【朗読】 [サイレントウィッチ] [都合がり屋で、思いついた前で話すのが苦手です。] [ 正体を隠す人] 第7章パート1
こんにちは物語の次の部分を続けましょう 物語を楽しんで聞いていただければ幸い です第7章チェス大会編71持たざるもの の合いラナコレットは事業中であるにも 関わらずチラチラと横目でモニカの様子を 見ていた最近モニカの元気がない原因は きっとケシーが急に里帰りしてしまった からだろうはその辺の事情を人にしか聞い ていないが何でも家の都合で急退学し 里帰りをしなくてはいけなくなったのだと か家の都合で退学するものはこの学園では 別に珍しいことじゃないだが友人の少ない モニカにとってケシーの里帰りはひどく 衝撃だったのだろうここ数日はいつも しょんぼり俯いているしラナに対しても なんだか妙にぎこちないのだ昼食の時も ラナがクローディアにつっかかっている間 モニカは何かぼんやりしている思えば昼食 の席だってケシーがいるから場が保ってい たようなものなのだナとクローディアが 揉めると適度にいめてくれたしモニカが 溜まり込んでいるとさりげなく話題を振っ たりとKCは空気を読むのが抜群に うまかった本当はあなだってKCがいなく なって少しは寂しいのだ鉄面の クローディアなんかは何とも持っていない のだろうけれどやがて授業が終わるとラナ はモニカの机に近づいたモニカは気持ちの 浮きしみがそのまま服装や髪型に現れる タイプだ案の上袖のボタンを止め忘れて いるし髪は三編みから一溢れて ビヨンビヨンとま抜けに跳ねているラナは モニカに後ろから近づき跳ねている髪を指 でつつく袖のボタン止まってないわよへい あわ本当だ モニカはラナに声をかけられて初めてその ことに気づいたらしいモニカがもたモタと 袖のボタンを止め直している間にラナは 飛び出している髪を押さえてピンで止めて やったこれで少しはマしに見えるだろう次 は選択授業ねねえ結局モニカは何の授業を 選んだのえっと第1がチェスで第2が法学 今日は第1位だからチェスの日ね教室の 方向同じだし途中まで一緒に行きましょう ようん コくと頷きモニカは筆記憶を片付け 立ち上がるモニカと並んで歩きながらラナ は密かに頭を抱えたこういう時どういう 話題を振れば良いのかが分からない色々と 話題をひねぎり出そうとするもどうし たって思い浮かぶのは流行りものの話題 ばかりそういうものにモニカが興味がない ことぐらいはラナだって分かっているのだ そそうだねえモニカは学際の後の武踏会に 切るドレスはもう決めたえモニカはポカン と目と口を丸くしてラを見上げていたラナ としてはまだ用意してないぐらいの返事を 想定していたのだがモニカのこの表情から 察するにもし やモニカ学際の夜に武踏会をすることは 知ってるよねうんスケジュールにそう書い てあるのを見たけどてっきり制服で参加 するのかと モニカは変入生だということをラは今更 思い出したセレンディア学園では基本的に 式点の類は制服参加が基本だがその後に 行われる武踏会は当然にあのが用意した 冷想を身につける特に学際と卒業式の後に 行われる武踏会はそれは盛大のものなのだ 誰もがここばかりに聞かざって参加する 制服じゃだめかなにも生徒会役員がそれは まず言わよ う生徒会役員は武踏会の会場を取りしきる 存在だ欠席などできるはずもないしましし て制服で参加したら確実に恥を書くモニカ ドレスは持ってるモニカは無言で首を横に 振るああ虎ナは額に手を当てた学際まで 残り2週間モニカ1人でドレスを用意 できるとはとても思えない私のフルで よければ貸してあげるわもう色もデザイン も流行遅れのやだけどえで もモニカはもごもごと串ごもり指をこね ながら俯くラナはむっと唇への字に曲げた 何よ私のフルなんか嫌ってわけち違うの そのは 私 モニカの声はなんだか泣き出しそうに震え ていたモニカの頼りなさげな眉がぎゅっと 仕められ丸い目にじわると涙の膜がある いつもラナに助けてもらってばかり で何も返せてなく てモニカの頭はどんどん下を向いていくと ラナにはモニカのつ字しか見えなくなって しまったのでラナはそのつ字を指で グリグリと押してやった別になんか返して 欲しいわけじゃないわよ で もと友達に親切にするのに理由なんていら ないでしょつム字から指を離してやれば モニカの頭がゆっくりと持ち上がるモニカ はまだ戸惑ったような顔をしていた ありがとうモニカはか細い声で霊を言う涙 は少しだけ引っ込んだようだがなぜか モニカの顔には強い罪悪感が滲んでいた ラナに頼ることを申し訳なく思っているの だろうかラナはむと腕組をしてモニカを 軽く睨むドレスのサイズ少し詰めないとだ から今度私の部屋に来なさいよというか モニカコルセットは持ってるしたことない はあラナは今だって制服の下に軽装用の コールセットを身につけているのだ10代 後半の女子ならそれぐらい当然のであるが ラナはマじまじとモニカの体を見て納得し た10代前半と言われても違和感のない 小柄な体は箇所というより痩せすぎなのだ まあ確かに 寄せる肉が甘いわね それでも腰を閉めてくれを作り胸に踏み物 をすれば少しは女性らしい体型に見える はずだ自分が10代前半に使ったコール セットを取り寄せようとラナは密かに心に 使った72勝負はテーブルにつく前から 始まっているのですよ同期殿コリープソン はセレンディア学園高等3年の大生徒で ある弾爵化の三難房である彼は特に火出た 特技もなく選択授業は無難にチェスの授業 を選択したチェースだけは幼い頃から兄 たちと教のでまあ人並み程度にはできると 思っていたからだところがどっこい セレンディア学園のチェスの授業はコリー が想定していたよりはかにレベルが高かっ たチェースの授業は実力に応じて上位注意 会の3グループに分けられる基本的に同じ グループの人間同士で対局をし勝率によっ てグループが変動するのだ過去に入勝経験 があったりすでに前年度もチェスの事業を 受けているものは事業開始時点から上位や 注意グループになるがコリーは海グループ からのスタートだったしかも海グループの さらに下の方そういう底辺組の3年生は1 年2年の面倒を見る役目を自然としけ られることになるはいはいそんじゃ1年は その辺で適当にペアんで始めてコリー画像 に指示をすれば後輩たちは近くにいる もの同士でペアを組んで対局を始めるだが 1人だけ誰ともペアを組めずにポツンと 立ち尽くしている女子生徒がいたの神の 小柄な少女だ中東家の生徒が紛れ込んだの かと思うぐらい小さいが袖飾りから察する に高等家の2年生がああペアから破れ ちゃったかじゃあ僕とねわはいよよよよよ よろよろしくお願いします女子生徒は ペコペコと頭を下げながらコリーの向いの 席に座るチェースの授業で女子生徒なんて 珍しいチェースの授業を受ける女子生徒は さほど多くはなくそして男子よりも弱い 傾向にあったそもそもチェスは男のなのだ 良いかもだな特リーは静かに北斗この授業 では勝敗の記録をつけていき勝率が高けれ ば上位グループに移動ができるこの少女に サクっと勝って勝率を上げさせてもらおう じゃないかとコリーはチェスごまを並べ ながら散段した君チェス歴は何年なんか 大会に出たことあるさ最近始めたばかり です昨日今日本を読んでルールと定石だけ 学びましたああいる今日本を読んだだけで チェスができるようになった気になるやつ たでもないコリーのことである記録に つける対局だからハデなしだけど良いわ はい大丈夫です少女はコクコと頷きじっと 盤面を見つめるああこりゃ楽勝だな とコリーは顔に出さず笑った チェックメイトです少女が黒のナイトを 動かして宣言するコリーはだラダラと 日合せを流しながら盤面を見下ろした いやいやいやいやちょっとだけ盤面から目 をそらし目頭を揉むそしてもう1度盤面を 見直し いやいやいやいやなんだこれなんだこれ えい 両手で顔を覆ってうだれたこの対局の感想 を正直に述べるならた一言なんかいつの間 にか負けてたこれに尽きる恐ろしいほどの 速さと性確さで少女はコリーを圧倒した その容赦ない強さをコリーは知っている 上位グループの人間とチェスをした時と 同じ下手をしたらそれ以上だ負けました コリーが降参すると少女はほとを吐いて胸 を撫で下ろすと突然コリーの肩がずっしぎ と重くなった別に敗北感に打ちひしがれて 肩を落としているわけじゃない誰かが コリーの肩に腕をついてのしかかっている のだコリーが首をねじれば自分の方に同学 年のエリオットハワードが持たれて盤面を 覗き込んでいたこれがただのクラスメート なら何をするんだと言って振り払うところ だがエリオットハワードは特体クラスで 活性都会役員なのだ平凡な弾爵化の三難房 であるコリーとは核が違いすぎる エリオットは人し切り盤面を眺めた後持た れていた上半身を起こしてコリーの肩を 叩いた俺と変わってくれないかあはい コリーがそ草と席を譲ればエリオットは コリーに変わって椅子に深ぶと腰かける 迎えに座る少女がぴくりと肩を振わせた そんな少女にエリオットはいつもと変わら ぬ啓迫な笑を浮かべていうよノート女今度 は俺と勝負してくれよででもあのグループ が違うので は問題ないさグループが違っても勝負は できるんだぜ確かにネリオットの言う通り 上位グループと会グループが対局をしては いけないというルールはないただしこの 場合上位のものが勝っても記録に加算はさ れないのだ一方会のものが勝てば勝率が 大きく変動するつまるところ上位グループ に所属する人間にとって会のものとの ゲームは何も絵をしないはっきり言って しまえば時間の無駄なのだだから誰も やろうとはしないなのにエリオットは自ら 海グループの後輩に勝負を申し出た エリオットは上位グループの中でも3本指 に入る実力者だチェス大会の代表選抜も ほぼ間違いないと言われているそもそも チェス大会まであと少しだろそんな時期に 会グループの後輩と対局なんてどういう つもりだよコリーはイ吹かしが見ながら次 の対局相手を探すべく席を離れた アスタリスクアスタリスクアスタリスク エリオットは白と黒の駒を1つずつ つまみ上げるとそれを机の下でさっと 持ち替えて握り拳をモニカの前に突き出し た月の方を選びな じゃあじゃあえっとこっちでモニカが指し た方の手を開けば出てきたのは黒のキング エリオットが先行の白モニカが高校の黒だ モニカがもたもたと黒の駒を並べていると さっさと並べ終えたエリオットがホずを ついてなあと呟いたモニカは駒を並べる手 を止めてエリオットを見るははい なんでしかこの間の対局エリオットは駒を 指先で続きながら独り言のように言うまだ キャスリングを教えていなかったのにそれ を俺が使って買ったことなんで皆の前で 指摘しなかったモニカは拠トんとま瞬きを したこの間の対局初めてのチェスは今でも よく覚えているエリオットガはクイーン なし先行をモニカに譲ってのゲーム序盤は モニカが優勢だったが最後の最後で エリオットがルークとキングを動かす特殊 な手キャスリングを使いモニカはハイ ボークしたその時モニカはカスリングと いう特殊なルールを知らなかったから当然 の敗北とも言えるモニカが答えに困って いるとエリオットはさらに言葉を続けた ノートン上には俺を責める権利があった はずだフェアじゃないとふともニカは 思い出すそこ数日オプトは生徒会出モニカ になんかを話しかけようとしてはそと距離 を開けるという不思な動きを繰り返してい たあれはもしかしてこのことを言及し たかったからだろうかえっとそれ はモニカは慎重に言葉を選びながら答える 私の知り合いの方ならきっと私にこう言っ たと思います 正式なルールを自分で調べもせず他者の 説明の身を鵜呑みにして勝負の席についた 記事が愚かなのですよ でその知り合いが誰のことかは言わずもが なモニカがルイスミラーの交渉を思い出し てしているとエリオットが反目になって モニカを見た その知り合いってやつは性格が悪すぎない かえっとでも本当にその通りだと私も思う の で勝負はテーブルにつく前から始まって いるってその人も言っててエリオットは深 とを吐くと高参とばかりに両手をあげた おいおい勘弁してくれ別に君をはめようと 思ってキャスリングを教えなかったわけ じゃない正直素人がキャスリングなんて 理解できないって思ってたしキャスリング を使わなくても楽勝だとノートンジを侮っ てたんだモニカがはあトライマイナー返事 をするとエリオットは調子が狂う音ばかり に前髪をかき乱したそこは起こるところ だろう俺はノートンジを侮っていてその癖 向きになって教えてもいないキャスリング を使って強引に勝ったんだぜこんなの フェアじゃない貴族にあるマじきはずべき 振る舞いだえっと そのモニカは困ってしまったエリオクトの 言葉のどこに起こればいいのかさっぱり 分からなかったのだ自分が侮られることに 関してモニカは怒りを覚えたことがない どちらかというと妙に持ち上げられる方が 困るエリオットがキャスリングを教えてい なかったことに関しても恋でないのなら なおのことモニカには攻める理由が 見当たらなかっただってルールを自分で 調べなかったモニカが悪いごめんなさい私 には起こる理由が思いつかないですその 一言を口にするとなぜかエリオットは驚い たようにあぐると口を開けた自分はそんな におかしなことを言っただろうかとモニカ は困惑しつつ言葉を続ける私はチェスが できればそれでいいのでモニカは残った コマを番に並べエリオットを見る対局お 願いしますモニカの顔から表情が抜け落ち たその幼い顔におどうとした様子はなく 静かにないためはエリオットの初手を待っ ているヘリオットはゆっくりと息を吐き白 のポーンに手をかけた遠慮なしで勝ちに 行くぜ その方が嬉しいですへえさっきのやつじゃ 不足だったかハワード様としたチェスの方 が面白かったのでそいつは光栄だ エリオットは妙に楽しそうな顔で白い歯を 見せて笑った73バツバツバツそれは ダーズビー白爵長男エリオットハワードが まだ6歳の時の話だエリオットは父に連れ られて初めてクロックフォード公爵化を 訪れバツバツバツに出会ったバツバツバツ はエリオットと同じ年だが体の弱い少年で 城を離れて祖父の家で療用しているらしい エリオットが連れてこられたのはそんな バツバツバツの話相手になるためだだが バツバツバツを見たエリオットは深い感に 駆られたバツバツバツは小柄で痩せっちで 気が 女術もパ術も天でダめ社交ダンスも 下手くそ物覚えが悪くて勉強の成績も悪い 本当に何をやらせてもダメな少年だったの だおまけに人見知りで人前に出るとうまく 喋ることができずすぐに下を噛むババより も従者の少年の方がよっぽど振る舞いも 喋り方も堂々としているぐらいだあんな ダメなちびが主人なんて大変だなと エリオットは密かに従者の少年に同場すら した何より無能なバツバツバがいずれ自分 たちの上に立つのかもしれないと思うと エリオプトは腹立たしくて仕方がないだ からその時のエリオットは6歳の少年 