公開
2026年11月05日 10時59分

 米OpenAIは11月4日(現地時間)、画像生成AIの新版「ChatGPT Images 2.6」を発表した。9月に公開した「Images 2.5」の後継モデルで、画像生成速度を50%向上させたほか、編集精度を改善した。新機能としてGIFアニメーションの作成や、保存した写真を別のチャットでも再利用できる機能も追加する。

 Images 2.6は同日から、世界中の「ChatGPT」と「Codex」の全プランで利用可能になった。無料プランも対象で、Web、デスクトップアプリ、モバイルアプリに対応する。ただし、GIF生成機能は順次展開中としている。

(画像:OpenAI)

 従来のImages 2.5では、画像の特定部分だけを変更し、それ以外の部分を維持する編集機能を強化していた。Images 2.6ではこれをさらに改善し、例えばキャラクターの背景を変更しても衣装などの細部を忠実に維持できるようにした。キャラクターや商品、ブランド固有の特徴を、編集を繰り返しても一貫して保ちやすくなったという。

 新たに対応するGIFアニメーション生成では、ChatGPTにループアニメーションの作成を依頼したり、手描きのスケッチをアップロードしてキャラクターが手を振るアニメーションに変換したりできる。再生速度の調整やGIFの共有も可能だ。企業のマスコットや商品のアニメーション、SNS向けのリアクション画像などへの利用を想定している。

 もう1つの新機能「保存した参考画像」は、写真を名前付きで保存し、別のチャットでも再利用できるというものだ。例えば、愛犬の写真を「Pepper」という名前で保存しておけば、次回以降は写真を再アップロードすることなく、「@Pepperの水彩画を描いて」と指示できる。

「保存した参考画像」機能(画像:OpenAI)

 開発者向けAPIでは、速度重視の「GPT-Image-2.6 Flare」と、高品質な画像生成を重視する「GPT-Image-2.6 Sunburst」を提供する。Flareは低画質設定で最短6秒で画像を生成でき、ポスターや商品画像などのレイアウト品質も改善した。Sunburstは中~高画質設定で、より精細な画像生成と編集時の一貫性を実現する。

(画像:OpenAI)

 APIではさらに、画像の特定箇所に注釈を加えて修正を指示する機能や、Webサイトや印刷物などに使えるSVG形式での書き出しに対応。画像生成前にモデルがどの程度検討するかを調整する「complexity」パラメータも追加した。

 API料金はImages 2.5から据え置きで、両モデルとも画像入力が100万トークン当たり8ドル、画像出力が同30ドル、テキスト入力が同5ドルとなる。

 同日公開したシステムカードでは、安全対策についても説明している。新たなGIF生成機能には、静止画では検出しにくい有害な動きなどを判定する安全対策を追加した。また、生成画像の出所を確認できるようにするため、従来のC2PAメタデータに加え、米Google DeepMindの電子透かし技術「SynthID」をChatGPT、Codex、APIに導入することも明らかにした。

 OpenAIによると、現在ChatGPT、Codex、APIを通じて生成される画像は世界で週約40億枚、1日平均5億枚以上に達しているという。

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