9月25日から9月28日まで幕張メッセで開催されているイベント「東京ゲームショウ2025」のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)ブースにて、10月2日に発売が予定されているPS5用アクションRPG「Ghost of Yotei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)」の試遊展示が行なわれている。

 本作は、「Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)」の続編にあたるタイトル。前作から329年後の蝦夷地(現在の北海道)にある羊蹄山周辺を舞台に、主人公・篤が「羊蹄六人衆」へ復讐を果たすという物語が展開される。

 「東京ゲームショウ2025」での試遊時間は15分程度。冒頭3分間でざっくりとしたストーリームービーが流れ、その後は時間いっぱい、自由にプレイを楽しめる。

 「東京ゲームショウ2025」のビジネスデーとなる初日に実際にブースで試遊できたので、簡単ではあるがゲームのスクリーンショットと共に紹介したい。

ワンボタンで過去と現在を行き来可能! 篤の幼少期と現在を切り替えて操作できる

 本作の物語は、主人公・篤による、6人の敵キャラクター「羊蹄六人衆」への復讐劇が描かれる。篤の過去に一体何があったのか、これを紐解いていくことがゲームを進めるうえで非常に重要なポイントとなっているのだ。

 ゲームは寂れた小屋の前からスタート。どうやらここは篤が暮らしていた家のようだが、建物は崩れ、人が住んでいる気配はない。ここで、「コントローラーのタッチパッドを長押し」というゲームのガイドが表示されたので指示に従ってみると、なんと篤が幼い姿に。さらに、崩れていた家はすっかりきれいになっており、何やら人の気配も感じる。

 本作では、篤の“記憶”がある場所でこのようにコントローラーのタッチパッドを長押しすることで回想に入り、幼少期の篤として周辺を探索できるのだ。回想に登場する人物とは会話もでき、当時の暮らしぶりを伺うことも可能。今回の試遊で確認できたのは他愛もない会話程度のものだったが、場面によってはゲームを進めていくうえでのヒントだったり、需要なキーワードなどを発見できるかもしれない。

 なお、回想から現在に戻りたい場合の操作も同様にコントローラーのタッチパッド長押し。プレイして驚いたのが、この過去と現在の切り替わりがかなりスムーズなこと。エフェクトが一瞬発生する程度で、ロードなどは発生せず、一瞬で篤の姿、そして辺りの背景が様変わりするので、かなりテンポがよくストレスがない。この辺りの工夫も、ゲームの没入感を高めてくれる要因の1つだと感じた部分だ。

今回の試遊では寂れた廃屋の目の前からスタートここでコントローラーのタッチパッドを長押しすることで瞬時に回想へ。幼少期の篤を操作することができる広大なオープンワールドを自由に探索! 馬で駆ける気持ちよさや背景に美しさに感動

 回想を体験した小屋からすぐ外に出ると、目の前には広大な草原が広がっている。馬を呼び出すコマンドのガイドが表示されたので、さっそく馬に騎乗し、遠くに煙があがっている場所を目指してみた。

 まず目を惹くのは景色の美しさ。草花が風になびいたり、鳥たちが飛び立ったりと、本作の舞台である羊蹄山の大自然が見事に再現されているのを感じることができるので、つい色んなところを探索したくなってしまう。

 旅の目的地はマップなどで確認もできるのだが、広大なフィールドを自由に探索できるというのは本作の魅力の1つ。行く先々で出会う人物と会話をすることで新たなクエストが発生したり、時には戦闘が起こることなどもあり、今回の試遊でもそういった自由なゲーム性を体験できたので、試遊を予定している方もぜひお試しいただきたい。

本作の魅力の1つが圧巻の美麗グラフィックスで描かれる舞台。ぜひ一度体験していただきたい緊迫感と爽快感がたまらなく面白い剣戟アクション

 馬で草原を駆け回っていると、野党と遭遇し戦闘に。基本的な戦闘アクションは□ボタンの速打と△ボタンの強打で攻撃、×ボタンで回避といった、前作「Ghost of Tsushima」と同様。試遊で用意されている武器種は刀のほか、槍、鎖鎌などもあったようだが、筆者はプレイに夢中でこれに気づかず、刀のみでひたすら応戦してしまったのは少し後悔。とはいえ、直感的なボタン連打で敵を斬り倒していく爽快感は十分に堪能できた。

 一方で、今回体験できた戦闘場面では盾を持った敵の姿などもあり、闇雲に刀を振っただけでは防がれてしまい倒すことができず、相手が攻撃を空振ったところに合わせて一撃を入れたり、回避を駆使して背後や側面か攻撃していくといった戦法が必要な場面も。

 また、敵との戦闘は多人数を相手にすることが多く、いかに攻撃を喰らわないかの立ち回りも非常に重要。背後からの攻撃などでヘタをするとすぐにやられてしまう緊迫感もあるので、こういった絶妙なバランスの戦闘の面白さも、短い時間ながら楽しめたのは嬉しかった。

武器は刀のほか、槍、鎖鎌など様々な種類が用意されている敵キャラクターもクセモノ揃い。物語はもちろん、濃厚な剣戟アクションもぜひ堪能してほしい

 さて、今回は「東京ゲームショウ2025」のソニー・インタラクティブエンタテインメントブースで体験できた試遊について簡単に紹介した。プレイできたのはあくまで試遊バージョンで、製品版とは異なる部分があるかもしれないが、短い時間ながら、その世界観や映像美、本作ならでは剣戟アクションなどを楽しめた。

 試遊については事前予約が必要で、残念ながら予約受付は既に終了。予約済みの方はぜひ楽しんでいただきたいし、今回試遊が叶わなかったという方も、ソニー・インタラクティブエンタテインメントでブースでは様々な展示も用意されているので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。

 「Ghost of Yotei」は10月2日発売予定。製品版をプレイするのが今から楽しみだ。

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