虚構推理, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=2360668 / CC BY SA 3.0

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『虚構推理』(きょこうすいり)は、城平京による小説シリーズ。
怪異たちの知恵を司る神となった少女と不死身の男性の2人を中心に繰り広げられるミステリである。
2011年より講談社から刊行されている。
2012年に第12回本格ミステリ大賞で小説部門を受賞。
2012年版本格ミステリ・ベスト10で4位に選出された。
また、2015年以降からは、講談社の漫画雑誌『少年マガジンR』でのコミカライズやブレインズ・ベース制作によるアニメ化などのメディアミックスが行われている。
本シリーズの第1作は、『虚構推理 鋼人七瀬』(きょこうすいり こうじんななせ)である。
この小説は、2011年に講談社ノベルスから刊行された。
その後、2015年に講談社が『少年マガジンR』を創刊するにあたり、同誌でコミカライズが掲載されることが発表され、創刊号から連載がスタートした。
コミカライズは片瀬茶柴が担当しており、片瀬は本作で漫画家デビューを果たした。
2017年、『虚構推理 鋼人七瀬』のコミカライズが完結する。
しかし、その後も「城平が続編小説を執筆し、それを片瀬がコミカライズする」という形で連載が続けられており、加えて、城平が執筆した続編小説も講談社タイガから書籍化されている。
なお、『虚構推理 鋼人七瀬』では清原紘がカバーイラストを手掛けているが、講談社タイガから刊行された書籍では片瀬がイラストを担当している。
本シリーズの主人公・岩永琴子は、怪異絡みのトラブルを解決する日々を送っていた。
ある日、琴子のもとに、怪異から相談が持ち込まれる。
それは、真倉坂市という地方都市で「鋼人七瀬」と呼ばれる怪異が暴れているので対処してほしい、というものだった。
琴子は真倉坂市に赴き、現地で出会った弓原紗季という警官に協力を要請する。
同じころ、琴子の恋人・桜川九郎は、突如消息を絶った従姉の六花を探す途中、真倉坂市に立ち寄り、そこで鋼人七瀬と遭遇する。
九郎は鋼人七瀬と戦うが、鋼人七瀬を退治することはできなかった。
その現場を目撃した琴子と紗季は九郎と合流し、3人で鋼人七瀬を退治する策を練り始める。
一方、鋼人七瀬は力を増していき、紗季の同僚を殺害するに至る。
インターネット上には鋼人七瀬のまとめサイトがあり、殺人事件を受けて書き込みが多数寄せられていた。
琴子は、六花がこのサイトを管理しており、サイトの閲覧者の想像力を膨らませることで鋼人七瀬を実体化させたのだと気づく。
そして、4つの「虚構の推理」をまとめサイトで披露し、「鋼人七瀬は実在しない」と閲覧者に思わせることで鋼人七瀬を消滅に導く。
声の項はテレビアニメ版における声優。
本シリーズは「虚構」をテーマとしており、事件の真実よりも「どうやって人々を納得させるか」に重きが置かれている。
城平は、『雨月物語』の「蛇性の婬」を読んで「価値観や理屈がねじれて歪んでいても、なぜか全てがおさまるべき所におさまって世界がうまく成立していると見える、けれど何かおかしい」と感じたといい、そこから本シリーズの着想を得たと述べている。
しかし、シリーズ第1作の『虚構推理 鋼人七瀬』は、「妖怪や幽霊が当たり前に実在し、まごうことなき事件の真相をすっかり明らかにした後で、四種類の『嘘の解決』をあらかじめ嘘とことわった上で並べる」という内容から、果たしてミステリと呼べるのかという議論を巻き起こすことになった。
2015年から、『虚構推理』 (Invented inference) のタイトルで『少年マガジンR』で片瀬茶柴によるコミカライズが連載されている。
物語の流れは原作と基本的には同じだが、アレンジも加えられている。
特に、漫画版では読者が琴子を好いてくれるよう、彼女の魅力を可能な限り引き上げるようなキャラクターメイキングが行われている。
2020年1月号掲載の第30話「雪女のジレンマ (1)」より『少年マガジンR』が電子雑誌移行したことに伴い、講談社のマンガアプリ「マガポケ」と『月刊少年マガジン』を加えた3媒体での同時連載(内容は同一)が開始となった。
2018年、第42回講談社漫画賞にノミネートされる。
2019年4月時点で累計発行部数は300万部を突破している。
なお、第8巻から第10巻、第15巻では通常版に加えて特装版…

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