オリックス × 日本ハム 先発 ディクソン 2014/5/10 得点ハイライト
◇パ・リーグ 日本ハム1―8オリックス(2014年5月10日 ほっと神戸)
日本ハムは打線がオリックス先発のディクソンに7回まで無安打に抑えられたが、8回に代打・大谷が右前打。中田がDHで出場とあって代打待機が続く中、不名誉な記録を逃れる値千金の一打を放った。
屈辱の記録まであと6アウト。だが、とっておきの男が神戸のファンにため息をつかせた。
8回無死一塁。ディクソンに手も足も出なかった中で代打を告げられた大谷。1ボール1ストライクから外角カーブを捉えた。「ツーシームを狙っていたけど、甘い球が来たのでたまたま打てて良かった」。痛烈な打球は右前に抜けるチーム初安打。この回1点を奪って零敗も免れ、大敗の中で一矢を報いた。
大谷自身はディクソンと今季2度目の対戦。3月29日に完封を許した際は4打数無安打に抑えられた。昨季も無安打だったが「何となくイメージはありました」。ノーヒットノーランを期待する敵地スタンドの空気も気にせず平然と打ち返した。
これまで登板予定のないカードはDHで出場してきたが、疲労が蓄積している中田が5日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)から4試合連続DHで出場。2カード連続代打待機で2打席しか立っていなかったが、しっかりと結果を残した。