試合レポート

2026年10月2日

 日本時間10月2日、「ラグザス presents WBSC U-15野球ワールドカップ2026」(メキシコ・メリダで日本時間10月5日まで)のスーパーラウンドが始まり、侍ジャパンU-15代表はニカラグアに11対1の6回コールド勝ちを収めた。

 オープニングラウンド同グループとの対戦成績を持ち込むため、スーパーラウンドはアメリカ2勝0敗、ドミニカ共和国、チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、日本が1勝1敗、ニカラグアが0勝2敗の状態から始まった。
 そうした状況もあり、決勝進出に向けて負けられない中で行われるスーパーラウンド初戦。試合の入りは大事にしたかったところだが、先頭打者の打球を三塁手の土山碧斗(兵庫伊丹ヤング)が悪送球し、続く2番のアンドレス・ソテーロに初球を弾き返され、あっという間に先制を許した。さらにライト前安打も打たれたが、ここから先発の原悠翔(多摩川ボーイズ)が立ち直る。大森剛監督が「今日は緩急が使えていました」と振り返ったように、変化球がコースに決まることで、140キロを超えるストレートもより有効になった。後続の打者を抑え、2回と3回は1人の走者も出さず。味方の反撃を待った。

 打線は2回まで走者を出しながらも得点できない嫌な流れが続いていた。それをひと振りで払拭したのがオープニングラウンド第2戦以来の先発で9番・指名打者として起用された飯塚健心(高崎リトルシニア)だ。
 相手先発左腕のホセ・ヒメネスの球を左中間に弾き返す二塁打で出塁。大森監督も「チームとして久々の長打を打ってくれて打線が目を覚ましました」と感謝するように、ここから打線が繋がる。

 井端巧(多摩川ボーイズ)もライト前安打でチャンスを広げると三ツ井蓮(取手リトルシニア)が一塁線を破る二塁打を放って逆転に成功。さらに三ツ井が三盗を決めてプレッシャーをかけ、成川蒼空(青森山田リトルシニア)が四球を選ぶと打席には4番の関蓮太郎(多摩川ボーイズ)。
 この打席前までは11打数2安打。「絶望的な打率(.182)がスクリーンに映るんで、そろそろ打たないといけないと思いました」と奮起して立った打席で、追い込まれてからレフト前へ2点タイムリー。「右肩が下がっていたので左肩を下げるイメージで打ちました」と工夫し臨んだ打席で4番の役割を果たした。
 ここからは完全に侍ジャパンのペースに。3回は相手失策でもう1点を追加すると、4回には再び三ツ井と関がタイムリーを放つ。また4回途中から2番手としてマウンドに上がった工藤未來(狭山西武ボーイズ)が6回まで無安打の快投を見せた。

 そして、6回には関がこの日3安打目、5打点目となるタイムリー、小池樹里(多摩川ボーイズ)の犠牲フライで10点目。最後は土山がライト前にタイムリーを放って10点差がつき、コールドゲームが成立。スーパーラウンド初戦を大勝で制した。

 これで2勝1敗とした侍ジャパン。スーパーラウンド第2戦は日本時間3日朝6時からチャイニーズ・タイペイと対戦。優勝した2024年の前回大会のスーパーラウンドや、昨年のU15アジア選手権決勝で敗れており、今大会もともに1敗でスーパーラウンドに入ったチーム同士だけに、決勝進出に向けた大一番となる。

選手コメント
飯塚健心(高崎リトルシニア)

「試合にあまり出られていませんでしたが低い打球を意識して、チームに流れを持ってこようと思いました。(祖父がメキシコまで1人で応援に来ており)目の前で1本打てて良かったです。来てくれると聞いた時はびっくりしました(笑)相手は強くなっていきますが、意識を変えずにやっていきたいです」

工藤未來(狭山西武ボーイズ)

「3戦目くらいまで背中に痛みがあって、あまり投げられていなかったのですが、今日は良い準備ができて抑えられて良かったです。相手がスライダーに対応できていなかったので、スライダーを中心に投げました。次の試合も良い準備をして、今日のように抑えられるよう頑張ります」

三ツ井蓮(取手リトルシニア)

「(3回に逆転打、4回に中押し打)スタメンに復帰できましたし打撃の状態も上がっていました。右中間から左中間の打球方向を意識して目線が上がらないように打ちました。負けたら終わりなので、しっかりチームを勝たせる打撃をしていきたいです」

ラグザス presents WBSC U-15野球ワールドカップ2026


大会概要 
出場選手

大会期間

2026年9月26日~10月5日

オープニングラウンド(グループA)

9月26日(土)1:30 南アフリカ 0 – 16 日本

9月27日(日)7:00 日本 10 – 0 ドイツ

9月28日(月)4:00 キューバ 1 – 11 日本

9月29日(火)10:30 日本 5 – 4 メキシコ

9月30日(水)6:00 日本(延期)ドミニカ共和国

10月1日(木)1:00 日本 1 – 7 ドミニカ共和国

※開始時刻は日本時間、メキシコ(メリダ):時差-15時間

スーパーラウンド

10月2日(金)1:30 日本 – ニカラグア

10月3日(土)6:00 チャイニーズ・タイペイ – 日本

10月4日(日)6:00 アメリカ – 日本

3位決定戦・決勝

10月5日(月)

開催地

メキシコ(メリダ)

出場する国と地域

グループA

日本、メキシコ、ドミニカ共和国、キューバ、ドイツ、南アフリカ

グループB

チャイニーズ・タイペイ、アメリカ、ベネズエラ、オーストラリア、ニカラグア、チェコ

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