スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、FGO)は、2015年7月30日のサービス開始から本年で10周年を迎えた。
この大きな節目を祝うべく、ゲーム内では毎年恒例のアニバーサリーとして新サーヴァントの実装や各種イベント、聖晶石の配布や1日1回の無料のストーリー召喚など、多彩な施策が展開されている。筆者もその盛り上がりを楽しむ一人だ。
「FGO」が走り抜けた10年は、もはや一つの“時代”である。スマホの小さな画面に涙腺を破壊されたあの日、最適パーティを組み上げて夜明けをまたいだあの夏――すべてが私たちの“カルデア”に刻まれた歴史だ。TYPE-MOON作品を主にPCで遊んでいた筆者にとって、スマホで初めて触れたFGOの衝撃は忘れがたい。なかでも、多種多様な宝具とここでしか味わえないサーヴァントの物語は、本作の要と言えるだろう。
本稿では、その“宝具演出”にフォーカスを当て、10年の進化の軌跡をデータとランキング形式で総ざらいする。最長・最速・最も心に刺さった――多角的に選び抜いたベストシーンを、愛と分析でお届けしよう。なお、今回に使用した端末はiPhone 14、8月4日のモーションリニューアル後に調査した結果をランキングに採用している。
サービス開始以来、進化し続ける「FGO」の戦闘演出
「宝具」とはサーヴァント固有の“究極の一撃”であり、英雄の逸話を具現化した切り札だ。戦闘中には専用ムービーが挿入され、「FGO」ではこの宝具ムービーこそが“戦闘演出の象徴”になってきた。
いまでこそ「FGO」は多種多様なサーヴァントたちによる迫力ある戦闘シーンが楽しめる作品として知られているが、サービス開始当初、52騎でスタートした戦闘はデフォルメモデルによる“紙芝居”に近い簡素な演出だった。
【Fate/Grand Order PV】
2015年07月30日に公開されたPV
「FGO」のサービス開始当初は平面的な戦闘シーンでキャラクターが全体的に簡素で短尺なアクション演出で戦闘を行っていた。
10年前と今とでキャラクターモデルは大きく進化
宝具演出もご覧のとおり2016 Summer:顔面宝具の衝撃
戦闘演出に大きな変化が入ったのは2016年夏。イベントで追加された水着玉藻で初めて画面いっぱいにキャラクターの表情が描写される、今でいう“顔面宝具”のジャンルが登場した。プレイヤーたちにこの演出は好評で、以降の方向性を決定づけたといえる。ここから戦闘演出面の強化がはじまり、既存サーヴァントのバトルモーションや宝具モーションのリニューアルも行われていった。
★5ランサー「玉藻の前」宝具〈常夏日光・日除傘寵愛一神〉2017:尺も表現力も一気に拡大
2017年には、“山の翁”、ジェームズ・モリアーティ(アーチャー)(新宿のアーチャー)、BBなど、“顔面宝具”系の新規サーヴァントが一気に増加。演出尺も大幅に伸長した。
宝具演出時間が約26秒もある★5アーチャー「ジェームズ・モリアーティ(新宿のアーチャー)」宝具〈終局的犯罪〉
「Fate/EXTRA CCC」から参戦してきた★4ムーンキャンサー「BB」宝具〈C.C.C.〉2018~2020:既存サーヴァントとシステムの大改修
2018年11月の大型アップデートでは、荊軻やスパルタクスなど低レアの既存サーヴァントにも宝具演出のフルリニューアルが施された。解像度とフレームレートの向上に加え、ボイスは新録に差し替えられ、演出を支えるシステム全体が大幅に強化された形だ。
さらに、アビゲイル・ウィリアムズのように再臨段階ごとに演出が変化する“再臨差分”や、霊衣との連動演出が続々と追加され、サービス初期のシンプルな映像からは想像できないほどの多彩さを獲得した。こうした進化を体感してもらうために、最新サーヴァントやその宝具を試遊できる「体験クエスト」も恒常化。演出自体が“遊ぶコンテンツ”としてユーザーに提示されるようになった。
★5フォーリナー「アビゲイル・ウィリアムズ」宝具〈光殻湛えし虚樹〉は初期状態では光に包まれる演出だが、再臨することで触手による攻撃へと演出が変化する2023~2025:60fps&映画的長尺へ
2023年に「描画設定の高品質化」が解禁され、滑らかさは別次元へ。2025年にはU-オルガマリーなど、ストーリーと地続きの長尺宝具も実装され、スマホRPGの域を超えた“体験型シネマ”へと進化した。
複雑さとシンプルさを兼ね備えた多種多様な宝具演出
宝具演出には二つの“正義”がある。ひとつは、英霊の逸話を余さず描くシネマ的ロング演出。もうひとつは、周回という日常を切り裂くテンポ最優先のショート演出だ。
