1988年の誕生以来、アニメ史に確かな足跡を残してきた「機動警察パトレイバー」シリーズ。

その完全新作となるアニメーション作品『機動警察パトレイバー EZY(イズィー)』が、2026年より劇場公開されることが決定した。全8話/全3章構成で、第1章は5月15日(金)、第2章は8月14日(金)、第3章は2027年3月に公開される。

あわせて、シリーズの過去と未来を象徴するキービジュアルと特報映像、さらにイントロダクションやキャラクター、メカニカル設定も一挙に解禁。2017年の発表されたプロジェクトが、ついに本格始動する。

【画像一覧】キャラクター&メカニックビジュアル泉野明から、新主人公・久我十和へ 世代交代を描くキービジュアル

公開されたシリーズキービジュアルには、旧シリーズの主人公・泉野明と、『EZY』の主人公・久我十和(くがとわ)が、それぞれのパートナーであるイングラムとともに対峙するように描かれている。

二人の視線の先にあるのは、これまで積み重ねてきた特車二課の歴史、そしてこれから紡がれていく第二小隊の未来。「これまで」と「これから」を一枚に凝縮したビジュアルは、2026年にはじまる新たな『パトレイバー』の物語を力強く予感させる。

『機動警察パトレイバー EZY』特報

制作にあたっては原作を手がけたクリエイター集団・HEADGEAR(ヘッドギア)が再び集結。監督を出渕裕さん、アニメーション制作をJ.C.STAFFが担当する。

キャストは、新主人公でイングラム1号機パイロット・久我十和を上坂すみれさん、イングラム1号機の指揮担当で久我十和を支える補佐役・天鳥桔平(あとりきっぺい)を戸谷菊之介さんが演じる。

なお、特報映像に登場している他のキャラクターの声優陣については続報を待とう。

久我十和(CV.上坂すみれさん)

天鳥桔平(CV.戸谷菊之介さん)

舞台は2030年代の日本──“時代遅れ”のイングラムが再び動き出す

『機動警察パトレイバー EZY』の舞台は、労働人口の減少とAIによる自動化が進んだ2030年代の日本。

かつて最先端だった汎用人間型作業機械の「レイバー」は、労働人口減少やAI技術による自動化が進む中で、自立型ロボットに取って代わられ、もはや時代遅れの存在となりつつある。

『機動警察パトレイバー EZY』特報映像より

『機動警察パトレイバー EZY』特報映像より

それでも変わらないのが、警視庁警備部内にある“特車二課”こと特殊車両二課の人と街を守るという役割だ。

第二小隊は、旧式98式AVイングラムを改良した「AV-98Plus イングラム」とともに、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かっていく。

AV-98Plus イングラム

物語は全8話/全3章構成。第1話から第6話までは1話完結のオムニバス形式、第7話・第8話では連続したストーリーが描かれ、新生・第二小隊最大の危機が訪れるという。

『機動警察パトレイバー EZY』公開スケジュール/各話タイトル
File 1(2026年5月15日公開):
「トレンドは#第二小隊」「閑中妄あり」「ホンモノが一番」
File 2(2026年8月14日公開):
「ワインと銃弾」「あさき夢みし」「恋のサバイバル」
File 3(2027年3月公開):
「おもちゃの国・前編」「おもちゃの国・後編」

監督をつとめる出渕裕さんは、「当初は監督を務めるつもりはありませんでしたが、大変楽しく取り組んでいます」とコメント。「原点に立ち返り、1話完結型とし、王道ではなく番外編的なエピソードの連続体としての『パトレイバー』を目指しました」と語っている。

プロジェクト発表から9年 新作「パトレイバー」がついに始動

「機動警察パトレイバー」シリーズといえば、HEADGEAR原作のメディアミックス作品。HEADGEARはゆうきまさみさん、出渕裕さん、高田明美さん、伊藤和典さん、押井守さんからなるクリエイター集団だ。

1988年からアニメや漫画、映画などが展開され、2017年に新プロジェクト「PATLABOR EZY」として発表されたのが今回の『機動警察パトレイバー EZY』だ。その後、2022年にパイロットフィルムが公開、2024年9月に「2026年プロジェクト始動」が発表されていた。

onda

ポップポータルメディア「KAI-YOU.net」編集長。1985年生まれ。東京工芸大学アニメーション学科卒業後、エンタメのマーケティング・コンサル会社で業界誌やフリーマガジンの編集/記者として従事。2017年からKAI-YOU inc.、2020年1月から現職。アニメや声優といった領域を中心に、取材・編集・執筆を行っている。KAI-YOUフットサル主催。

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