らしい意悪さでバツバツバツをバカにし たりからかったりしたその度に バツバツバツは悲しそうに俯いてこういう ちゃんとできなくてごめんなさい なんて惨目なやつだろうヘリオクトよりも ずっとずっとくらいの高い人間のくせに いずれは人の上に立たなくてはいけなく なるのに人よりも劣っているバツバツバツ だが1つだけ詳しいものがあったそれが 天文学だ天文学なんて将来何の役にも立た ないのにバツバツバツは星の話題になると 目をキラキラさせるし暇さえあれば天文学 の本を読んでいただからエリオットは大人 や従者の目を盗んでバツバツバツが大事に している天文学の本をこっそり木の上に 隠してやった案の上バツバツバツは反内気 になって本を返して欲しいとエリオ 夫オットにすがりつくあそこの木の上に あるぜそんなに高い木じゃないしあれ ぐらい簡単に取れるだろババは真っさに なって木を見上げていた運動神経の悪い この少年が1人で木に登れるはずがない そうと知っていてエリオットはニヤニヤし ながら少年を煽ったまたいつもみたいに あの従者に泣きつくのかそれとも大人に 言いつけるか自分じゃ何もできませんって バツバツバツは怖ばった顔で木を見上げて いたがやがてキュっと唇を噛みしめると木 にじのり始めたしかし全く手足の動かし方 がなってないほんの少し登っただけで バツバツバツはカタカタ震えて動かなく なってしまう弱虫エリオットが細いと つやけばバツバツバツは震える手を枝に 伸ばしその枝を掴みそこねて落下した 大した高さじゃないからとエリオットは 黙って見ていたが地面に倒れた バツバツバツの様子がなんやらおかしい 恐ろ恐ろ近づいてみると鋭い枝が バツバツバツの脇腹に刺さっているのが 見えた落下地点に落ちていた間が刺さった のだバツバツバツの脇腹は枝が刺さった ところを中心にじいわじわと赤いジミが 広がっていくエリオットは真っさになって 悲鳴をあげ大人たちを呼んだお前は何をし たか分かっているのかそう言って父は エリオットの頬を殴ったエリオットは 言い訳をしなかった全ては自分の軽な行動 が原因だと分かっていたからだババの怪我 は朝ほど深くはなく命に別情はないという だがそれでも数張縫わなくてはならない ほどの怪我だったお前はあの方に一生残る 傷跡をつけたのだその罪はお前の命で あえるものではないそういった父は自らの 首を差し出す覚悟をしていただがそこに 割って入ったのは手当てを受けたばかりの バツバツバツだったお待ちください バツバツバツは従車の少年に支えられ ながらそれでも自分の足で立っていた顔色 は真っさでじっとりと汗が滲んでいる当然 だ少し前に放合手術を終えたばかりなのだ からエリオットは悪くありません私が ふざけて気に登ったんですエリオットは それを止めようとしたし身を停して私の ことをかってくれたんですお嘘だ バツバツバツが落ちた瞬間エリオットは ニヤニヤ笑いながら見ていたあの程度で 怪我をするはずがないと高をくくってだが バツバツバツがエリオットをかったおかげ でエリオットは音ガなしで住んだ父も首を 差し出さずに住んだのだ後にエリオットは バツバツバツの部屋に押しかけ訪ねたなん で俺をかったあの事故は俺のせいだろう お前は俺のせいで大怪我をしたんだぞもし かして自分を着せるつもりだったのだろう かとえげ夫が歌り深く考えていると バツバツバツは困ったように舞を下げて いう木から落ちたのは私が上手に木のりを できなかったのが悪いんだだから エリオットを攻める理由が思いつかない まるでそれが当然と言わんばかりの苦傷 だった上手に気のりができなかった自分が 悪いのだと本気でそう思っている顔だった その怪我が煽ったら気のり教えてやるよ エリオットがボソボソとそういえば バツバツバツは水色の目をキラキラと輝か せる本当嬉しいな木の上からならもっと星 が綺麗に見えると以前から思っていたんだ 言って笑うバツバツバツは本当に心の底 から嬉しそうな笑顔だったアスタリスク アスタリスクアスタリスク唐突に昔のこと を思い出したのはモニカのノートンの言葉 があの少年の言葉と重なったからだなぜ 自分を責めないのかとウェり夫にモニカは 言ったごめんなさい私には起こる理由が 思いつかないですルールを確認しなかった 自分が悪いのだとそう言ってあの時の少年 と同じ顔でああようやくガ点が行ったぞだ からあいつはノートンジを構いたがるのか そんなことを頭の隅で考えつつエリオット は白のビショップを動かすモニカは カみ入れず次の手を指してきた前回もそう だったがモニカはコマをさすがに早い基本 的にモニカは兆候しないのだエリオットが 駒を動かしたらすさず次の手を刺すそうし てモニカが黒のクイーンを動かしたところ でゲームは終了したエリオットは盤面を 睨み口を開くステイルメイト引き分けか 今回は判デなし先行はエリオットだったに も関わらず引き分けそれもまだ数回しか チェしたことがないような少女相手にだ モニカは悔しそうな顔をするでも嬉しそう な顔をするでもなく盤面をじっと見つめて いたおそらく今のゲームを振り返っている のだろうチェスってさ性格が出るんだよな えエリオットの独り言のようなつぶやきに モニカがパチパチと瞬きをしてエリオット を見るエリオットはたれ目をすめて軽く カターをすめたシなんかは分かりやすく王 を守るチェするいわゆる守備が硬いタイプ だな君はその逆だ厳密にはモニカのチェス は攻撃的とは少し違う言うなれば徹底した リズメの無駄のない手君は勝利のためなら キングだっておりにするだろう鬼かノトに とってキングのコマもポンのコマも等しく 同じ価値のものだだから少しでも勝率が 上がるのならどんなコマでもためらわず 犠牲にできるだからこそ無慈悲で残酷な ほど強い今でこそ引き分けだったがモニカ のチェスの経験は立たの3回だけ3回目で これなのだもしモニカがさらに経験を積み 駆け引きを覚えたら恐ろしい化け物になる だろうそんな余にエリオットは背筋を ぞぎっと振わせるフェリクスですら身の竹 を測りかね圧倒的な才能を持ちながら木で な性格そのアンバランスさはあまりにも 危いモニカのことをじっと観察していると モニカが小さく口を開いたハワード様の チェスはへえ素人なのに俺のチェスについ て語るのかコマの役職に固執しているよう に見えましたピクリとエリオットの前が 跳ねるモニカの指摘は以前教師にもされた ことだエリオットのチェスはあまりにも駒 の役職に固執しすぎるクイーンはクイーン らしくポンはポンらしくより上位の駒を 活躍させる夫人でそれはある意味コマに 価値を見い出さないモニカと対局にある チェスト言っても良いモニカはエリオット ジのポーンを指びさして言う今のゲーム ポーンがプロモーション敵時の採用まで たどり着いたポーンがクイーンなどのコマ になれることできる局面がありましたでも ハワード様は最前でのプロモーションを 選ばなかったよく気づいたものだと エリオットは密かに下を巻くそうだ確かに エリオットはプロモーションが最前での 局面でそれを避けた俺は成り上がりが嫌い でねエリオットは白のポンを1つつまみ 自陣に戻す敵人の採用まで切り込んだ兵士 は成り上がることができるそのルールが エリオットは死ぬほどお嫌いだ俺のお父は あろう子とか平民の女に入れ込み精裁にし た順木で心の優しい娘だとおじは言ってい たよだが結局その女は叔父の金を使い込ん だ裏切られたお父 は首をつったよ天井からぶら下がり揺れて