前者は物語への没入を深め、後者はゲームテンポを磨き上げる……。相反するようでいて、「FGO」の10年はこの両輪が噛み合うことで加速してきた。そこで本ランキング企画では、演出時間を秒単位で“見える化”し、複雑さとシンプルさが共存する現在地を測る。数字を追えば、サービス初期と比べて宝具尺がどれほど伸びたかも一目瞭然だ。
宝具演出時間ランキング(等速)
【最長TOP5】
順位時間サーヴァント1位25.97秒ジェームズ・モリアーティ(アーチャー) (新宿のアーチャー)2位25.66秒ネロ・クラウディウス〔ブライド〕3位25.02秒シェヘラザード(不夜城のキャスター)4位24.09秒アヴィケブロン5位23.89秒闇のコヤンスカヤ
※戦闘速度=等速、暗転後の宝具演出時間で計測。
★5アーチャー「ジェームズ・モリアーティ(アーチャー) (新宿のアーチャー)」宝具〈終局的犯罪〉
★5セイバー「ネロ・クラウディウス〔ブライド〕」宝具〈星馳せる終幕の薔薇〉
【カルデア広報局より】
期間限定「亜種特異点 ジェームズ・モリアーティ(アーチャー)(新宿のアーチャー)ピックアップ召喚」にてピックアップ中の「★5(SSR)ジェームズ・モリアーティ(アーチャー)(新宿のアーチャー)」をご紹介!本召喚は11月26日(土)17:59まで開催中!
→https://t.co/ZCxTrwvp6n#FGOpic.twitter.com/2UxhrRv4qm— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject)November 24, 2022
【カルデア広報局より】
「Fate/EXTRA Last Encore」のBlu-ray Disc Box&Original Soundtrackのリリースを記念するピックアップ召喚にてピックアップ中の「★5(SSR)ネロ・クラウディウス〔ブライド〕」をご紹介!本召喚は12月21日(水)12:59まで開催!
詳しくは→https://t.co/RRMiktKgF9#FGOpic.twitter.com/gEbVOSyJID— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject)December 14, 2022
【最短TOP5】
順位時間サーヴァント1位4.28秒ポール・バニヤン2位5.28秒ジル・ド・レェ(セイバー)3位5.74秒レオニダス一世4位6.19秒ジル・ド・レェ(キャスター)5位6.65秒エイリーク・ブラッドアクス★1バーサーカー「ポール・バニヤン」宝具〈驚くべき偉業〉
ランキングを俯瞰すると、演出時間の開きは歴然だ。最短と最長では実に6倍超――この差には驚かされる。とくに短尺側は、サービス初期に実装されたサーヴァントが目立つのも興味深い。初期実装サーヴァントにはまだ戦闘モーションや宝具演出がリニューアルされていないものも多くいるので、今後どう変化していくのか注目したい。
【カルデア広報局より】
「ポール・バニヤン(マンガで分かるバーサーカー)」を獲得できる「オール・ザ・ステイツメン!」が、第1部 第五特異点クリアで無料開放!本サーヴァントは開催中のコラボレーションイベントで活躍できるため、この機会に獲得を目指しましょう!→https://t.co/GDwIYWAB43#FGOpic.twitter.com/B8ThTCyPGi— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject)April 28, 2022
筆者が選ぶ“記憶に刻まれた宝具”5選
サービス開始時わずか52騎だったサーヴァントは、いまや440騎超へと膨れ上がった。しかもその一体一体に固有の宝具が用意され、勇壮なものからコミカルなものまで演出は千差万別だ。本稿では、その膨大なラインアップの中から筆者の記憶に鮮烈な爪痕を残した宝具5選を厳選してお届けする。
【筆者がおすすめしたい宝具ランキング】
順位サーヴァント1.ギルガメッシュ(バビロニア第21節 進行度6 ゲスト版宝具演出)2.アーキタイプ:アース3.コンスタンティノス 11世4.ブラダマンテ5.アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)ギルガメッシュ(バビロニア第21節 進行度6 ゲストサーヴァント版宝具演出)
メインストーリーを走破したマスターなら誰もが胸を打たれた、“あの”冥界決戦。英霊アーチャーとして復活したウルク王が〈天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)〉をティアマトに叩き込む、まさに本気モードのギルガメッシュが拝める唯一のバトルだ。ゲームギミック、演出、物語──三拍子が完璧に噛み合い、「宝具演出とはこうあるべき」と言わしめる理想形を体験できる。
