中学時代から注目を集め、高校では入学当初からスーパー1年生と世間を騒がせた、注目の逸材 日本ハム・万波中正選手

【解説:タイツ先生】
高身長(190cm)で長い手足の万波選手はスイングスピードに関しては大きなアドバンテージがあります。

ゴルフではゴルフクラブの長さが1インチ(2.54cm)長くなるとスイングスピードは時速7〜8㎞速くなると言われています。

野球でもゴルフでも、スイングスピードが速くても芯でインパクトできなければ強い打球は打てません。
これに関係しているのが地球の中心に向かって垂直な全身の「回転軸」とバットの「遠心力」の回転軸と2つの回転軸が関係しています。

高身長で当たればホームランになるのに打率の低い選手が見受けられます。この2つの回転軸が不安定な場合がほとんどです。

万波選手を見てみると、未だ2つの回転軸が安定していません。

まず全身の回転軸は3つあるのですが(後足、骨盤の中心、前足)万波選手は骨盤の中心のタイプのようです。このタイプの打球はライナー系になります。

この全身の回転軸がスエー(横にスライドしながら)していると、押す動きでインパクトをする為に打てません。

万波選手は骨盤の中心の回転軸(写真5)は安定しています。しかしもう一つの回転軸バットの遠心力が安定しません。

動画ではホームランになっていますが、写真7のインパクトでは肘を抜く動きを行なって(芯に当てる本能的な動き)ホームランを打ちました。

万波選手は横浜高校時代から両腕を伸ばすような動き(前さばきで力を入れる)でインパクトをしていました。このインパクトの動きをするとバットの遠心力に対して前腕側にブレーキ作用が働きますので回転軸が安定しません。
ひどい場合はスイングが波打つようになります。

万波選手がさらなる成長をもたらすためには「全身の回転軸を原動力にして、両腕とバットの遠心力に委ねる(任せる)」
このようなスイングの運動神経を構築する必要があります。

2つの回転軸を同調させるのです。
同じような事例の成功例としては 巨人から日ハムに移籍した大田泰示選手が参考になります。

高身長で打率の低い選手は大田泰示選手の時系列の動画を参考に練習に励んで下さい。

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アドバンスドベースボール 講師:関口勝己

1965年、栃木県足利市生まれ。
小山高校-明治大学-NTT関東(現NTT東日本)

NTT関東(現NTT東日本)では、1年目からショートのレギュラー。
都市対抗野球大会に6回、社会人野球日本選手権に2回出場
91年には日本代表に選出され、日本がキューバに初めて勝った試合でプレーする。

引退後はNTT東日本のヘッドコーチを務め、小笠原道大氏(中日2軍監督)や清田育宏選手(ロッテ)を指導した実績を持つ。

現在は日本少年野球連盟に属する東都京葉ボーイズの監督を務めながら、アドバンスドベースボールを通じ、最新の野球理論で小学生からプロ野球選手まで指導をしている。

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アドバンスドベースボール 講師:タイツ先生(吉澤雅之)

1963年、栃木県小山市生まれ。本名は吉澤雅之。
小山高時代は広澤克実(元ヤクルトほか)の1学年下でプレー。
高校時代は県大会準優勝を経験。

日本大学硬式野球部部外コーチ(2001年~2009年)を務め、村田修一選手(巨人)を皮切りに長野久義選手(巨人)、十亀剣投手(西武)、縞田拓弥選手(オリックス)ほか、多くの選手をプロ野球界に導く指導実績がある。
その他プロ野球選手へのアドバイスは数知れず。
<トッププレーヤーの身体極意を解き明かす対談実績>広澤克実氏、工藤公康氏、小宮山悟氏、中村剛也選手、村田修一選手、浅村栄斗選手、金子千尋投手、成瀬善久投手、嶋基宏選手 ほか

身体の構造に基づいた動きの本質、効率的な力の伝え方を研究。
講演会やテレビ、雑誌で活躍。

現在は小学生からプロ野球選手まで幅広く指導中

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