガシー(2026年3月15日)[MO] [ARENA]


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-クリーチャー(25)-
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-呪文(12)-

 
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 このデッキにはモダンをよくプレイしている方にはお馴染みの脅威が数多く採用されており、それを《》や《》のようなレガシーならではのパワフルな妨害手段でバックアップします。正直なところ、レガシーのゲームにおいて《》がフェア戦略の中で使われる姿を再び目にできるとは……興奮を抑えられません。

 《》バイアスはさておき、現在のレガシーはいまだ最終結論に至っておらず、プレイヤーたちはそれぞれの旅を楽しんでいるように見受けられます。上位入賞デッキはイベントごとに異なり、さまざまなアーキタイプやデッキが次々と脚光を浴びています。このフォーマットの次の展開から目を離せません。

ヴィンテージ

(この項はカルメン・クロンペアレンズよりお送りします。)

 ヴィンテージは、私たちがエターナル・フォーマットの理想と考える状態にあります。このフォーマットは現在、《》、《》、《》、《》、そして「イニシアチブ」デッキという明確な柱を中心に、その他のアーキタイプも散見される状況です。柱となるアーキタイプは、それぞれのデッキや対策カードの構成などに応じて毎週のように勝者が入れ替わっています。しかし話題の中心は上位デッキが多くを占めているものの、新たなデッキを構築する余地や使用者数の少ないデッキが輝けるチャンスもあります。さらに、ここ1年ほどの間に新戦力が次々と登場し、さまざまなアーキタイプに新たなツールがもたらされ、デッキ構築の新たな可能性が広がっています。

 現在のヴィンテージは実に素晴らしいフォーマットであり、私たちは今後の展開にも心強さを感じています。

パウパー

(この項はガヴィン・ヴァーヘイ/Gavin Verheyよりお送りします。)

 全体的に見て、パウパーはかなり健全な状態を保っている。私は「パウパー・フォーマット委員会」の一員としてパウパーの状況を観察し続けてきたけれど、「テラー」デッキはここしばらく優れたデッキの一角としての存在感を発揮し続けているものの、これまでのところは私たちが行動を起こすラインを越えていない。依然として私たちが最も注視しているデッキではあるけどね。

 とはいえ『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』でいくつか注目のカードが登場し、風景は少し変わっているように見受けられる。特に目立つのは、2つの新戦力だ。


LEANDROFLORESTA – 「Mono-White Aggro」

Pauper League / パウパー(2026年3月12日)[MO] [ARENA]


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-呪文(13)-

 
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-サイドボード(15)-


 《》は、横に並べたトークンを大ダメージに変換できる強力なツールを攻撃的なデッキにもたらした。これは白の攻撃的なデッキに見受けられるだけでなく、「エルフ」デッキにタッチして一気にゲームを決める姿も観測されている。このカードの隆盛には特筆すべきことがある。これを採用する白の攻撃的なデッキは伝統的に「テラー」デッキに有利であり、メタゲームの形を変え得るのだ。

 《》はサイズが大きくコストも軽い《》ということで、「親和」デッキの新たなツールとなっている。《》もときおり「親和」デッキに採用されていたが、こちらは大幅なアップグレード版であり、ゲーム序盤から強力な攻勢を仕掛けることができるだろう。


Sato Yuji – 「Affinity」

God of Pauper / パウパー(2026年3月7日)[MO] [ARENA]


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-土地(19)-

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-クリーチャー(15)-
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-呪文(26)-

 
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 パウパーには他にも基準を逸脱した強力なカードがあふれているため、《》による「親和」の強化も想定範囲外のものではない。事態がよほど悪化しない限りは、このカードを禁止することはないと思う。しかしながら、ここで触れておきたいことがある。このコモンはテーブルトップでは「Turtle Team-Up」でしか手に入らず、今後も定番として使われ続けるであろうカードとしては、決して理想的な状況とは言えないだろう。また、デッキをキラキラに飾りたい人のためのフォイル仕様のバージョンも存在しないから、そこは注意してくれ!

 これについて、デジタル・プレイヤーには朗報がある。パウパーが多くプレイされているMagic Onlineを運営するDaybreak Gamesとの協議の結果、4月1日より「Treasure Chest」からの《》の出現率を上げてくれることになったぞ! これで、このカードを入手しやすくなるはずだ。

 それからMagic Onlineといえば、3月25日に開幕する新たなMOCSシーズンではパウパーにスポットが当たる。今後のメタゲームの展開を楽しみにしているよ!