いるおじを1番に発見したのはおじチェス を襲わりに来ていたエリオットだ叔父の 屋敷は金目のものがほとんどなくなってい た元平民の妻が叔主を知り金目のものを 握りしめて逃げ出したのだ自らが自殺に 追い合った男をぶいもせずに分かるか平民 は平民貴族は貴族らしくあるべきなんだ その身分のかき値を加えると必ず誰かが 不幸になるだからエリオットは己れの 身の竹を湧きまえない平民が嫌いだ 上がり者を見ると無質が走る最初 エリオットはモニカに対しても同じような 感情を抱いていたモニカノートンは平民の くせにセレンディア学園に入学し挙げく 生徒会役員になった身のほど知らず の成り上がりだそんなモニカのことが エリオットは目障わりで仕方がなかった今 まではたまにいるんだよな身分の枠を 飛び越えてしまう圧倒的な才能を持ってる やがそういう人間をどこに位置づければ 良いかエリオットは未だ答えを出せずに いるだから苦い顔で一言だけ忠告してやる ことにしたノートンジをどう評価するか どこに位置つけるかはしばらく保留にして おくぜわあただ1つ忠告だれな才能を持っ て生まれた平民は得てして無能に妬まれる か ずるがしこいやされるもんだ俺はそうやって人生を狂わされた奴を 1人知っているエリオットの言葉にモニカの顔がざめばるせいぜ振り方に気をつけるんだなきっとこれから君はさらに注目されることになるだろうからえカンとしているモニカにエリオットは無言で板を示した 黒板にはボイド教がなんやら文字を 書き込んでいるチェス大会選抜選手戦法 モニカノートン中ベンジャミン モールディング大将エリオットハワード モニカの顔は唇まで真っ白になった せチェース 大会学際の4日前最後の休日に他の代表を 真いてチェスをするんだよ初裁案でそう いうイベントがあるのは見てるだろうわわ わわわたわ私ガガモニカが限界まで目を 見開いてガタガタ震えているとモニカの そばにボイド共有が歩み寄るスタの戦場を くぐり抜けてきたような感触力を持つ スキンヘッドの大男はモニカの顔など簡単 に握りつせそうなほど大きな手でモニカの 肩を叩いたそして無表情のまま低い声で 一言期待しているむむむむむむむむつムつ 多分無理ですと言いたいんだろうなと思い つつエリオットは赤ターを救めてモニカに 言うまあ気楽にやろうぜノートン上モニカ はやはりむむと同じ言葉を繰り返しながら 経していたあれは半分ぐらい意識が飛んで いるんじゃなかろうかプレッシャーに弱い ところまで記憶の中の少年にそっくりだと エリオットは密か肉を噛み殺した74 モニカのお値れ放課後フェリックスが生徒 会出作業をしているとエリオットとモニカ がほぼ同時に戦闘会出に到着したでも2人 はチェス大会の選抜選手に選ばれたらしく その件でボイド共有と少し話をしていた らしい生徒会出にはフェリックス以外の ものはちょうど出っていた学際が近いので 外部の人間との交渉や核部門長との 打ち合わせに忙しいのだ逆にフェリックス は報告書なので少しばかり暇を持て余して いたそんなやにエリオットとモニカが チェス大会の選手に選ばれたという報だ フェリックスはニっこいと2人に笑いかけ た今年も生徒会役員から2名選出される なんて嬉しい限りだ学園の代表として 頑張っておれチェス大会までは仕事の配分 を少し減らしておくからあありがとう ございませ歳前ともなれば当然に生徒会 役員は多忙になるのだがモニカは仕事が 早いしエリオットの分は同じ初期の ブリジットが負担してくれるから問題ない だろう初期のブリジットは彼女自身も有能 だが何と言っても人を使うのが抜群に うまい部門長や各委員会の代表者を無駄 なく動かす手段は一ほ惚れ惚れするほどだ 今1番忙しいのは間違いなく総務のニール であるニールの仕事はフェリックスの方で もフォローしているがシリルにも手伝って もらった方が良いかもしれない今までは シリルをモニカぬ教育係かりにつけていた がチェス大会が1段を落としたらシリルを 教育係かりから外しても問題ないだろう 仕事の段りを考えつつフェリックスは モニカとエリオ夫をちらりと見たモニカは いつもと変わらず気まずそうに俯いても 文字も字と指をこねているただ隣にタう エリオットの雰囲気はだいぶトが取れて いるように見えたエリオクトは平民の モニカが生徒会役員になることをよく思っ ていなかったようだがここ最近は少しだけ 態度が難化しているシリルといい エリオットといい私の知らないところで コリスとなんかあったのかなエリオットの 場合やはりチェスの授業がきっかけだろう かフェリックスとしてはモニカには魔術の 授業を進めたかったのだがモニカが選んだ のはチェスの授業あと1年ずれていたら 自分も一緒にチェスができたのにと フェリックスは密かにがっかりしていた フェリックスは前年度はチェスの授業を 受行していたのだオリスはエリオットから 見てどれぐらい死んだなかなかえげつない ぜまだ3回しかやったことがない初心者の くせに俺はステイルメイトに持ち込まれた へえエリオットは代表選手の対処に選ば れるぐらいには強いのだそのエリオット 相手に引き分けに持ち込んだとなればそれ は十分賛に値するフェリックスは ふと思いつき戸田からチェスボードと駒を 意識取り出すとモニカを見た私と対局して みないかいチェス大会に出るのなら いろんな相手と勝負しておいて損はない いいえ言い越え 列荷のお仕事のお邪魔をするわけには ちょうど今暇なんだそうだな君が私に買っ たら何でも人おねだりを聞いてあげよう フェリックスの提案にモニカは丸い目を 大きく見開いたいつもは暗くかげている茶 の目が光を南反射して若ば色にキラキラと 輝くほ本当に何でもいいんですかああ もちろん頷きつつフェリックスは密かに心 を弾ませたモニカは基本的に誰かになんか をねったりしないハネペンを借りるだけで も申し訳なさそうに文字も字しているよう な少女なのだそんなモニカが自分におだり 一体このコリスはフェリックスになだるの だろう数学書とかかな大いにあり得るが それはそれで構わなかった可愛い小動物が なんかお値だりするのならご褒美ぐらい 与えてやってもいいフェリックスは少し前 にモニカがシリルとチョコレートを飲んで いた光景を思い出す最近彼のに入りの コリスは夜けにシリルに懐ついている気が するのだいつの間にか呼び方もアシリー様 からシリル様に変わっているフェリクス なんてまだ電荷呼び名の2つ詰まるところ 彼は沖に入りのペットが自分以外に懐つい ていることにねていた お値代の内容が数学書ならそれでもいい とびき力の本を増定してコリスを行点さ せるのもそれはそれで面白そうだそんな ことをみつつフェリックスは駒を並べる さてエリオットとモニカに気づかれない ように巧妙に負けなくてはアスタリスク アスタリスクアスタリスクチェックメイト ですモニカの宣言を聞きながら フェリックスは盤面を眺めて密かに気象 するうんこれは確かに少しばかり手を抜い たのは事実だけれどゲームはモニカであっ たこれなら別に手を抜く必要もなかったか もしれないもう少しギリギリの勝負にする つもりだったんだけどな まあいいか最初から負けるつもりだったし フェリックスがそんなことを考えていると この一方敵かつ圧倒的なゲームを見守って いたエリオットがヒクヒクと頬引きせて モニカを睨んだやっと気づいたぜノート上 昼の俺との勝負手加減してたなエリオット の言葉にモニカはぎょっとした顔で首を横 に振る いいえ私手加減なんてしてませんモニカは