同人サークルALICE in 幻想LANDは5月18日、『東方ドリームデュエル (Touhou Dream Duel)』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに開発中。ストアページ上では、2025年リリース予定と記載されている。

『東方ドリームデュエル』は、幻想郷の少女たちが弾幕格闘を繰り広げる、東方Projectの二次創作・対戦型弾幕格闘ゲームである。本作でプレイヤーは幻想郷の少女たちを操作し、知恵と技術で勝利を目指していくようだ。公開されたスクリーンショットでは霧雨魔理沙、アリス・マーガトロイド、八雲紫、十六夜咲夜が登場。メインビジュアルには博麗霊夢と比那名居天子も描かれている。彼女たちの活躍する、派手な戦いが待ち受けているのだろう。

ストアページによると、本作にはカード要素が存在。詳細は不明ながら、プレイヤーはコンボやカード間のシナジーなどを考慮してデッキを構築。意外な組み合わせが刺さるなど、すべてのカードに使い道があるという。また天候システムでは、天気が変わるのを待つだけでなく、自分から天候に干渉して戦闘を有利に進められるようだ。対戦型弾幕格闘ゲームや対戦格闘ゲームといった表記も考慮すると、本作では天候やデッキといった要素も上手く駆使して、対戦相手への勝利を目指していくのだろう。

そのほかシステム面では、本作のオンライン対戦ではロールバックネットコードの採用によってスムーズに対戦可能。Steam上の記載によると、共有/分割画面での対戦にも対応する。ゲームモードとしてはシングルモードも搭載。トレーニングモードが用意されており、ミスを修正しやすいプレイテイクオーバー機能も搭載されているそうだ。

本作は、数名のクリエイターたちによって制作されているようだ。まずサークル「ALICE in 幻想LAND」としても活動する星りんご氏が、アニメーション監督および原画などを担当している。同氏はフリーでイラスト・アニメーションや映像を制作しているというクリエイター。オリジナルの自主制作アニメや、東方Projectの二次創作作品などを公開している。

制作にあたっては、同サークルの仇花七夕氏がテキストやモーション考案、千歳茶氏/オリエンタルぜんざい氏/ぶろだる氏が中割アニメーションを務めている。さらに星りんご氏のポストによると、本作の企画者兼プログラマーは海外クリエイターであり、流れで同氏が広報も担当しているとのこと。複数のクリエイターがグラフィックに携わっており、手書きのドット絵アニメーションなども本作の特徴といえるだろう。

星りんご氏のポストによれば、本作は2024年10月頃から開発をスタート。2025年5月5日の発表を経て、今回ストアページ公開となっている。またストアページ上には、刷新された天候システムという記載がある。東方Projectの対戦ゲームでは、東方Projectの第10.5弾『東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody.』および第12.3弾『東方非想天則 ~ 超弩級ギニョルの謎を追え』に、天候システムが存在していた。デッキ構築要素がある点なども含めて、本作は両作の影響を受けつつ制作されているのかもしれない。

『東方ドリームデュエル』は、PC(Steam)向けに開発中。ストアページ上では、2025年リリース予定となっている。

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version