 これを書いている時点では2026年最初の「Paupergeddon」はまだ開催されていない。でも今回の告知記事が公開される頃には閉幕しているだろうから、しっかり時間をかけて結果を精査したい。

 最後に、もしかしたらどこかで話したことがあるかもしれないけれど、私たちは《》の試験的な禁止解除を検討している。このカードが禁止されて以来、パウパーは大きく変化した。遅いドロー・エンジンなら、現在のデッキに簡単に対応できることはないはずだ。このカードを禁止解除すれば、遅いデッキが使えるツールが増えるかもしれない。とはいえ当時は信じられないほど強力だったから、試験的な禁止解除には慎重に取り組んでいくつもりだ。君はどう思う? ぜひ意見を聞かせてくれ。

 これからもパウパーを楽しんでほしい。みんなの意見を待っているよ!

アルケミー

(この項はダニエル・スー/Daniel Xuよりお送りします。)

 前回の更新以来、BO3のランク戦アルケミーでは「イゼット講義」や「アゾリウス・バード」、「緑単ウロボロイド」、そして「ドラゴン」系デッキがメタゲームの上位を占めています。一方でBO1のアルケミーは、より多様な環境になっています。明確な異常値を示すデッキはなく、『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』のカードや再調整カードを中心にした構築も研究が進められています。私たちは、BO1における「水中の精緻」デッキ(《》と《》、《》を組み合わせたデッキ)を注視していますが、現時点では行動を起こすほどの安定性を有してはいないと考えています。

 私たちは今年も1年を通して、必要に応じて再調整を行っていくつもりです。メタゲームが固まれば劇的な変化が起こると思われますので、ご期待ください。

ヒストリック

(この項はダニエル・スーよりお送りします。)

 私たちは、2月の禁止制限告知に対するヒストリックの反応に満足しています。前回の更新以降、BO3では「ジャンド」や「ディミーア」のような干渉手段を豊富に持つデッキが上位へ躍り出て、有効な戦略の幅が以前よりもずっと広がりました。禁止解除によりこのフォーマットにおける回答の対応範囲が広がり、「リアニメイト」や「ヴァラクート・コンボ」のようなコンボ・デッキにしっかり対応できるようになっています。《》と《》による影響も観察してきましたが、メタゲームの上位では《》や『指輪物語:中つ国の伝承』の基本土地サイクリングを持つカードをマナ・ベースへ柔軟に組み込むことでうまく適応しており、これら「血染めの月」搭載クリーチャーたちもメインデッキ採用の選択肢としては人気を落としています。現時点では、それらは強力な基本でない土地に対する明確かつ実用的なサイドカードという本来の意図に沿っていると、私たちは感じています。


Altheriax – 「Naya Food Chain」/ ヒストリック[MO] [ARENA]


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 さて『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』にて、ヒストリックに《》が導入されました。今思えば、これは失敗でした。《》と《》で好きなだけ3/1のクリーチャーを生成できるコンボが成立することを、私たちは見落としてしまったのです。競技の舞台でこのコンボを用いるデッキはまだ試行錯誤の段階ではあるものの、すでにBO3のヒストリックでは使用率・勝率ともに最上位に近い数値を記録しています。3ターン目に安定、2ターン目にもかなりの頻度で決まるコンボを擁するデッキがそのような数値を記録するのは、決して私たちの望むところではありません。コンボの完遂にフラストレーションを起こすようなデジタル上の操作が求められるなら、なおさらです。また、私たちの理念として、2ターン目に決まるコンボはヒストリックで使用できる戦略からは外し、タイムレスの特色にしておきたいと考えています。以上の理由から、《》は禁止となります。

タイムレス

(この項はダニエル・スーよりお送りします。)

 《》の制限により、タイムレスで有効な戦略の門は広く開け放たれました。ランク戦の先頭には「マルドゥ・エネルギー」が躍り出ましたが、「実物提示教育」や「リアニメイト」、「赤単ストンピィ」もそこへ食らいついています。これらメタゲーム上位のデッキに明確な異常値を示すものがないことは、フォーマットの健全さを感じられて心強く思います。《》は依然として多く使われているものの、このカードをエンジンに据えるデッキは数を減らしています。現在のメタゲーム状況はタイムレスの基準で見れば健全であると私たちは考えています。

ブロール

(この項はダニエル・スーよりお送りします。)

 『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』にて、ブロールにエキサイティングな新統率者がやってきました。《》は人気ランキングの上位へ登っており、《》や《》も後に続いています。私たちは引き続き、セットがリリースされるたびにマッチメイキングを更新し、皆さんが適切な相手と対戦できるように取り組んでいきます。ブロールの競技イベントについても、次回の計画が最終段階に入っていますので、近日中の発表をお楽しみに。

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