資生堂は、グローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」とsteAmが共催する「STEAM Girls Award」の入賞8グループを決定した。このアワードは、日本の女子小学生・中高生を対象に、STEAM分野(科学、技術、工学、芸術、数学)における創造的な探究活動を支援するもの。8月8日には、大阪・関西万博で入賞者の表彰とポスター発表が行われた。

 参加者は3つのテーマから1つを選び、自身のアイデアを表現する動画を応募した。審査基準には好奇心、創造性、プロセス、影響力、プレゼンテーション力が含まれ、総合的な評価を行った。審査委員長の中島さち子氏は、応募作品の「多様なワクワクと独創性」を高く評価し、探究を続けることの重要性を伝えた。

 優秀賞を受賞した8作品は、防災、環境、食の安全など幅広いテーマを扱っており、「命の語り部 プロジェクト」や「海底お掃除ロボット ダイオウグソクリン」、「雑草から作るポリポット」などが発表された。

 受賞者たちにとっては、資生堂茨木工場の見学や万博での発表を通じて、自身の可能性を広げる貴重な機会になった。

 また資生堂にとっても、「若い世代の探究心と創造力が、社会をより良くする可能性を秘めていることを証明する貴重な機会になった」(同社)という。

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