【巨人】野上亮磨34歳で現役引退 左アキレス腱断裂から復活も、右肩「思い切り振れる状態じゃない」(スポーツ報知)
野上亮磨 巨人の野上亮磨投手(34)が今季限りで現役引退することが25日、分かった。左アキレス腱(けん)断裂から復活した今季は2年ぶりに1軍登板して9試合、防御率1・65。右肩コンディション不良で5月19日に登録抹消となって以降は1軍登板がなかった。スポーツ報知の取材に「肩の状態が上がらず、思い切り腕を振れる状態じゃないですし怖さもあります」と決断した理由を明かした。 17年に西武で自己最多タイの11勝を挙げてオフにFA宣言。悩み抜いて巨人移籍を決めた。当時、妻で元「モーニング娘。」の石川梨華との間に第1子が誕生予定という状況で「子どもに『俺はこういうことをやってたんだぞ』と、大きくなった時に見せたいと思った。やりがいがある」と新たな挑戦に踏み出した。梨華夫人も「どんな決断でもついていく」と背中を押してくれた。 移籍2年目の19年10月、みやざきフェニックス・リーグ登板中に左アキレス腱断裂の重傷を負い、長いリハビリ生活となった。昨年6月に2軍で240日ぶりに実戦復帰してファームで実戦を重ねた。今季はオープン戦からアピールを続け、4月2日のヤクルト戦(東京D)に先発して2年ぶり