エリオットの言いがかりを必死に否定し ステールメートになるように全力でやり ました自爆したやっぱり最初っから 引き分け狙ってたんだな知ってるかそれを 世間では手加減って げだよエリオットは低い声で埋めきながら モニカの右の頬をギむとつまんだ肉の薄い モニカの頬は思いの他みよんと伸びる モニカは頬を詰められえぐえぐ泣きじくり ながら言い訳をしたステージメイトになる パターンの検証がしたかったんです [音楽] それで俺を実験代にしたわけかもう怒った ぞボイド先生に言いつけて大将と先方を 交換してやるいいや ごめんなりいい ヒンヒンと泣きじくるモニカの頬を詰める エリオプットはなんとも懐かしい悪きの顔 をしていたエリオプットは今でこそ貴族 らしさにこだわる男だが昔は結構な悪き だったことをフェリックスは知っている うん生き生きとしてるな残っているくせに 妙に楽しそうなエリオットを眺め フェリックスは悪勝したハワード初期それ ぐらいにしてあげておくれコリスの方袋が 伸びってしまうエリオットがふてくされた ような顔でモニカの頬から手を離すと モニカはグスぐス鼻をすりながら赤くなっ た方法をさするそれでコリスは私になお値 したいのかなな何でもいいんですよねああ もちろんフェリックスが応用に頷けば モニカは珍しくギリギリっとした顔で拳を 握りしめていったコリスって呼ぶのやめて 欲しいです [音楽] フェリックスはニコニコと優しげな笑顔の まま無言でモニカの左の頬に手を伸ばし その白い頬を詰めったななんで ズわあ本当によく伸びるうんこれは ちょっと癖になりそうだねいいイレフ ああごめんねモニカフェリックスがパッと 手を離すとモニカはぐシュぐシとみとも なく泣きじくりながら左右の歩法なで目を 限界まで見開いてフェリックスを見た 今えあのつうんどうしたんだモニカにこと フェリクスが告げればモニカはほ 赤く晴らしたまま青ざめるという義用な ゲートをやってのけるそうしてほ両手で 包んだ姿勢のままモニカはガタガタと 震え出したああああのせせめてたの皆さん のようにノートンジとかノートン海とかつ 君の要望はコリス呼めて欲しいということ だろう新しい呼び方について特に指定は なかったはずだフェリックスがしれっと 答えればモニカはピクリとも動かなくなる フェリックスは知るよしもないがこの時 モニカの頭の中では性格の悪い結界の 魔術師が高笑いしていたは条件を厳密に 決めておかぬからこうなるのですよ同期殿 ゲームに勝って勝負に負けるとはこのこと を言うのだとモニカはほロと泣きながら 噛しめていた75音楽家のチェスチェス 大会でセレンディア学園の中を務める高等 家3年ベンジャミンモールディングは中 音楽家の息子である幼少期から音楽を学ん でおりから作曲まで手掛けている彼には すでに社交会にファンがいるのだとかなん とかそんなベンジャミンは天色の真っすぐ の髪を肩まで垂らした繊細では投げな用姿 の青年である返すが墓毛げな青年である チェストは音楽寄付は素直不面寄付を見れ ば一局させば相手のチェスの音楽性という ものが見えてくるフォルテフォルテ フォルツアンドと激しく攻め立てるチェス もあればドシトを構える古典局のような 騒音さを感じるチェスもあるヘリオクトの チェスはさが更新局マーチ起立の取れた 軍隊のあまる茶の調べは肩にはまった美し さと強さがあるそう耳を済ませば聞こえて くるだろう回線を告げる宝かなラッパが 牙がを受ける音が顔を真っ赤にして唾を 飛ばしながら力接するベンジャミンに一体 決議をしているのだろうとモニカは真剣に 思ったその横に立つうエリオプットは くびれた顔出方を救めているちょっと芸術 化のやつでさまあこれが始まると長いんだ わはあ適当に聞き流いしてた方がいいぜ エリオットの声が聞こえているの買えない のかベンジャミンは補足繊細な指を希望で も振るかのように動かし骨とした目で チェス番を見つめているチェス版の並びは モニカとベンジャミンの対局が終わった時 のものだノートンジのチェスは例えるなら オーケストラの金でる組局助賞から最終賞 まで1つの音が緻密な計算の元に作られて いる無駄のない不面全ての楽器の完璧の ハーモニーのもに作られる壮大かつ相言な 調べは音楽可能魂の集体性まさに音楽の神 が我らに値跡の学譜と言っても過言では ないつまり私が言いた一家と言う とベンジャミンはモニカと向き合うと モニカの薄い方にポンと手を置き言った 大将は君だ頑張れああ俺もそう思う ベンジャミンの言葉にエリオットも あっさり同意するモニカは頭を抱えて うくまり悲鳴をあげたむむむ無理です アスタリスクスタリスクアスターリスク チェス大会の日まで選抜に選ばれた選手は 放課後に残ってひたすらチェスをするその 特訓の場でモニカは初めて中継の ベンジャミンモールディングと対局をした ベンジャミンは選抜に選ばれるだけあって 強敵であるだがエリオットにステージ メイトはダめだぞ特技刺されていたので モニカは手加減をせずに全力で挑みそして 彼に勝利したその結果が冒頭のあれである この中で1番弱いのは私だならば私が戦法 になるのがどうりだろうベンジャミンは それが当然とばかりに腕組をして言いきる モニカは勢いよく首を横に振ったそう そそうそんなことないです私が1番素人 ですからしろ音だろうが悪音だろうが強い やが対象だ私は嘘も謙遜も言わない 借金取りと恋人に嘘は吐いても音楽と チェスで嘘は吐くなガがガヤの家んだ胸を 張って言うようなカではないがエリオット は呆れたようにカターを救めただけだった どうやらこの手のやり取りに慣れている らしいベンジャミンはエリオットの呆れの マざしなど目に入らぬとばかりに指を振り ながら力接する良いかノートン城私の チェスは無限の音楽時に激しく時に切なく 軽やかにも重厚にも壮大かつ相言にもあり とあらゆる音楽性チェスで再現し奏 金奏でることができるがだからと言って チェスにめちゃくちゃ強いわけじゃない 最後の一言だけ決め顔であったあの自由 十分にお強いですからつ確かに私は まあまあそこそこそれなりに強いが つば抜けて強いわけじゃないのは自覚して いるだが君の強さは確かに本物だ君が大将 をやらずに誰がやるエリオットもそうだ そうだと言わんばかりにうんうん頷いてい たまあこのままでは間違いなく自分が対象 にされてしまうモニカは必死で2人に すがりついて混願したお願いですお願い です戦法でも怖いのに 大将なんかにされ たらめくるめく過去の記憶がモニカのに 蘇える過去を起こした面接胃の中身を ぶち負けた式点リハーサル大将2なんて なった日にはその2の前になるのが目に 見えているモニカがメそメそと泣いている とエリオットは顎に指を添えて垂れ目を 細めたまあボイド先生はもう順番の申請は 出してるだろうから変更するのはちょっと 面倒だろうしこのまま行くことになるん だろうなそうなると俺が大将のままか エリオットは気が重いという顔で前髪を ぐしャりと撫でつける今年の俺たちって 期待されてるんだぜ何せ前回は我が セレンディア学園の圧勝だったからな エリオプトの言葉にモニカは不フェリクス の言葉を思い出した今年も生徒会役員から 2名選出されるなんて嬉しい限りだ先日 モニカとエリオットが選手になった胸を 報告した際フェリックスはそう言っていた あの去年は生徒会の方がどなたか出場した んですか電下と名油ゾ務だよちなみに電荷 が中堅で大将がメドソムな えエリオットの言葉にモニカは目を向いた 