2019年9月18日のリニューアルでバトルモーションと宝具ムービーはさらにブラッシュアップされ、迫力は倍増。もし記憶をリセットして再プレイできるなら真っ先に味わいたいシーンだ。
ストーリーではゲストサーヴァントとして登場し、グラフィックもボイスも専用仕様に加え、スキル・宝具レベルは最大という“完全体”設定。バビロニアを未クリアの方は、ぜひこの名場面を見逃さずに挑んでほしい。
アーキタイプ:アース
「FGO」7周年で電撃実装されたサプライズ枠。「月姫」のヒロイン・アルクェイドが、FGOでは“アーキタイプ:アース”の名で降臨した。再臨を第2段階まで進めると正式名が「アルクェイド・ブリュンスタッド」に変わり、宝具ムービー/モーション/ボイスまでも刷新されるという、月姫ファン垂涎のギミック付きだ。
“作品の壁を越えた主役参戦”という衝撃、絢爛な宝具演出、さらにスキルでNP100%を即チャージできるハイスペックと、ビジュアル・設定・ゲーム性が三位一体で高水準。近年の「FGO」でも屈指のサプライズサーヴァントであり、月姫好きの筆者にとっては今もメインストーリーやイベント周回で欠かせない相棒となっている。
再臨段階を切り替えることで2種類の宝具演出を楽しむことができる
【カルデア広報局より】
開催中の期間限定「7周年記念 アーキタイプ:アース ピックアップ召喚」にてピックアップ中の「★5(SSR)アーキタイプ:アース」をご紹介!本召喚は8/10(水)12:59まで開催中!詳しくは→https://t.co/3648w6jUnF#FGO#FGO7周年pic.twitter.com/C2pw9CAZea— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject)August 9, 2022
コンスタンティノス 11世
2022年6月、第2部 第6.5章「死想顕現界域 トラオム 或る幻想の生と死」の開幕と同時にサプライズ実装。首都コンスタンティノープルを思わせる街並み、砲撃に揺れる城壁、そして自ら剣を抜き最後の防壁に立つ皇帝――その重厚な歴史絵巻は、数ある宝具演出の中でもひときわ衝撃的だ。「FGO」の宝具はサーヴァント主体の映像が主流だが、コンスタンティノスは風景描写を前面に押し出した異色の構成。映像美とシチュエーションの新鮮さが相まって、初見のインパクトは群を抜いて強烈である。
【カルデア広報局より】
現在開催中の期間限定『「死想顕現界域 トラオム 或る幻想の生と死」登場サーヴァント先行ピックアップ召喚』にてピックアップ中の「★5(SSR)コンスタンティノス11世」をご紹介いたします!本召喚は6月8日(水)12:59まで!詳しくは→https://t.co/jtChCgNVaZ#FGOpic.twitter.com/wUJKvEB7a5— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject)May 21, 2022
戦場の情景を壮大に映し出す宝具ムービーだが、実装直後はハギア・ソフィア大聖堂の横にオスマン支配後に増築されたミナレットが描かれていた。時代設定との齟齬を歴史クラスタが即座に指摘した結果、アップデートでミナレットは削除。ユーザーの考証が開発に反映される――このスピード感とこだわりに、「FGO」ならではの特異性が表れている。
ブラダマンテ
2018年のクリスマスイベントで実装された新星。愛らしいビジュアルがまず注目を浴びたが、最大のインパクトは宝具ムービーに突如アップで映し出される“お尻”だった。これまで顔のクローズアップこそ数あれど、“ヒップショット”を主役に据えた演出は前代未聞。
その斬新さゆえに、「お尻といえばブラダマンテ」という図式を瞬く間に確立。「FGO」でここまでヒップがアイコン化したサーヴァントは他に例がなく、筆者を含む多くのマスターの記憶に強烈な爪痕を残したはずだ。
当時、宝具ムービーで画面いっぱいに映し出されたヒップの迫力には、思わず度肝を抜かれた
【カルデア広報局より】
現在開催中の「幕間の物語キャンペーン第12弾ピックアップ召喚(日替り)」にてピックアップ中の「★5(SSR)ブラダマンテ」の宝具演出「目映きは閃光の魔盾」をご紹介いたします!#FGOpic.twitter.com/ffru0mA08G— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject)February 14, 2020
アルトリア・ペンドラゴン
