HOOST CUP OSAKA6「山口翔大VS入田和樹」試合映像

2024,7,28
HOOST CUP KINGS OSAKA6〜BURNNING ! OSAKA〜
関西テレビ なんでもアリーナ

「フルコンタクト空手VS日本拳法の異種格闘技戦が実現!」
 フルコンタクト空手VS 日本拳法というべき異種格闘技戦が実現する。日本拳法出身の入田和樹とフルコンタクト空手界の猛者・山口翔大が拳を交わすことになったのだ。
 入田は警察官だった父親の影響で日本拳法を始めた。「キックで活かされているかどうかはわかりませんが、日本拳法独特の直突きや突き蹴りはキックでも有効であり、総重量7㎏の防具をつけての打撃や組み技をするのでスタミナ強化にもなっている」
 対する山口は今回がHOOST CUP初参戦だが、その理由がふるっている。「目標としていた空手の大会で全て勝ち、目標にしていた新極真会の世界大会に出場することができた。次のステップということで、空手家として、個人として自分の人生を肯定するために異なる競技で空手がどれだけ通用するのかを証明したいと思いました」
 和歌山県在住の入田は野性児。十代の頃は道を踏み外し、同時代を生きた岸和田の不良が震え上がるほどの存在だったという噂だが、更正した現在は近場の川で泳いだり、山道の傾斜で軽トラを後ろから押したりして体を鍛えているという。「近代的な練習も取り入れながら練習しています」
 一方、山口は「一度だけ入田選手と会ったことがある」と明かす。「いい方でした。試合映像はちょこっとしか上がっていなかったけど、とくに警戒はしていない。全てにおいて自分が劣っているところはない。顔面の攻防にもだいぶ慣れてきた。いま日本で一番強いのは山口翔太であることをキック界で証明するだけですね」
 そんな山口に対して、入田は右のストレートやフックで迎撃するつもりだ。「特にVS空手という意識はないけど、本能のまま闘って熱い試合を見せられればと願っております」 お互い一発はあるだけに、1ラウンドでケリがつく可能性も。最後まで目が離せない、重量級ならではの魅力に満ち溢れた一戦になりそうだ。(スポーツライター:布施鋼治)

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