基本的にこの手のものは3番手の対象が 1番の実力者であるだからてっきりそれが フェリクスだと思っていたのだ が生徒会役員の中で1番キュレモンという 印象から遠いソムのニールが対象だった なんてメウッドソムって気が効くだろ こっちが何をして欲しいかすぐさしてくれ るっていうか はいだからこそチェスではその逆ができる んだよこっちが攻められると嫌なところ 容赦なく攻めてくるんだあれは結構 えげつないぜあの優しそうなニールが相手 の柵を完封する姿はなかなか想像しがい ものである人当たりの良いニールの笑顔を 思い出しモニカが首をひねっていると ベンジャミンが式のタクトを振るように指 を振りつつ口を挟んだ名ソムのチェスは 極めて高度な即興局のようだな相手の動き を読みそれに合わせた完璧な対応は実に 素晴らしいのそれなら電下のチェスは ベンジャミンに小声で訪ねつつモニカは 先日のフェリクスとの対局を思い出すあの 時の勝負はモニカなだったがフェリックス はあまり本気を出していないように見えた というよりフェリックスのチェスは手の内 をさらさないようなチェスなのだ エリオットのチェスは彼の信念のような ものが買い間見えたがフェリックスの チェスはそれを徹底的に隠しているように 感じただからこそベンジャミンが フェリックスのチェスをどう感じたのか モニカは興味があったのだモニカの問いに ベンジャミンは顎に手を当て目を閉じる 電荷のから音楽性を読み取ることは非常に 難しいだがそうだな前ならノートンジの チェスに似ているかもしれん えモニカが拠トんと目を丸くすれば ベンジャミンは色望のように動かしていた 指を高く振り上げた位置でピタリと止めた そしてギロチンの歯を下ろすかのように指 をまっすぐに振り下ろす無駄がなく正確 ありとあらゆる手で確実に王を歩るチェス だ763 大妙文次のお休みの日に買い物に行かない 学まであと1週間となったある日の昼休み ラナが昼食の席で想定愛したどうやらラナ は学際の時に必要なものの買い物に行こう と考えているらしかった休日なら外出届け を出せば近くの町まで買い物に行くことも できるだがモニカはパンをかじりながら フルフと首を横に振った5ごめんなさい私 その日はちょっと用事 がチェス大会クローディアがボイと呟いた 言葉にモニカはぐパンを喉に詰まらせる ラナは団んと目を丸くしてモニカを見た 生徒会ってチェス大会当日も仕事があるの えっとその 私口ごもるモニカの横でクローディアが 再びボ細いとつく代表選手先方モニカは無 そうになりながら涙目でクローディアを見 たチェス大会の代表選手は掲示板に控えめ に張り出されるだけで意外と知っている ものは少ないそもそもチェス大会自体それ ほど大規模なイベントではないのだ大会と 名打っているが実際の選手を招いての交流 会に近いらしいだから大半の生徒はチェス 大会に興味がないのだラナもチェス大会の 選手にモニカが選ばれたことを知らなかっ たらしく目を大きく見開いてモニカを凝死 したにもしかしてモニカ選手に選ばれたの い一応この手の代表に選ばれることを モニカは人に話すのが苦手だった調子に 乗っている大した実力もないくせに 落ちこぼれのくせに昔投げかけられた 心ない言葉が頭の中をぐるぐると巡る かつてモニカが友人だと信じていた少年の 冷たい目を思い出すとそれだけでモニカの 心臓はしつされそうになるのだがすごい じゃないラナはガタっと椅子を鳴らして前 のメり気味にモニカを見るそしてポカンと しているモニカに興奮した様子で幕し立て たやだもどうしてそういうのを黙ってるの よ応援って言っていいのよねチェスの ルールも分からないのにクローディアの 指摘にラナは下唇をとざらせるコマの名前 ぐらいは知ってるわよ それでルールを知ってるなんてよく言えた ものねべ別にいいでしょラは恥ずかしそう に頬を赤くしつつモニカを見るモニカは何 と言えば良いのか分からなくて口を パクパクさせていたがやがておずをおずと 頷いたうんお応え 嬉しいモニカがポそポそと小声で言うと クローディアが呆れ顔で鼻から息を吐く バカ正直にそんなこと言ったらルールを 知らないバカはガイアから大声で声援 飛ばすわよするわけないでしょ前を 釣り上げて怒鳴りつつラはふと思い出した ような顔でクローディアを見たそういえば 去年の大会 っても出場したんじゃなかったあと2人は 生徒会の人たち でよく覚えてたわねうめくクローディアは 美しい顔を今い々ましげに歪めていた まるで過去の謝ちを指摘されたかのような 表情であるそうよ手抜きをし底損たのよ ニールが頑張りましょうねって言うから うっかり頑張ってしまったの不だわ クローディアーシュリージは非常に優れた 頭脳の持ち主だが同時に極度の面倒集が嫌 である基本的に誰かに頼られることを嫌う 彼女は普段からうつうつとしたオーラで 他者を遠ざけニール以外には信辣な態度を 隠そうともしないきっと昨年もニールが いるから試合に出場したのだろう クローディア様はどんなチェースをするん だろう対局お願いしてもしてくれなさそう だけど興味あるかも 昨年度はセレンディア学園の圧勝と エリオッとは言っていたからクローディア も相当に強いはずであるクローディアが どんなチェスをしたのかエリオットか ベンジャミンに聞いてみようかかがそんな ことを考えているとラナがふと思い出した ように呟いたねそういえば大戦は今年も 同じところなのでしょうね三大明門校の 交流会という名目だから えクローディアの言葉にモニカぬ心臓が嫌 な音を立てて跳ねるこのリリル王国の3 大名門校といえば貴族の市場たちの名門校 セレンディア学園神殿参加にある法学に 引い出たイそして最後の1つは魔術師間の 最後峰ミネルバモニカの手からフォークが 滑り落ちたカツンという音が夜けに遠く 聞こえる心臓の音がうるさい手のひが じとりと嫌な汗で濡れているモニカあ ごめんなさい モニカは慌てて椅子から降りて落ちた フォークを拾おうとするが指にうまく力が 入らない持ち上げたフォークが指の間を 滑ってまた床に落ちる魔術師妖精機関 ミネルバはかつて沈黙の魔女モニカ エバレットが在学していた教育機関である とかは飛び急をして15歳で卒業して しまったけれど当時の同級生がまだ何人も 見る場に在学しているはずだ大丈夫みんな きっと私のことなんて覚えてないモニカは いつも落いていたしほとんど人前で口を 聞くこともなかった霊勝魔術を覚えてから は研究室にほとんど引きこもっていたし 学会や研究発表会にも顔を出していない からモニカの顔を覚えている人間なんて ごくごく一部だ大丈夫大丈夫大丈夫必死で 自分に言い聞かせるも体のお震えが止まら ないノールに散らつくのはかつて友人だと 信じていた少年の別の目なんて友達じゃ ない日と共の喉が引きつった正しい呼吸の 仕方が分からずモニカはひヒッと短い呼吸 を繰り返す過呼吸の全兆だモニカは慌てて 口元をお手で抑えるモニカモニカの異変に 気づいたラナが椅子から降りてモニカの そばで膝をついたラナを心配させたくない モニカは真っさになって震えながら震える 唇を動かす だぶうん何でもないよなんでもないって顔 じゃないわよやが10面で埋めくと クローディアがボイとつくインカミネルバ に知り合いでもいるのかしら その様子だと嫌な因縁の相手って かじモニカは胸源を抑えたままブんブンと 首を横に振る違う違うのバーニーは悪く ないのきっと私が悪かったの私が間違えた のだから嫌な因縁とかじゃないの私が全部 