関東に住む私にとって、沖縄はこれまで釣ったことのない魚の宝庫。そのため魚好きの私は、沖縄に行くとついつい観光そっちのけで魚にばかり興味が向いてしまいます。そこで今回は、観光の合間を縫ってライトゲームを楽しみ、短時間で五目を達成したお話をさせていただきます。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

2025年6月29日

アングラー「K」 

釣りを初めて30年。魚は食べることはもちろん,飼育,繁殖も大好きです。魚種の縛りなく,たくさんの魚に会いたいと思っています。

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ショア ソルトルアー

宮古島でライトゲーム釣行

沖縄といえば、色鮮やかな熱帯魚が群れる“釣り人にとってのパラダイス”というイメージをお持ちの方も多いかと思います。しかし釣り方やポイント、時期、時合いなどを間違えてしまうと、非常に厳しい仕打ちを受けるのもまた事実です。

実際、私が前回宮古島を訪問したのは2年前の9月。インリーフ(内側のサンゴ礁)に立ち込んでライトゲームを行いましたが、3日間でエソ1匹という惨憺たる結果でした。

この貧果が自分の腕前によるものであることは言うまでもありませんが(笑)、猛暑による海水温の上昇で魚がバテていた、もしくは適水温の場所に移動してしまっていたのではないか……と分析しています。

そこで今回は、5月中旬という時期に合わせて観光と釣行を計画してみました。果たしてその結果は?そんなことを考えながら、飛行機が飛び立つ前から私の頭の中は期待と不安でいっぱいでした。

旅と釣りの計画

今回の旅行は3泊4日。沖縄の美味しい食べ物を堪能しつつ、海を中心に観光する予定です。

私は俗に言う“ガチの釣りキチ”ではないので、綿密な下調べなどはせず、釣りは2日目と3日目に観光の合間で釣れそうなロケーションがあれば行う、というかなりゆるめの計画です。

2日目は伊良部島・下地島のビーチを中心に、3日目は東平安名崎周辺のビーチを中心に、いずれもレンタカーで観光しながら釣り場を探すスタイルです。

タックルは6.6ftのMLクラスのパックロッドに、ダイワの2500番ハイギアスピニングリール。ラインはPE0.8号を巻いています。ライトゲームにしてはややヘビーなセットですが、沖縄では思わぬ大物が掛かる可能性もあるため、そこも視野に入れました。

ルアーはハードプラグ、メタルジグ、スプーン、ワームなどを用意し、サコッシュひとつに収まる量で持ち運びます。

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初日はまさかの空振り

飛行機を降りてレンタカーを借り、1日目のホテルへ。5月とはいえ、やはり沖縄は暑い(聞いたところ31度!)。

ホテルの部屋で準備を整えた後、ひと泳ぎするためにプールへ。そして夕方にはビーチへ散策に出かけました。

ビーチでは泳いでいる人たちの奥に、ボートを係留する桟橋が設置されており、その周辺に2~3cmほどのベイトが無数に泳いでいるのを発見!

「これだけのベイトがいれば、必ずメッキなどの捕食タイムがあるはずだ」

そう思い、散策後にホテルの担当者へビーチでの釣りについて確認すると、「遊泳区域以外で迷惑にならなければ問題ない」とのこと。そこで翌朝の朝マヅメに狙いを定め、桟橋で釣りを行うことに決めました。

桟橋で釣り開始

翌朝5時半、起床した私は一人で道具を持ち、いそいそと桟橋へ。ところが昨日あれほどいたベイトの姿は見えず、プラグを投げても、スプーンを投げても、ワームですらまったく反応がありません。

完全に私の読み違いでした……。「もしかして今回も2年前と同じパターン?」そんな不安が、再び私の頭にのしかかってきたのでした。

宮古島旅行の合間にライトゲームを満喫【沖縄】初魚種だらけの南国五目釣りを達成ベイトが群れていたホテル前の桟橋(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
魚の気配を察知

7時にホテルへ戻った私は、妻と一緒に朝食をとり、車で観光をスタート。この日も午前中から30度を超える真夏日でした。それでも、太陽の光に照らされた宮古島の海はどこよりも美しく、ただ眺めているだけで心が癒されます。

昼食をとり、午後の観光へ。下地島のビーチを巡っていると、岩が点在するポイントを発見しました。「この岩まわりには根魚がいるのでは?」そう思い、プラグやスプーンを投げてみましたが反応はなし。

そこで2gのジグヘッドにワームをセットしてキャスト。すると…コツコツッと小さなアタリが!合わせても掛からず、回収してみるとワームの先がかじられて短くなっていました。どうやら餌取りがいるようです。

それでも「やる気のある魚がいる」と分かるだけで、元気100倍。「さて、どうしようか」。

初魚種イソゴンベをキャッチ

宮古島のビーチには常に泳いでいる人がいます。釣りは禁止ではないようですが、だからといって観光客の方に迷惑をかけてまで釣るわけにはいきません。また、ジグヘッドを深く沈めすぎると、複雑な形状の沖縄の岩場に根掛かりしてしまう可能性もあります。

宮古島旅行の合間にライトゲームを満喫【沖縄】初魚種だらけの南国五目釣りを達成根掛かり注意のエリア(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

そこでキャスト後は、沈めすぎないよう細心の注意を払ってリトリーブ。すると……ようやく手元に魚の引きが伝わってきました!

上がってきたのはイソゴンベ。初めて釣った魚種です。

宮古島旅行の合間にライトゲームを満喫【沖縄】初魚種だらけの南国五目釣りを達成初めて釣ったイソゴンベ(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

「やった!」魚好きとしては、大きさよりも“初めて出会う魚”がなにより嬉しい!写真や動画でしか見たことのなかった魚が、自分の手の中にある——至福の瞬間です。

暑さにやられて納竿

「さあ、さらに釣るぞ~!」と意気込んでキャストしていたその時、妻が「次に行こう」とひとこと…。どうやらこの暑さで体力をかなり奪われてしまったようです。

残念ではありますが、釣りは明日もできる。今日はこれで良しとしましょう。その後、いくつかの観光地を巡り、ホテルへ戻りました。

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