ホークス試合前スタメン発表【西武1-0ソフトバンク】2025/4/19

ソフトバンクが2年ぶり5連敗 今季最長更新 西武・隅田に4安打完封を喫する(デイリー)

「西武1-0ソフトバンク」(19日、ベルーナドーム)

 ソフトバンクが今季ワーストを更新する5連敗を喫した。ソフトバンクの5連敗は、12連敗を記録した2023年7月以来、2年ぶり。

 西武の先発・隅田に4安打完封された。

 ソフトバンクは前夜、ノーヒットワンランで敗戦。この日は安打こそ放ったが、隅田を攻略しきれなかった。

2025年4月19日
埼玉西武ライオンズ vs 福岡ソフトバンクホークス
ベルーナドーム

ライオンズ スターティングメンバー
先発 隅田 知一郎
1(中) 西川 愛也
2(二) 児玉 亮涼
3(一) ネビン
4(指) セデーニョ
5(三) 外崎 修汰
6(左) 平沼 翔太
7(捕) 古賀 悠斗
8(右) 長谷川 信哉
9(遊) 滝澤 夏央
監督 西口文也

ホークス スターティングメンバー
先発 大関 友久
1(左) 緒方 理貢
2(遊) 今宮 健太
3(三) 栗原 陵矢
4(指) 山川 穂高
5(一) 中村 晃
6(二) 広瀬 隆太
7(中) 牧原 大成
8(捕) 海野 隆司
9(右) 佐藤 直樹
監督 小久保 裕紀

泥沼5連敗で最下位のソフトバンクはトレードなどの緊急補強をすべきか…近藤、柳田、正木ら主力の故障離脱続出で西武の隅田に0-1完封負け(RONSPO)

ソフトバンクが19日、敵地のベルーナドームでの西武戦に0-1で敗れて5連敗を喫して最下位から抜け出せず借金が「5」に膨らんだ。西武先発の隅田知一郎(25)に4安打完封を許して、7回まで1失点と好投した大関友久(27)を援護できなかった。5連敗は2023年7月の12連敗以来の屈辱で、小久保裕紀監督(53)の体制になって初。主力に故障者が続出しているソフトバンクが浮上する手立てはあるのか。

あと1点が遠かった。最後の打者となった栗原は、外角のストレートを見逃して三振に倒れると悔しそうに天を仰いだ。球界屈指の左腕に成長している隅田に4安打9三振の完封負け。球数は106球で、あわやマダックスの屈辱が重なるところだった。これで今季2度目の完封負け。前日に西武の今井―平良に珍しい「ノーヒットワンラン」を許した不振の打線がまたしても沈黙した。
 チャンスがなかったわけではない
 3回、牧原がレフトとショートの間に落とすヒットで出塁すると、小久保監督は、海野に送らせず、その初球にバスターエンドランを仕掛けた。打線を活気づけようと考えたのかもしれない。海野が期待に応え、空いた三遊間に引っ張って無死一、二塁とした。続く佐藤直にはバントで送らせて一死二、三塁の先制機を作った。だが、「1番・レフト」で今季初スタメンに抜擢された“育成三銃士”の緒方が見送ればボールの外角低めのチェンジアップに空振りの三振、今宮もフルカウントからボールゾーンへ落ちるチェンジアップに手を出して連続三振に倒れた。前に飛ばさねば何も起こらない。
 西武からすればピンチの後のチャンスとなる、その裏に大関が二死一、二塁から4番のセデーニョに三遊間にタイムリーを許す。終わってみれば、この1点が勝負を分けることになった。
 ソフトバンクは5回にも先頭の廣瀬のライトへの二塁打で得点圏に走者を進めたが、続く牧原が2球連続バントの構えをしたものの、ヒッティングに切り替わって三振に終わり、一死三塁の形が作れなかった。続く海野はレフトフライ。もし三塁に進めることができていれば同点犠飛だった。
 攻撃はチグハグで、佐藤直もボールゾーンのチェンジアップに翻弄されて連続三振。またしてもスコアボードにゼロを刻んだ。
 6回にも先頭の緒方がセカンドへの内野安打で出塁するも、今宮はバントを失敗、ヒッティングに切り替わったが、最悪の「6-4-3」の併殺打である。
 泥沼の5連敗。2023年7月に喫した悪夢の12連敗以来、2年ぶりの“連敗地獄”にはまりこみ最下位からは脱出できなかった。
 スポーツ各紙の報道によると、小久保監督は、三振はしてはいけない場面でバットに当てることができなかった技術不足を嘆き、「みんな必死に何とかしようとしている。ズルズルといくわけにはいかない」と危機感を訴えたという。
 オフには、司令塔の甲斐がFAで巨人に移籍したが、物議を醸しながらも、元日ハムの上沢をメジャー経由で獲得するなど、戦力を強化して、リーグ連覇、日本一奪回を狙っているソフトバンクが、まさかの最下位である。
 原因はハッキリとしている。相次ぐ主力の故障離脱だ。
 ソフトバンクの野球に詳しいOBの池田親興氏は「まさに緊急事態」と警鐘を鳴らす。
「開幕から5番を任していた正木までが登録抹消となり、当初の構想から残っているのは山川だけ。そう点の取れない好投手の隅田に対して、最低限の仕事ができずにチグハグな攻撃が続いたが、予期せぬ怪我人だらけで、どう打線を組むかに追われていて、1球、1打をああだ、こうだと議論する状況にはない。セカンドに専念するはずの牧原が外野を守り、代打に集中するはずの中村晃が一塁を守っている時点で、すべてが緊急事態」

