あの日人類は思い出した
薄闇の中進む影は
誰も心許なく
不確かな未来は何時だって
薄氷の上に咲く
夜は訪れるたびに幾度も
冷たい手で俺たちの
首筋を優しく撫でた
黄昏を裏切って
灯る希望の背に縋り
追い駆けた地獄へと
向かってると知っても
夢の続きが見たいなら
お前はなにを差し出せる
悪魔は甘く囁いた
屍で道を作れ
この壁の向こうになにがある?
幼き日々に憧れた
真実がすぐそこにある
屍の道の先に
《紅蓮の衝動》弓矢を駆け抜けて
《自由への覚悟》翼を散らして
《捧げられた花弁》心臓を束ねても
《手向けるべき真の暁》レクイエム
には早すぎる
太陽はまだ沈んでいないのだから
進み続ける 波の彼方へ
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