行けないのノりに懐かしい顔がジる度 モニカは自分を責めるそうしていないと彼 が許してくれない気がして自分が生きる ことすら許されないような気がしてごめん なさいごめんなさい山小屋から出てきて ごめんなさい私なんて人前に出ちゃいけ なかったのにバーニーの通りにしていなく ちゃいけなかったのにつモニカラナが モニカの肩に手を添えて強い口調でモニカ の名を呼ぶモニカがゆっくりと顔をあげて ラを見るとラナはなんかを決意したような 顔で告げたチェス大会の日の朝少し早起き して私の部屋に来なさいいい絶対よ [音楽] 約束強い口調で言われば頷いてしまうのが モニカの差だモニカが大津を大と頷くと ラナは絶対よと強い口調で念王した77 ノンフラグトライアングルチェス大会に ミネルバの生徒が来るそう聞いてから モニカは6に眠れぬ日が続いていた大会 当日の朝も目覚めは最悪で日が出たばかり の時間に目が覚める耳の奥では友人だと 思っていた少年の冷たい声がこだましてい たなんて人のいない山雨小屋にでも 引きこもっている方がお似合いだモニカは ぐすっと鼻を鳴らして頭から毛布を被る すると かんことというかな音が部屋の中から 聞こえたモニカは毛布の橋を少しだけ まくって音の方を見るおおこれ行けんじゃ ねおっしゃ乗せたぜこれは手ごいですが これでいかがでしょううつぐぬ5これは これ は屋根裏部屋の床ではメイドの美女と黒猫 がチェスボードを囲っていたてっきりチェ しているのかと思いきやチェスボードの 中心に横倒直倒しにしたコが高々と 積み上げられている黒猫のネロは猫の手で 器用に駒を抱えると積み上げた駒の上に 慎重にそれを乗せるがバランスを崩して しまい積み上げた駒はバラバラと崩れ落ち たう やっぱり猫の手でこれは厳しいぜ悔しそう に駒を肉球で手捨てしたタクネロとスマし 顔で散らばった駒を片付けているルイスの 契約何してるのモニカが尋ねるとネロは 恥ずかしげもなくチェスの駒を掲げていっ たチェスだ白と黒の駒を交互に積み上げて いき崩した方が負けというルールですなお 現在私の7連勝中です自分の知っている チェスと違うとモニカは気象しつつベッド から降りるリンが来ているということは いつもの定例報告だろうかモニカが のろノろと身宅を整えているとリンが チェスの駒を片付けながら行った本日は チェスの交流事合がまた4日後には学際が あると伺っております外部の人間が複数 出入りするため私も護衛につくようルイス 殿のより命じられましたチェスの交流事合 では選手であるモニカとエリオットを属性 生徒会役員は他の生徒の接などに借り出さ れるらしい確かにネロとリンの2人が フェリックスの警備をしてくれればモニカ は安心してチェスに集中できるケシーの件 があったばかりなのでルイスが警戒するの は当然のことだあのりんさんはいKCは その後どうなりましたかフェリックスの 暗殺を目論んだケシーは本来なら処刑さ れるところだったが暗殺未水に関する天末 を正直に話すことを条件にルイスが身柄を 保護することになっていただがもしケシー が取り調べに抵抗したらルイスの容赦のな さを知っているモニカは震えが止まらない ブライト白爵霊上KCグローブ上は 取り調べに素直に応じられましたルイス 殿のはすでにブライト白爵と秘密に接触し ておりますKCの父白爵は全ては自分の 責任であると教述しランド王国との関係に ついては片くに否定しているらしいだが ルイスはランドを国川も暗殺ミ水に関与し ていると見て暗殺用魔道具ラインの入手 経路を洗っているのだとかKCグローブ上 は先日北東部にある修道員に送られました そうですかkシーの必要な声を思い出す たびにモニカの胸は苦しくなるKCは ランド国に恩を感じていただからクロック フォード公爵がランド進行を考えていると 知りそれを阻止しようとしたいずれ フェリックスが国王になったら フェリックスの後ろ建てである クロックフォード公爵はフェリックスに ランド王国を攻めさせゆくゆくは帝国との 戦争を始めるだろう帝国は兄弟だが最近 若い皇帝2台わりをしたばかりで体制が 揺いでいる付けるなら絶好の機械だだから と言ってモニカにはフェリックスが暗殺さ れるのを黙って見過ごすことはできない どうするのが1番正しいんだろうどの陣営 も1枚岩ではないのだ資材のために動く もの国益のために動くもの理想にも平和を 望むものさらなる発見を望む社多くの思惑 理想欲望が渦をなしているそれが政治と いうものだモニカは七人になってからも せ祭りごとには近づかず山小屋に 引きこもっていた政治から目を背け関わら ないのが1番だと固く信じてだがきっと もう今まで通りではダメなのだモニカは今 まで目を背けていた政治闘争と静かに 向き合う電下はあんなにすごい人なのに どうしてクロックフォード光爵の言いなり なんだろうフェリクスが優秀なことは誰も が知っているそれと同じくらい彼が祖父で あるクロックフォード公爵の以外である ことも有名な事実だった政治に疎いモニカ でも小耳に挟んだことがある電荷はランド や帝国と戦争がしたいのかな戦争になって も構わないって思ってるのかな モニカには未だにフェリクス アークレディルという人物のことがつめ なかった同じ生徒会役員でもチリルや エリオットなどは出会ったばかりの頃に 比べて彼らの性格や思想が見えてきたよう に思う例えばシールは自分にも他人にも 厳しくプライドの高い人物だ多少視野が 狭くなるだが周囲を気遣うことができるし 面倒身も良いフェリックスに認められた ことを誇り誰よりもフェリックスに浸水し ているエリオットは身分制度に固執し貴族 は貴族らしく平民は平民らしくあるべきと いう思想の持ち主だだからこそ啓白なよう でいて根の部分は真面目モニカは相手に キャスリングを使ったことを気にむぐらい に気面である今まで人と向き合うことを 避けてきたモニカだがセレンディア学園に 潜入して様々な人と触れ合ううちに少し ずつ見えてきたものもあるその人が何を 1番大事にしているかを知ればおずとその 人間のことが見えてくるのだシは家族を エリオットは貴族としての近事よシーリル はフェリックスをみんなそれぞれ大事にし ているものや信念があってそれを守るため に戦っているじゃあ電下は電下は何を守る ために戦っているんだろうモニカから見た フェリックスは穏やかで人当たりがよく 社交的で何を考えているかわからない人だ だがそれで も私がお茶会に顔を出しても誰もランドの 技術を使ったチョコレートを出してはくれ ないんだ美味しいものに罪はないのにね 権力闘争などくだらないとぼやく彼の覚め た横顔は嘘ではないと思うのだ電荷は死な せない死なせちゃいけないだからこそこの チェスタも4回後の学際も無事に成功させ なくてはならないそのためにもネロとリと しっかり役割分隊をしておかなくては モニカはネロとリに向き直った今日の配置 を確認したいですネロはこの間のLたに 不審な魔力反応がないか見ててリさんは風 の精霊だから遠くの音まで聞けますよね 電下の周囲で不審な会話がないか気をつけ ていてくださいモニカの指示にレロ が点とかに肉球を掲げるリは承知しました とモニカに1つの提案をした実は大事の 護衛をするにあたって周囲に不審に思われ ない方法をネロドのとチェースの駒を積み つつ話し合いまして おおそうだミのモニカネロとリの周囲を光 の粒子が包み込みその姿を変えていく やがって光が収まるとそこには セレンディア学園の制服を着た2人の美婦 