DeNAのドラフト2位・坂本裕哉投手(22)=立命大=が17日、横浜スタジアムで先発投手練習に参加した。前日16日にはアレックス・ラミレス監督(45)から先発ローテーション入りを明言されたことを明かし、開幕6戦目となる25日の中日戦(横浜)での先発が濃厚となった。 朗報は突然に-。坂本の開幕ローテ入りが決定した。前日16日、横浜スタジアムの監督室に呼ばれた新人左腕は、ラミレス監督から直接、“合格”を言い渡された。 「『コングラチュレーション』と言われました。光栄ですし、1年目から目標としていたので、一つクリアできてよかった。これから結果を出さないといけない」 この日はハマスタで先発投手練習に参加。新型コロナウイルス感染防止の観点から、フェンス越しに報道陣と距離を取りながら取材に応じた坂本が喜びの心境を語った。 逆転で滑り込んだ。春先は順調なアピールが続いたが、自粛期間開けの5月28日の紅白戦で2回5失点、今月4日の楽天戦(横浜)でも2回5四球の内容で争いから後退した。自らも「だめだと思った」が、13日の中日戦(ナゴヤドーム)でチャンスをもらうと3回1安打、無失点と好投し、信頼を回復した。 「実力を疑問に思ったこともあったけど、十分にやっていけると確信できた」。指揮官からも背中を押された。注目のデビューは開幕6戦目の中日戦が濃厚だ。 DeNAには2016年の今永から毎年、新人の先発投手が開幕ローテ入りし、活躍する“伝統”がある。「流れにのっていきたいです。とにかく1年間戦力として活躍したい」。重圧もあるなか、新人左腕が異例のシーズンで飛躍を誓った。(湯浅大) 坂本 裕哉(さかもと・ゆうや) 1997(平成9)年7月28日生まれ、22歳。福岡県出身。福岡大大濠高で甲子園出場経験はないが1年秋から主力として活躍。立命大に進学し、2年春のリーグ戦で初登板。4年春に5勝、防御率0・84を記録し、リーグMVP、最優秀投手、ベストナインに選出。2020年ドラフト2位でDeNA入団。180センチ、85キロ。左投げ左打ち。独身。年俸1265万円。背番号20。 …
WACOCA: People, Life, Style.