中日のドラフト1位・鈴木博志投手(21)のデビュー以来の連続無失点記録が9試合で途切れた。

 2―0の8回に登板。いきなり代打・神里、大和に連続四球を献上し、筒香の左飛で1死一、三塁のピンチを招くと、ロペスに右中間へ同点2点適時打を献上した。

 この時点でドラフト制後(1966年以降入団)の新人では、92年の河本育之(ロッテ)、2002年の飯島一彦(ダイエー)、昨年の森原康平(楽天)、有吉優樹(ロッテ)、菅原秀(楽天)が記録した開幕10試合連続無失点の日本タイ記録に及ばず、連続無失点は「9試合」でストップした。27日には「気にしてないですよ。目指してるところはそこじゃない」と話していた鈴木博だが、あと一歩のところで球史に名を残すことはできなかった。

 なおも1死二塁で、宮崎には中前打。中堅・大島の好送球で、二塁走者・ロペスが突入した本塁はクロスプレーとなったが、真鍋球審はアウトのジャッジ。DeNAベンチはリクエストを行使したが判定は変わらなかった。あわや勝ち越し点に、マウンド上で肝を冷やした。

 2死一塁でプレーが再開され、続く梶谷にも右前打を浴びたが、代打・佐野を二ゴロに仕留めてようやくチェンジ。剛速球ルーキーにとって課題の残る試合となった。 (4月29日 報知スポーツ)

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version