 池田氏が指摘するように3月28日のロッテ戦の開幕オーダーだった1番・周東、2番・近藤、3番・柳田、4番・山川、5番・正木、6番・今宮、7番・ダウンズ、8番・リチャード、9番・谷川原のうち、この日のスタメンに名を連ねたのは、山川と今宮の2人だけだ。
 近藤は、腰の手術で長期離脱が決定的となり、柳田も11日のロッテ戦で膝を痛めて戦列を離れ、正木は前日のゲームで負傷交代。周東は膝の調子が悪く、この2試合連続で出場がない。オープン戦で右脇腹を負傷した栗原が、4月17日の楽天戦から復帰し、いきなりマルチ安打を放ったが、西武戦の2試合はノーヒットで、まだ全開とはいかない。
 加えて池田氏は投手陣の問題も指摘する。チーム防御率3.38はリーグ最下位だ。
「先発もモイネロと前田純の2人が安定しているが、有原が勝てていないし、スチュワートがいない。ヘルナンデス、オスナという8、9回の鉄壁の布陣が揺るぎ、中継ぎ陣に不安が残っている。先発から松本晴をブルペンに移動させたが、まだ整備は不十分」
 “8回の男”ヘルナンデスはすでに2敗を喫し防御率11.57で16日に2軍落ち、守護神のオスナも17日の楽天戦で救援に失敗、防御率は7.88でセーブはわずかに1しかない。
 では、最下位脱出の手立てはあるのか。トレードなどの緊急補強をすべきなのか。池田氏は「若手」「先発」をキーワードにあげる。
「まだ4月だということが救い。長いペナントレースを考えると立て直していく時間はある。でも考えてみれば、今の布陣はほぼバックアップメンバー。選手層の厚いソフトバンクだからこそ、なんとか踏ん張れるとも言える。緊急補強をするのであればトレードは難しいだろうし外国人野手しかない。ただ慣れるまでに時間はかかる。補強しないよりもした方がいいが、今いる選手でなんとかすべきだと思う。石塚がこの日昇格したが、若手には逆にチャンス。ポジションがかぶるがリチャードもいる。ただ打線にメンバーが揃うまでに時間はかかる。今できるのは投手陣の整備。先発、中継ぎがゲームを作り、チーム防御率を下げていくしかないだろう」
 今日20日は、今季初先発となる東浜をマウンドに送る。対する西武は渡邉勇太朗。6日の対戦では8得点を奪い5回途中でKOした相性のいい相手ではある。
 小久保監督は「明日ひとつ勝って(福岡へ)帰りたい」と連敗脱出を誓った。

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