Fateと言えば、やはりセイバー=アルトリア・ペンドラゴン。アプリのアイコンを飾る“Fateの顔”だ。サービス開始時から最高レアの★5セイバーとして実装され、バトルモデルやモーションの全面改修、霊衣〈風王結界(インビジブルエア)〉の追加など、度重なるアップデートを重ねてきた。なかでも圧巻なのが宝具演出。黄金のビームが天空を貫く〈約束された勝利の剣(エクスカリバー)〉は、TVアニメを彷彿とさせる演出で、多くのファンを歓喜させた。
その人気ゆえ、「FGO」にはアルトリア・ペンドラゴン(アーチャー)/(セイバー)/(リリィ)など派生形がずらりと並ぶが、宝具演出という点では“原点”たるセイバーこそがもっとも印象深い。やっぱり“これだよな”と胸を熱くさせてくれる存在である。
まさかアニメとほぼ同じ構図・演出でリメイクされるとは想像しておらず、この宝具ムービーには多くのファンが熱狂した。
【カルデア広報局より】
本日より開催された期間限定「バレンタイン2022 アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)ピックアップ召喚」にてピックアップ中の「★5(SSR)アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)」をご紹介いたします!本召喚は2月17日(木)17:59まで開催中!→https://t.co/NNe4hO7hz6#FGOpic.twitter.com/jeMyUrJwxP— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject)February 16, 2022
周回効率派に捧ぐ:クラス別“短尺宝具”ランキング
宝具演出の強化以降、実装されていくサーヴァントたちの宝具演出をみるのが楽しみな半面、困ってしまうこともある。それが戦闘時間の伸びだ。演出が長いと、その分だけ戦闘時間が長くなってしまう。とくに「FGO」ではいくつものステージや戦闘を繰り返すため、必然的に効率よく周回する方法を探しがちだ。そこで注目したいのが、宝具演出の長さである。ここではスピード重視の周回に役立ちそうなサーヴァントをクラス毎にランキング形式で紹介する。
セイバー(全体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★46.33秒巴御前2位★56.69秒両儀式3位★56.93秒モードレッド4位★47.04秒アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕5位★37.60秒フェルグス・マック・ロイ
【巴御前(セイバー)】
2020年夏のイベント「サーヴァント・サマーキャンプ! ~カルデア・スリラーナイト~」で実装された★4セイバーの期間限定サーヴァント。宝具を使用するたびに自身のArtsカード、Busterカードの性能をアップさせるため、連続で使用すればさらに強力となる。セイバー(単体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★36.27秒ベディヴィエール2位★46.48秒ガレス3位★46.58秒斎藤一4位★46.82秒ディルムッド・オディナ5位★57.04秒沖田総司
【ベディヴィエール】
「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」クリア時に入手できる★3セイバー。スキルで自身のNPを30%チャージしNP獲得量アップの効果もあるため、宝具を使用しやすいアーチャー(全体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★14.98秒アーラシュ2位★36.25秒子ギル3位★46.77秒俵藤太4位★37.04秒ニコラ・テスラ5位★57.33秒アタランテ
フレンドポイント召喚で入手できる★1アーチャー。“低コスト最強”との呼び声高い一騎。スキル〈弓矢作成〉で自身のNPをチャージできる。宝具は超高倍率の全体攻撃+自身に即死を付与するというデメリットもある。演出は5秒未満と短く、火力も規格外。即死というデメリットは、見方を変えれば控えサーヴァントと即交代できるという捉え方もでき、控えとの意図的な交代を前提とした戦略もとれる。入手の容易さ・火力・演出速度の三拍子を兼ね備え、多くのマスターが頼りにするサーヴァントと言えるアーチャー(単体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★34.93秒エウリュアレ2位★35.13秒ウィリアム・テル3位★36.55秒ビリー・ザ・キッド4位★36.97秒ロビンフッド5位★27.87秒パリス
