
<広・巨(8)> 7回、小園はバットを折りながら、2点適時打を放つ (撮影・平嶋 理子)
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広島・小園海斗内野手(26)が23日の巨人戦(マツダ)で、反撃打を含む3安打2打点と奮闘した。3試合連続マルチ打点は、8年目で自身初。開幕から低空飛行が続いていた背番号5に、復調の兆しが見えてきた。チームは、投手陣が崩れて連勝が2で止まった。
小園は、しぶとかった。1―7の7回2死満塁。相手2番手の変則左腕・高梨が投じた内角球にバットを折られながらも、中前へ運んだ。反撃の2点打。終盤に意地を見せた。
「しっかり振り抜けた結果、いいところに飛んでくれた」
直前には1死満塁から4番・坂倉が二飛。嫌なムードが漂う中、泥臭い一打で得点に結びつけ、ファンに見せ場を用意した。1点差に迫った3回2死満塁では戸郷の初球を打ち上げて中飛に倒れており、試合後は「(今日は)そこですね」と反省。それでも満塁で同じ轍(てつ)は踏まなかった。
この日は6回1死で中前打、9回1死一塁でも左前打を放ち、6月4日の日本ハム戦以来、今季5度目の猛打賞。3試合連続マルチ打点は、8年目でキャリア初となった。
「(3試合連続打点でも貢献するのが)遅いです。もう調子とか言っていられない。気合です。やれることを増やして頑張ります」
打率・242ながら、6月に限っては打率・310(58打数18安打)、1本塁打、6打点。ようやく上昇の兆しが見えてきた。新井監督からも「内容も良くなっているし、雰囲気も出てきていると思う」と評価を受けた。巻き返しに向け、さらなる状態良化が急務。結果に一喜一憂している暇などない。それは小園自身が一番、理解している。
開幕から低空飛行が続き、打席の中でズレを感じていた。そうなると天性のミートセンスが悪い方向に働き、当てるだけの打撃で凡打が続いた。打破を目指して試行錯誤を繰り返す中で、福地打撃チーフコーチから受けた助言は「中堅方向に引っ張るようなイメージで」。以降、20日ヤクルト戦では代打で引っ張った打球が右翼ポール際に着弾し、この日も中堅へ安打が飛び出すなど、徐々に取り組みの成果が表れ始めている。同コーチも「間違いなく良くなっている。これを続けてほしい」と背中を押した。
計8安打12残塁が物語るように、攻撃陣は好機に決定力を欠いた。敗戦のショックは小さくない。ただ昨季リーグトップの得点圏打率・413をマークした小園の復調気配は、希望の光だ。 (長谷川 凡記)
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