アニメ監督の芝山努さんが、3月6日に肺がんのため亡くなっていたことがわかった。84歳だった。芝山努さんがかつて代表をつとめたアニメ制作会社・亜細亜堂が3月17日(火)に発表した。
芝山努さんは、『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『忍たま乱太郎』など、国民的アニメと呼ばれる作品を長年手がけてきた。
葬儀は遺族の意向により近親者のみで執り行われた。後日、「お別れの会」が予定されている。
『ドラえもん』『忍たま乱太郎』など、国民的アニメ作品を長年牽引した芝山努さん
芝山努さんは、アニメーターとして『ど根性ガエル』『元祖天才バカボン』などで作画監督を担当。
このほか、『忍たま乱太郎』『ちびまる子ちゃん』『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』など、数多くの国民的作品に関わってきた。
特に『ドラえもん』においては、テレビシリーズのチーフディレクターを担当。劇場版では20年以上にわたり監督をつとめ、作品のトーンや方向性を長く支え続けた。
『ドラえもん』を制作するシンエイ動画や『ちびまる子ちゃん』スタッフも追悼
『ドラえもん』を制作するシンエイ動画は3月17日に公式サイトを更新。
訃報を伝えると共に、「『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』から『映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』まで、映画ドラえもんシリーズ22作品の監督を務められ、さらに1983年から2005年までテレビアニメ『ドラえもん』のチーフディレクターとして毎週子供たちに多くの夢と笑顔を届けてくださいました」と、その功績を振り返った。
加えて、「緻密な絵コンテやデザインをはじめ、作品制作に真摯に向き合うその姿勢は、多くのアニメーターに多大な影響を与えてきました。その魂は、これからも制作される多くのアニメーションの中に生き続けていきます」と感謝を綴っている。
映画『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』/画像はAmazonより
また、アニメ『ちびまる子ちゃん』も、公式サイトで芝山努さんの訃報にあたってスタッフ一同からのコメントを発表。
芝山さんが1990年の放送開始時から第1期の監督をつとめていたことに触れ、「これまでの多大なるご功績に感謝するとともに、謹んで哀悼の意を表します」と追悼した。

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