U.23ベトナムのように安定
2026年AFC U23選手権決勝への切符を獲得したキム・サンシク監督率いるU23ベトナム代表は、幸福な日々を延ばすことができた。
2025年のU.23東南アジア選手権以来、キムコーチの教え子たちは7連勝を達成している。U.23ベトナムは、U.23ラオス（3-0）、U.23カンボジア（2-1）、U.23フィリピン（2-1）、U.23インドネシア（1-0）、U.23バングラデシュ（2-0）、U.23シンガポール（1-0）、U.23イエメン（1-0）に勝利した。
U.23ベトナム（赤シャツ）が2026年U.23アジア選手権に出場
7勝、12得点、2失点、5失点。予測不可能な要素が多いユースサッカーのフィールドにおいて、若いチームとしてはポジティブな数字と言えるでしょう。U-23ベトナム代表は7試合を、なんと7つの異なるメンバー構成で戦いました。キム・サンシク監督はメンバー構成を固定せずローテーションさせていましたが、それでも試合の質は安定しており、キム監督の哲学が主力選手だけでなくチーム全体に「浸透」していることが伺えます。
さらに重要なのは、U.23ベトナムは目立った試合はなかったものの、高い集中力と相手のミスを突くことで勝利の道を知っていたことだ。
攻撃がまだ完了していないときは、防御が信頼できる盾となり、U.23ベトナムが確実に負けないようにします。
キム・サンシク監督は、リー・ドゥックやヒュー・ミンといった背が高く、競争心があり、理解力のあるセンターバック陣を擁し、堅固で多層的かつ堅固な守備を構築しているため、ゴールキーパーのチュン・キエンのゴールを破ることは多くのチームにとって難しい問題となっている。
懐疑心に苦しんだ集団の中に、徐々に「勝利のDNA」が形成されつつある。
U.23ベトナムは試合ごとに強くなってきています。
キム・サンシク監督は、（２大会を経て）人間的資質、プレースタイルへの対応力、選手たちの気概など基本的な考えが固まった今が、第３３回東南アジア競技大会に向けて準備する「黄金の」時期だと強調した。
SEAゲームズへの野望
キム・サンシク監督とチームの次の挑戦は東南アジアで続くことになるが、そこではU.23タイ、U.23マレーシア、U.23インドネシアなどの対戦相手がいずれも下降傾向にある。
U.23タイは、U.23マレーシアを破るのに90+2分にカカナがゴールを決めるまで待たなければならなかったが、こうして2026年AFC U.23選手権への「息詰まる」切符を獲得した。
黄金寺院の国タイの若いチームは、依然としてプレーをコントロールし、ライン全体にショートパスを繋ぐという哲学を維持している。しかし、2013年から2017年の黄金時代と比べると、タイの若き才能はもはやチャナティップ・ソンクラシンやティーラトン・ブンマタン世代ほど特別な存在ではない。
U-23タイ代表のコントロールされたスムーズな攻撃スタイルは、もはや東南アジアの選手たちを警戒させるものではない。インドネシア、マレーシア、ベトナムといった対戦相手がフィジカルの強さと守備の規律を着実に向上させている一方で、若いタイ代表はそれほど変化していない。
U.23タイ代表は、古き良きプレースタイルと哲学を踏襲したまま、8年連続で東南アジア競技大会（SEA Games）の優勝を逃し、U.23東南アジアの王座も逃しています。U.23アジアでは、グループステージでしばしば「落馬」を繰り返しています（2020年のみ準々決勝に進出）。2025年のU.23東南アジア大会では、準決勝でU.23インドネシアにPK戦の末に敗れました。
U.23インドネシア（白シャツ）とU.23タイはともに苦戦した。
写真：ドン・グエン・カン
U.23マレーシア代表も衰退傾向にあり、その直近の証拠として、2027年アジアカップ予選に出場するために、マレーシア代表は欧米の選手を次々と招聘せざるを得なくなっています。マレーシアの若い世代は深刻な衰退を見せており、もはや代表チームに優秀な選手を輩出できていません。
2026 AFC U23選手権予選の3試合を終えて、U.23マレーシアはわずか3ポイントしか獲得しておらず、U.23イラクやU.23オマーンと同じ「死の組」で5ポイントを獲得したU.23カンボジアよりもさらに少ない。
U.23インドネシアは東南アジア競技大会のディフェンディングチャンピオンだが、2025年東南アジアU.23選手権決勝でU.23ベトナムに敗れ、この島国出身のチームは現実に引き戻された。2026年アジアU.23予選では、U.23ラオスとの0-0の引き分けなど、U.23インドネシアの成績は振るわなかった。
インドネシアのユースサッカーは、2024年AFC U-23選手権で準決勝進出という奇跡的な成績を残して以来、低迷している。イェンス・ラヴェンやラファエル・ストゥリックといった若き才能は、東南アジア競技大会前に解任される可能性が高いジェラルド・ファネンブルグ監督の指導の下、成長の兆しを見せていない。
インドネシアのユースサッカーは、質の高いトレーニングにもかかわらず、規律と指導力が欠如している。U.23マレーシアと同様に、U.23インドネシアの選手たちも、帰化選手の急増により代表チームでの地位を失っている。
したがって、U.23ベトナムは依然としてSEA Games 33の金メダルの最有力候補である。あとは、キム監督率いるチームが自らの実力を超えられるかどうかにかかっている。
出典: https://thanhnien.vn/u23-viet-nam-se-cuc-hay-o-sea-games-33-sang-cua-doat-hcv-18525091111081384.htm