29日に中日ドラゴンズの新監督になったばかりの立浪和義さんが、メ~テレの情報番組「アップ!」に生出演しました。監督なりたての立浪さんに、就任会見を終えての感想や今後の目標、指導方針を聞きました。

 1988年、ドラフト一位で中日ドラゴンズに入団した立浪監督は、一年目からレギュラーに定着して2000本安打を達成するなど、長きにわたりチームの顔として活躍しました。『ミスタードラゴンズ』の愛称でファンに親しまれてきました。

 立浪さんの監督就任が正式に発表される前から心待ちにしていたファンからは様々な声が聞かれました。

「名古屋市民ドラゴンズファンが待ちに待った立浪監督。この時を待っていました」
「失敗しても成功しても挑戦する監督であってほしい」
「優勝を期待している」
「立浪監督の作るドラゴンズをすごく楽しみにしているので、頑張ってほしい」

「引退後の目標は監督になることだった」数年に及ぶ準備

 監督と呼ばれる立場になって間もない今の気持ちを立浪さんに聞いてみると。

「とりあえず会見が終わってほっとしているが、期待の大きさを感じている。プレッシャーもあるが自分の信念をしっかりと貫きたい」(立浪和義 新監督)

 期待の声が既に届いているのか質問すると、立浪監督は「嫌でも入ってきます」と答えてスタジオの笑いを誘いました。

 続けて、そろそろ自分が監督に就く順番が回ってきている意識があったのか尋ねると「引退から12年も経っているので、どうなのかなと思った。今年も要請を受けたのが遅かったので、正直分からなかった」(立浪監督)と述べました。

 また、就任要請を受けて驚いたかという質問に対しては「一応、ここ数年はいつ言われてもいいように準備していた」と答え、「引退してからの目標は監督をやることだった。その目線でずっと野球を見てきた」と監督としての準備をしてきたことをアピールしました。

「若手の可能性を引き出し、最低限の厳しさを持って指導したい」

 続いてスタジオではファンからの質問を、立浪監督に答えてもらいました。

Q「根尾晃選手や石川昂弥選手のような若手は起用していくのか?」(60代主婦)

A「根尾選手や石川選手はすごく可能性を秘めているので、ファンが期待するのも当然だと思う。持っているものは素晴らしいので、キャンプをみて判断したい。二人には非常に期待している。ポジションも早く絞ってあげたい」(立浪監督)

Q「星野仙一監督のような厳しい監督になってくれませんか?」(10代学生)

A「10代の学生からは素晴らしい質問。私の時代とは変わってきているので、うまくコミュニケーションは取りたい。星野さんみたいに厳しくしたら、今の時代大変な問題になる。ただ甘いばっかりではいけないので、最低限の厳しさは植え付けたい」(立浪監督)

ファンのためにも勝ちに行きたい ホームラン出やすい球場に?

 ドラゴンズをさらに盛り上げるためのアイディアとして、ファンから頂いた「とにかく勝ってほしい」(50代会社員)、「試合後の握手会がほしい」(30代会社員)といった意見を立浪監督に共有したところ・・・。

「もちろん勝たないと、見てる方もストレスがたまり面白くない。ファンの方への意識も選手には話したい。コロナ渦で難しいが、ファンサービスも球団と共に考えていきたい」(立浪監督)

 また、番組コメンテーターの有野晋哉さんにも聞いたところ「ホームランがいっぱい出るように、外野フェンスの高さを下げる」というアイディアが出ました。

 これに対して立浪監督は「フェンスを下げる案は2020年もあったが、将来的にはそうなっていく可能性もある。バンテリンドームはホームランが一番出にくい球場だといわれているので、これから検討されていくと思う」と答えました。

 続けて立浪監督は「今のドラゴンズので現状では、球場を狭くするとホームランを打たれることの方が多いと思うので、油断できない」と述べた。

勝負に貪欲になり、負けを本気で悔しがるチームにしたい

 立浪監督率いるドラゴンズはどのような点の取り方をするのか聞いてみると。

「現状メンバーでホームランを出せないなら、一点をうまく取りに行く。ランナーを進めること、チャンスでのバッティングを徹底して意識を変えていかないといけない。レギュラー選手のレベルアップに加えて、若手を一人でも二人でも増やす」(立浪監督)

 2011年以降、優勝から遠ざかっているがドラゴンズだが、立浪監督は「しっかりとチームの基盤を固めていく。何年かかけて強いチームにしていく」ことを目標に指導していき、「勝負に対してもっと貪欲になり、負けに対してもっと本気で悔しがって次に向かわないと上には行けない」と述べました。

 最後にファンへのメッセージとして立浪監督は「とにかく素晴らしいコーチングスタッフも呼べたので、力を合わせたい。選手が少しでも良くなるように全力で頑張るので、来年から少しでも球場に足を運んでいただきたい」と述べました。

(10月29日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)

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