★3の恒常サーヴァント。名実ともに“男性キラー”と呼び声高い一騎。スキルでN即チャージしながら、敵単体の男性に魅了+チャージ減少を確率で付与できる。宝具〈女神の視線〉も男性特攻攻撃であり、男性への魅了付与もあるため、男性敵エネミー相手には抜群の威力を発揮するランサー(全体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★34.67秒ロムルス2位★35.25秒ヘクトール3位★47.31秒フィン・マックール4位★47.59秒カイニス5位★17.59秒メアリー・アニング
★3の恒常サーヴァント。スキルで自身のNPを20%チャージしながら味方全体にバフを配れる。さらに短尺の宝具演出でテンポを損なわず、ダメージと追加の全体攻撃力バフまで付与できる一騎だランサー(単体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★33.69秒クー・フーリン2位★34.90秒ディルムッド・オディナ3位★35.13秒ガレス4位★26.44秒ヴラド三世5位★36.78秒ジャガーマン
【クー・フーリン(ランサー)】
★3の恒常サーヴァント。アルトリア(セイバー)と並ぶFateシリーズ屈指の知名度を誇る一騎。自身に必中を付与したうえで超強力な攻撃ができる宝具には、一定確率で即死を付与する効果まであり、非常に強力だ。スキルで回避・ガッツを自身に付与でき生存力が高いのも嬉しい。必中効果付きの宝具と相まって、長期戦・周回どちらでも安定した立ち回りが可能だライダー(全体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★34.98秒アレキサンダー2位★45.57秒マルタ3位★46.28秒アストルフォ4位★46.69秒マリー・アントワネット5位★36.77秒メドゥーサ
【アレキサンダー】
★3の恒常サーヴァント。スキルで自身のNPをチャージしながら味方全体攻撃力をアップ。宝具では敵全体に強力な攻撃を行いつつ、スター獲得で次のターンへの布石も打てるライダー(単体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★26.11秒ゲオルギウス2位★46.12秒カイニス3位★37.11秒マンドリカルド4位★37.55秒牛若丸5位★47.78秒黄飛虎
★2の恒常サーヴァント。己自身にターゲット集中+防御力アップを併せ持つ希少なタンク枠。宝具では自身の防御をさらに底上げしつつ、敵に〈竜〉特性を付与して味方の特攻火力を引き出す。周回でも高難度でも役立つ、“育てて損なし”のサーヴァントだキャスター(全体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★33.15秒ジル・ド・レェ2位★23.59秒ウィリアム・シェイクスピア3位★43.7秒メフィストフェレス4位★25.5秒エリザベート・バートリー〔ハロウィン〕5位★35.74秒陳宮
【ジル・ド・レェ(キャスター)】
★3のストーリー召喚限定サーヴァント。宝具演出が短く、スキルで敵のArts耐性を下げ、宝具で敵全体に強力な攻撃をしつつ、攻撃力と防御力のダウンを付与できるためサポート運用に向くキャスター(単体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★39.47秒メディア2位★512.23秒玄奘三蔵3位★412.83秒シャルロット・コルデー4位★413.00秒キルケー(オケアノスのキャスター)5位★413.43秒シバの女王(ミドラーシュのキャスター)
★3の恒常サーヴァント。スキル〈高速神言A〉でのNP獲得量が優秀な、周回の優等生。宝具は強力な攻撃に加えて、敵強化解除+自身のNPリチャージを備え、連発がしやすいのも強みだアサシン(全体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★24.57秒ファントム・オブ・ジ・オペラ2位★35.32秒風魔小太郎3位★57.51秒酒呑童子4位★47.75秒耀星のハサン5位★57.76秒呼延灼
【ファントム・オブ・ジ・オペラ】
フレンドポイント召喚で入手できる★2アサシン。スキルでスターを稼ぎ、宝具で全体攻撃とデバフを撒く一騎。低コストで編成しやすい点は魅力だアサシン(単体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★23.86秒佐々木小次郎2位★15.51秒エミヤ〔アサシン〕3位★46.36秒シャルル=アンリ・サンソン4位★36.44秒荊軻5位★56.49秒李書文
