「Baldur’s Gate III」

今年4月の最終コンテンツアップデートを経て、先日公式MODツールキットの機能拡張がアナウンスされた傑作「バルダーズ・ゲート3」ですが、昨晩Larian Studiosが突如本作の第34弾Hotfixの配信を開始し、Steam Deck向けのネイティブ動作を実現したことが明らかになりました。

今回の改善は、これまでSteam DeckのProton互換レイヤーで動作していた「バルダーズ・ゲート3」にSteam Deckネイティブビルドを用意したもので、これによりSteam Deck動作時のCPU使用率やメモリ消費を全体的に抑えることができるほか、この実装により全対応プラットフォームのストリーミング技術が改善されたことから、既存のPC/コンソール版においても、Act3に代表される密集エリアのフレームレート低下が軽減されるとのこと。

なお、Steam DeckのProton版とネイティブ版では、セーブデータの保存場所が異なることから、自動移行にはSteamクラウドセーブを有効化しておく必要があるほか(※ 手動移行はデスクトップモード経由で可能)、MODについてはLarianアカウントにログインし、mod.ioに接続しておくことで、移行時に自動でダウンロードされます。(こちらもデスクトップ経由で手動移行可能)

また、今回のHotfixにはXboxで生じていた幾つかのクラッシュ解消をはじめ、幾つかの小規模な修正が含まれています。

余談ながら、Swen Vincke氏によると、今回のSteam Deckネイティブ対応は、Larian Studiosの情熱的なエンジニアがたった1人で就業時間外に作業を始めた試みから実現したもので、余りに動作が良好だったことから、スタジオがこの試みを全面的に支援し、正式リリースを決定したとのこと。

スパイク・チュンソフト

Write A Comment

Exit mobile version