試合レポート

2026年9月29日

 日本時間9月29日、「ラグザス presents WBSC U-15野球ワールドカップ2026」(メキシコ・メリダで日本時間10月5日まで)のオープニングラウンド第4戦が行われた。侍ジャパンU-15代表は地元・メキシコと対戦し5対4のサヨナラ勝ちで4連勝を飾った。

 粘り強く戦い、メキシコとの全勝対決を制した。試合前の他チームの対戦結果により、グループAからは日本、メキシコ、ドミニカ共和国の3チームがスーパーラウンドに進むことが決定。同じグループから勝ち上がったチーム同士の対戦成績はスーパーラウンドで持ち越すこともあり、重要な一戦となった。

 先発を任されたのは直前合宿からの安定した投球を大森剛監督に買われた笠松光琉(東北楽天リトルシニア)。先頭打者に四球を出してしまうが、捕手の関蓮太郎(多摩川ボーイズ)が盗塁を刺すなど援護も受けて無失点で切り抜けると、2回表は三者凡退に抑えた。

 2回裏からは取って取られての応酬が5回裏まで続く。2回裏途中から有望株左腕のホセ・パチェコが登板し89マイル(約143.2キロ)のストレートを投じてきたが、2回は暴投、3回裏は四球、和田健吾(東海中央ボーイズ)と山口裕海(多摩川ボーイズ)の連打で同点に追いついた。4回は代わった3番手投手から相手失策で得点するが、表の守備では3回から5回まで直後に失点。特に5回表には、2番手の土山碧斗(兵庫伊丹ヤング)がエステバン・ギャラードに勝ち越しのソロ本塁打を被弾。1階席を埋め尽くし、外野席まで溢れた観客たちのボルテージは最高潮に高まった。

 そんな嫌な流れを払拭したのは、主将で正捕手兼4番打者の関だ。5回裏の先頭打者として打席に立つと「ストレートが来ると思っていました」と狙いすまして振り抜いた打球はレフトフェンスを越える同点弾。今度は侍ジャパンベンチが大いに沸いた。
 6回表からは大森監督が「投打の軸」と期待する成川蒼空(青森山田リトルシニア)が登板。2四球を出しながらも、二塁手・渡部叶成(守山リトルシニア)と遊撃手・三ツ井蓮(取手リトルシニア)の流れるような連係で併殺が完成しピンチを脱出。7回は85マイル(約136.7キロ)のストレートを中心に連続三振を奪うなど三者凡退に抑えた。
 そして7回裏。小池樹里(多摩川ボーイズ)の全力疾走が相手失策を誘うと、和田のこの日3安打目でチャンスを広げて打席には山口。「後ろに良い打者がいるので繋ぐ意識で、右中間を狙ってコンパクトに叩くイメージで打ちました」という打球はライト前に落ち、小池がホームを踏んでサヨナラ。見事に競り勝った。

 これで4連勝とした侍ジャパン。オープニングラウンド最終戦はメキシコにサヨナラ負けを喫した1敗のみのドミニカ共和国と、日本時間30日朝6時から戦う。

監督・選手コメント
大森剛監督

「粘りましたね。失点してもすぐに取り返せていたので負ける気はあまりしませんでした。4イニング連続で得点を取れたことが勝因でしたね。関も球の速い投手相手に会心の当たりでしたね。あとは先発の笠松がよく頑張りましたね。4回途中で(球数制限もあり)65球で代えましたが、度胸とキレで勝負してくれました。(サヨナラの場面)山口が当たっているので信頼して、サインを出さずにいきました。(ドミニカ共和国戦に向けて)15歳とは思えない体つきとバネがある選手がたくさんいますが、日本も負けていない。今日のように粘って僅差で勝ちたいです」

笠松光琉(東北楽天リトルシニア)

「劣勢は予想してのマウンドだったので、なるべく最少失点で抑えたいなと思いました。意外とストレートを差し込めていましたし、途中からはいろんな球でかわしていきました。スライダーは初回に抜けていましたが、2回以降は修正できました」

ラグザス presents WBSC U-15野球ワールドカップ2026


大会概要 
出場選手

大会期間

2026年9月26日~10月5日

オープニングラウンド(グループA)

9月26日(土)1:30 南アフリカ 0 – 16 日本

9月27日(日)7:00 日本 10 – 0 ドイツ

9月28日(月)4:00 キューバ 1 – 11 日本

9月29日(火)10:30 日本 5 – 4 メキシコ

9月30日(水)6:00 日本 – ドミニカ共和国

※開始時刻は日本時間、メキシコ(メリダ):時差-15時間

スーパーラウンド

10月2日(金)~10月4日(日)

3位決定戦・決勝

10月5日(月)

開催地

メキシコ(メリダ)

出場する国と地域

グループA

日本、メキシコ、ドミニカ共和国、キューバ、ドイツ、南アフリカ

グループB

チャイニーズ・タイペイ、アメリカ、ベネズエラ、オーストラリア、ニカラグア、チェコ

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