試合レポート

2026年8月12日

 8月12日、「第12回 BFA U12アジア選手権」(8月15日まで中国・杭州市)のオープニングラウンド第3戦が行われ、侍ジャパンU-12代表は地元・中国と対戦。終盤に粘られたが7対3で勝利を収め、グループA首位でスーパーラウンドへ進むこととなった。

 ともに2連勝でスーパーラウンド進出を決めていたが、オープニングラウンド同グループとの対戦成績はスーパーラウンドに持ち越すため、負けられない一戦。桑田真澄監督の「肩の力が強い選手が多くいて、体が小さくてもセンスのある選手が複数いて、手強いかなと思っていた」という見立て通り、過去2試合と比べワンサイドの展開にはならなかった。

 その中でまず試合を作ったのは山田亮碩(金閣リトルタイガース)だ。「先発と聞いた時は大丈夫だったのですが、ブルペンに入った時から心臓がヤバくて、お腹も痛かったです」と振り返るように、初回は四球とセンター前安打でピンチを招くが、捕手の石井陸翔(都賀の台レッドウィングス)の牽制刺でピンチを脱出した。
直後の攻撃では古垣佑規(紀見少年スポーツクラブ)のセンター前安打などでチャンスを作り、堤三蔵(東海ライダース)の俊足が相手遊撃手の悪送球を誘い2点の先制に成功した。
 続く2回は桑田監督から「間合いが長くてテンポが悪いので、テンポ良く投げるように」と助言を受けた山田が立ち直り、ストレートやチェンジアップをテンポ良く投げ込み三者凡退に抑えた。3回には2番手の堤が味方の失策も絡んで1点を失うが、その裏にすぐさま古垣と石井裕翔(都賀の台レッドウィングス)のタイムリーで4対1とした。

 そして5回。今大会無安打だった伊藤龍成(ASAI KIDS☆UNITED)がレフト柵越えの3ラン本塁打を放ってダメ押し。投げては徳永或飛(松尾クラブ)と高橋琥尚(丸亀城南軟式野球スポーツ少年団)が、ともに1回で2三振を奪って走者を出さず。6回から登板した田中陸斗(レッドバッファローズ)は相手打線の粘りもあって、2点を失うが最後は自身の前に来た打球を冷静に処理して試合を締めた。

 これで3連勝。日本時間13日19時半からはスーパーラウンド初戦が行われ、侍ジャパンと同じく負け無しでここまで来ているチャイニーズ・タイペイと戦う予定となっている。

監督・選手コメント
桑田真澄監督

「なんとか(伊藤龍成のホームランが出て)勝つことができました。大振りせずにコンパクトに振ろうと送り出したのですが、まさかホームランが出るとは思わなかったですね。本人以上に僕がびっくりしています。チャイニーズ・タイペイとの試合では(伝え続けている)1球の重みやワンプレーの重みを感じながらプレーして欲しいです」

伊藤龍成(ASAI KIDS☆UNITED)

「ホームランを打ったのは低めのストレートです。チームの中で一番結果が悪くて、それでも起用してもらったので期待に応えなきゃというプレッシャーがありました。2ボールだったので、次はストライクを入れてくるだろうなと思って振りました。気持ちも楽になりました。(チャイニーズ・タイペイ戦に向けて)一番強い相手だと思うので、日本の今できる野球を100%出して、練習以上のことはせず練習通りの野球をして絶対に勝ちたいです」

山田亮碩(金閣リトルタイガース)

「1回が終わって、桑田監督から“テンポが悪くてサインを見るのが長いから自分のテンポで投げていこう”とアドバイスもらいました。桑田監督に教えてもらったチェンジアップが決まって、アウトコースのストレートでも三振を取ることができました」

第12回 BFA U12アジア選手権

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