レノボはモジュール式ポートにも挑戦している。旅行先でHDMIが必要なら、そのモジュールに差し替えればよい。USB-Cが必要なら、そちらに交換することもできる。さらに、各ポートのモジュールを本体の左右どちら側に配置するかも選択可能だ。もっとも、モジュール式ポートを披露したのはレノボが初めてではない。Frameworkはすでに、修理しやすさが特徴のノートPCで同様の仕組みを提供している。

全体として十分に洗練されており、すぐにでも生産段階へ移れそうな印象を受けた。実現を期待したいところだ。

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「Legion Go Fold Concept」は、展開することで縦方向の表示領域を拡張できる折り畳み式ディスプレイを採用している。

Photograph: Julian Chokkattu携帯用ゲーミングPC

続いては「Legion Go Fold Concept」だ。レノボはすでに「Legion Go」シリーズの携帯ゲーム機を展開しているが、この個性的なコンセプトモデルでは携帯ゲーム機を小型ノートPCのようにも使えるようにした。それを可能にしているのが、7.7インチの折り畳み式有機EL(OLED)ディスプレイである。

コントローラーを左右に装着すれば、大きな画面を備えた標準的な携帯ゲーム機のように見えるが、上部を展開すると画面は11.6インチまで拡張できる。この向きではやや上部が重く、バランスが悪いものの、画面の下半分にゲームを、上半分にDiscordなどのアプリを表示するといった使い方が可能だ。さらに、コントローラーを取り外して画面を横向きにし、再び装着すれば、大画面の携帯ゲーム機として楽しめる。

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上部の重さが気になる場合は、横向きに切り替えて大画面でのゲームプレイができる。

Photograph: Julian Chokkattu

それだけではない。コントローラーを取り外し、11.6インチの画面を専用のキーボードカバーに載せれば、全体がコンパクトなWindows搭載ノートPCへと姿を変える。さらに、コントローラー同士を接続するプレートも用意されており、一般的なゲーム機用のコントローラーのようにも使える。任天堂のJoy-Conを標準的なコントローラーに変換する仕組みとほぼ同じだ。

理にかなった設計である。ValveのSteam DeckやNintendo Switch 2を除けば、多くの携帯ゲーム機はWindowsを搭載しており、外出先でもPC環境を利用できるのだ。ただし、携帯機でのWindows体験は、ゲーム以外の用途ではあまり快適とは言えない。実のところ、ゲームの体験自体もそれほど優れているわけではない。

このコンセプトモデルは、高性能なゲーム機を仕事上の軽い作業にも使えるマシンへと変えようと試みている(あるいは、マウスとキーボードを使って、ファーストパーソンシューティングゲームをより正確にプレイするためのものだ)。ノートPCと携帯ゲーム機を別々に持ち歩く必要はなくなる。

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