「豊臣兄弟!」で大河ドラマ初出演、石田三成役を好演している松本怜生(C)NHK
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 俳優の松本怜生(26)がNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)で戦国武将・石田三成役を好演中。大河初出演となった松本に、撮影の舞台裏を聞いた。

<※以下、ネタバレ有>

 俳優の仲野太賀が主演を務め、NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。兄・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。

 松本は2022年に俳優デビュー。その後、さまざまな作品で存在感を示し、24年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」で朝ドラ初出演も果たした若手注目株だ。

 全体オーディションに参加し、名だたる俳優が演じてきた“大役”に抜擢。冷静な智将、忠義の侍などのイメージを「崩したくないと同時に、それ一辺倒にもなりたくない。そのジレンマと闘いながら、今も『豊臣兄弟!』における自分なりの三成像を模索し続けています」と役作りの試行錯誤を明かした。

 三成は第33回「北庄城の別れ」(8月30日)で投降した浅井三姉妹を出迎え、茶々(井上和)の世話係的な存在に。もともと滑舌は悪くないが、脚本を読み進めるうちに「“お茶々殿”の台詞が珍しく言いにくい」と感じ、自ら特訓に励んだ。

 今年5月からTBS「王様のブランチ」(土曜前9・30)のレギュラーに新加入。ゲスト出演した俳優の堺雅人に深い感銘を受けた。

 台詞を噛まないことで有名な堺だが「その日も本当に聞き取りやすく、何か取り組んでいらっしゃることがあるのかな、と調べてみました」。堺は練習方法を公言しており、それは劇団四季でも採用されているという「母音発声法」だ。

 「例えば“お茶々殿”なら“オアアオオ”と台詞を母音にして口の形で覚えると、噛みにくくなり、クリアに伝わりやすくなるというものです。三成のキャラクターとしてはサラッと言いたいワードなので、噛んでしまうとカッコ悪いですから。危うくNGを出しそうな時もありましたが、この方法のおかげもあって大丈夫でした。最近は母音で独り言をつぶやいているので、傍から見ると少し気持ち悪い奴かもしれません(笑)」

 家臣の選抜試験が描かれた第18回「羽柴兄弟!」(5月10日)で話題を呼んだ、三成が藤堂高虎(佳久創)に“仏様抱っこ”されたのも松本のアイデア。進取の気性に富んだ若武者が実に頼もしい。

 <初共演>茶々役の乃木坂46井上和とは初共演。「ここまでご一緒したシーンでは、完全に豊臣の一員にはなっていないという誇りが伝わってきました。まだ子供っぽい部分も残しつつ、品のある茶々を体現されていて、素晴らしいなと思います」。秀長・秀吉の没後、三成は「関ヶ原の戦い」、茶々(淀殿)は「大坂の陣」で徳川家康と激突。その“予兆”も描かれるのか。秀吉の妻になった茶々と三成の関係も注目したい。

 =インタビューおわり=

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