フレンドポイント召喚で入手できる★2アサシン。スキルで自身への回避・必中付与、スターの獲得数上昇を保有。低コストにもかかわらず、高い生存力と戦闘能力を保有しているバーサーカー(全体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★12.16秒ポール・バニヤン2位★23.30秒エイリーク・ブラッドアクス3位★34.67秒ダレイオス三世4位★34.99秒清姫5位★15.54秒スパルタクス
【ポール・バニヤン】
全サーヴァント中で最速の宝具演出を誇る★1バーサーカー。スキルで自分と味方全体にバスター強化を配り、宝具では全体攻撃と3ターン持続の防御デバフを同時に付与できる。★1ゆえコストが極端に軽いのも利点だ。使いこなせば周回が驚くほど快適になるため、ぜひ育成を推したいバーサーカー(単体攻撃宝具)順位レア時間サーヴァント1位★54.50坂田金時2位★35.01呂布奉先3位★55.20ヴラド三世4位★46.69永倉新八5位★27.37サロメ
【坂田金時(バーサーカー)】
期間限定の★5バーサーカー。スキルでNP即チャージ+自己強化をこなし、宝具も高火力と隙のない性能を誇る。単体バーサーカー枠を手軽に確保したい場合は、呂布奉先などもおすすめだ番外編:クリエイター担当数ランキング
宝具演出とは少し離れるが、ソーシャルゲームに欠かせないのがキャラクターを手掛けるイラストレーターと、命を吹き込む声優陣だ。そこで今回は、サーヴァントを網羅的に調べて判明した担当数ランキングも併せて紹介したい。
イラストレーター担当数TOP5(敬称略)順位担当数名前1位41武内崇2位40ワダアルコ3位17近衛乙嗣4位15pako5位13本庄雷太5位13こやまひろかず
【1位は武内 崇氏】
1位:武内 崇氏
TYPE-MOON代表にして作品全般のキャラクターデザインの統括を担う“総本山”。FGOでも多数の看板サーヴァントを手がける。
2位:ワダアルコ氏
『Fate/EXTRA』キャラクターデザインなどでおなじみ。FGOでも多彩な英霊を描き続け、武内氏に肉薄する存在だ。
3位:近衛乙嗣氏
『Fate/Apocrypha』の原作イラストレーター。ジークやモードレッドなど、Apocrypha組の魅力をFGOで再現するキーマン。
4位pako氏
カルナ、アルジュナを筆頭に人気サーヴァントを多数担当。華麗かつ力強い筆致でファンを魅了する。
5位(同数):こやまひろかず氏/本庄雷太氏
・こやま氏はTYPE-MOONのグラフィックチーフ。宮本武蔵やスカサハ=スカディなどを手がける屋台骨。
・本庄氏は『戦場のヴァルキュリア』シリーズで名高いデザイナー。FGOでは源頼光やジェームズ・モリアーティ(ルーラー)を担当。
声優担当数TOP5(敬称略)順位担当数名前1位18川澄綾子2位12坂本真綾3位10早見沙織4位9斎藤千和4位9能登麻美子4位9悠木碧4位9大久保瑠美5位7下屋則子
1位:川澄綾子さん
“顔役”アルトリア各種をはじめ、ヒロインX・XX、レディ・アヴァロン、アン・ボニーまで――18騎で堂々の単独トップ。派生の多さ=川澄ボイスのバリエーションの豊かさ、を如実に物語る。
2位:坂本真綾さん
ジャンヌ、ダ・ヴィンチ、両儀式などストーリーの要所を担うキャラクターに加え、幼少期イスカンダルのアレキサンダーまで演じ分ける。担当数は12騎。
3位:早見沙織さん
メルトリリス、アタランテ、牛若丸などバラエティ豊かな女性陣をカバー。周回でお世話になったマスターも多いはず。担当10騎で単独3位。
4位(同数):斎藤千和さん/能登麻美子さん/悠木碧さん/大久保瑠美さん
斎藤千和さん:玉藻シリーズ、クロエなど“狐や妹”の代名詞。
能登麻美子さん:スカサハ、ブリュンヒルデといった叙情系を中心に担当。
悠木碧さん:沖田総司、酒呑童子などハイテンションやセクシー枠を網羅。
大久保瑠美さん:エリザベート各種とアストルフォで個性爆発。
いずれも9騎で横並び4位。
5位:下屋則子さん
みんな大好きBBちゃんやカーマを演じるほか、アニメ「Fate/stay night」の間桐桜役でもおなじみ。担当7騎でTOP5入り。
FGO“次の10年”への期待
宝具は短編映画であると同時に、周回効率を支えるギアでもある。10周年を迎えた今、その“鑑賞価値”と“機能価値”の両方を極限まで高めてほしい──それが筆者の願いだ。
また、物語を彩る凝った演出の多くが一度きりで終わってしまう点も惜しい。ストーリー限定の宝具ムービーや特殊バトルを、好きなときに見返せる「宝具ギャラリー」や「シナリオ再戦」機能の実装を強く望む。
サービス開始から十年。これまで数々の進化を遂げてきた本作だからこそ、歩みを止めることなく、次の10年も“シネマ”と“ゲームプレイ”の頂点を更新し続けてほしい。
【筆者お気に入りのサーヴァント】
ソドムズビースト/ドラコー
ラーヴァ/ティアマト
(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT