
プロ野球ニュース 【巨人】金村義明氏が解説、決勝弾の大城卓三は両サイド幅広く使いメルセデスを好リードした
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◆JERAセ・リーグ 巨人3―1広島(24日・東京ドーム)
巨人が一発攻勢で広島・森下を沈めた。同点の4回、大城がプロ4年目で初の2ケタ10号をバックスクリーン左へたたき込むと、7回には右越え11号で、これもプロ初となるマルチ本塁打をマークした。坂本は3回の左越え先制ソロで通算890打点とし、松井秀喜を抜き球団単独7位に浮上。先発のメルセデスは7回1失点で森下との五輪メダリスト対決を制し、7勝目を挙げた。首位・阪神も勝ちゲーム差は2のまま。金村義明氏が試合を振り返った。
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大城が打った2打席連続ホーマーに誰もがびっくりしたでしょうが、私はそれより第1打席の4球目に打ったファウルに驚いた。
森下が投げた外角いっぱいのストレートを、左翼ポール際にあと少しでホームランという打球にした。バットのヘッドが立っていて、ボールに負けていない。この日の爆発が予感できた、すごみのあるバッティングだった。
巨人はこのところ、丸、岡本和の中軸に当たりが出ておらず苦しんでいる。この日も緩急を使った森下に苦戦したが、広角に打てる7番打者のバットで勝った。伏兵の一発でゲームを拾えていけるのは大きい。
大城はリードでもメルセデスをよく引っ張った。外角一辺倒にならず、左打者の内角にもどんどん突っ込ませた。両サイドを幅広く使えたのが好投の要因だ。小園、松山、林と中軸の左打者は序盤、ストレートで内角を意識させられ、中盤から多めに投げ始めたスライダーとのコンビネーションにきりきり舞いだった。
阪神との優勝争い。巨人としては、直接対決までは勝てる試合を確実にモノにしていかなければならない。
(スポーツ報知評論家・金村義明)
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