がいた肩や黒髪のワイルドな顔立ちの男片 や短い金髪のキャシアな美男子である黒髪 は当然ネロだが金髪の男はもし やあああああのえもしかしてリンさんです かいかにもルイスミラーが契約性 レリーンズベルフィードにございます精霊 には性別がないので人間に化ける時に男女 どちらにも化けることができると以前 モニカは本で読んだことがあるだが実際に 女性から男性に化ける瞬間を間のにすると やはり驚くものである骨格は細みだが 間違いなく成人男性のそれ出し声もいつも より低くなっているどうだこれなら怪しま れずに校舎をうろつけるだろう得意げな ネロの横でリンガー無表情に本を1冊 取り出したこの小説の中でヒロインが悪い 男に絡まれ同級生が俺の女に手を出すなと ヒロインをかうシーンがありましたわ はあモニカ殿が絡まれたらこのシーンを 再現するので安心して悪い男に絡まれて ください するモニカの横ではネロがランと目を輝か せているああそれいいな楽しそうだな俺様 もやりたい私とモニカ殿とネロの殿の三角 関係ですね非常に心踊る展開ですモニカの 心は何1つ踊らない展開であるモニカは 鎮痛な顔で額に手を当てつつ口を開いた あのね2人ともその外見年齢で制服は逆に 目立つと思う 黒髪と金髪の美女2人は全く同時に動きを 止めて顔を怖ばらせたにゃにゃになんと どうにもこの2人自分の外見年齢を正確に 把握していないがあるネロもりも人間に 化けた時の外見年齢はおよそ20代半ば 程度言うまでもなく制服を着た不審者で あるモニカがそのことを伝えれば2人は額 を付き合わせてならばの服でいやいやの服 で土作戦会議を始めるそもそもネロは猫に リンは鳥に化けることができるのだ わざわざ人間に化ける必要などないでは ない か2人があまりにも真剣に服装について 議論し合っているのでモニカは2人を放置 して部屋を出ることにした今日はラナの 部屋に行く約束をしているのだあまり のんびりはしていられない78どう見ても 拷門器具庫の国の行に対する不安 フェリックスを護衛することへの プレッシャーこれからミネルバの人間に 会うという恐怖それらを胸に秘めつつラの 部屋を訪れたモニカは今ラに締め上げられ ていた うつしい ほらモニカ生き吐いてふってうぐ うぐつモニカの背後に回ったラナは コルセットの紐を気つき引くと手早く 縛り上げる最初は苦しいかもしれないけど すぐになれるわというかこんなの軽装も 軽装だからねパーティー用のはもっと すごいわよなんでもパーティー用のコール セットはスカートを膨らませるための骨組 なども組み込まれておりこれよりさらに 重くなるらしい華やかな社交会の裏抜き 夫人たちの努力を思い知りつつモニカは コルセットの上から制服を突っ込んだラナ がモニカを呼び出したのはこのコール セットを貸すためだったらしいさらに今日 は武踏会の練習も兼ねて化粧までするのだ というラナはモニカをドレッサーの前に 座らせると事女を読んで化粧道具を並べさ せたそして慣れた手付きでモニカの顔に ねりを薄く伸ばしていく夜だったら華やか に見せる化粧をするんだけど今日は薄くし ておくわチェス大会だし少し地に見える方 が良いものそう言ってラはモニカの前髪を 少し斜めに流すよ事に指示を出す少し学を 出しましょうモニカはいつも前髪を下ろし て打ついているから顔を出すだけでだいぶ 印象が変わるわ高々チェースの大会に出る のに印象を変える必要があるのだろうか モニカが困惑しているとラナはボいとつく 選作する気はないけどえ会いたくない人が いるかもしれないんでしょう今日のチェス 大会モニカはぎくりと肩を怖ばらせるラの 言う通りだミネルバの知り合いが来ると 決まったわけではないけれどそれでも ミネルバの人間というだけでモニカを不安 にさせるには十分だったモニカが 溜まり込むとラナはモニカの頬にお城いを はきながら言う化粧をして髪型を変え たらだいぶ印象が変わるしうまくいけば 会いたくないやに遭遇してもごまかせるか もしれないじゃない 人に存在を気づかれたくない時フードを かぶって俯いて自分の顔を隠すことばかり 考えるモニカにとってラナの言葉は目から 鱗だったお父様が言ってたわ人間の第1 印象は私と表情でほとんど決まるって姿の 微修は大概が2の次なのよ今回に限って コルセットは体型補正よりも強制の意味 合いの方が強いらしい確かに猫背になると コルセットが体に食い込むので嫌でも背筋 を伸ばさざるを得ないさらにラナは顔色を 明るく見せる化粧をモニカに施していく 顔色が悪く熊の浮いた肌はお白いで隠して 薄く方紅ニを入れて荒れた唇は三郎の クリームで艶ヤを出してから結色がよく 見えるくれないを薄く乗せて全く手入れし ていなかった眉を少しだけ整えてほらでき た鏡に移っているのは健康的な肌色の17 歳の少女だった化粧を施したことで突然 タレモが振り向くようなビジョンになった わけじゃない鏡に写っているのは丸い目と 低い花と小さな口の素朴な顔立ちの少女だ だがそれでも今のモニカを見て10代前半 の子供と見間違えるものはいないだろう 何よりいつも不健康そうな顔色のモニカが 今はなんだか健康的で明るく見えるのだ それだけで結構な衝撃であるわ私が17歳 に見える図第一声がそれなんかすごく健康 そう 不健康なのは自覚していたのね食事と睡眠 改善しなさいよラは呆れたような声で言う がモニカの化粧の敵に満足だったラナはふ と得意下げに鼻から息を吐くと事女にあれ を持ってきて都を出すあれって何だろうも これだけでも十分に素敵なのに鏡を見て 感動しているモニカの背後で事女がなん やら見慣れぬ性の器具を持ってきたどこと なくハサミに似たそれはハサミで湯波の 部分が丸いつつになっている持ち手の部分 は木星だ使い道のわからぬモニカにはそれ が拷問器具に見えなくもないなどと思って いたら事女がその器具を日で炙り始めたで はないからラナその拷門器具みたいなのは 拷門器具ってあなたねこれはコテよや 焼きテ火で炙るコテといえば想像するのは 家畜に焼員を入れる時に使う焼きテである まさかあれをに当てるのかとガタガタ 震えるモニカにラナはハがを向けた何を 想像してるのか知らないけどこれは神を 巻くのに使うのよ神を巻く神を巻くという 文化を知らないモニカはただただポカンと することしかできないは手に取りモニカの 神と向き合ったさあここからが本番よ今 から絶対に頭を動かさないでねモニカ アスタリスクアスタリスクアスタリスク チェス大会の朝生徒会役員は他の生徒の 出迎えの準備のために少し早めの集合を 命じられる指定された王雪室にモニカが足 を運べばの生徒会役員たちはモニカを見て 一斉に表情を変えた誰もがいつもと違う モニカに注目しているそれはああこの 美しい少女はどこの姫君だろうというわけ ではなくノートン女王が17歳に見える エリオットのこぼした言葉が全てであった 人によっては失礼だと腹を立てそうな セリフだがモニカは目をキラキラと輝かせ てふンふンと 力強くずく自17歳に見えますかお驚いた ぜどうしたんだその化粧と髪型と友達に やってもらいました17歳に見えますか ああ見える見えるエリオットの雑な合槌に モニカはじと感動を噛しめていた普段から 幼児体系だ同眼だと言われているモニカに とって年王に見えるというのは最高の 褒め言葉である今のモニカはコルセットで 寝を強制して化粧で顔色を明るくして そしての髪は毛先を軽く巻いて言い上げて いた髪に飾っているのは物理で特に派手な 予想いではないが髪を巻いただけでだいぶ 印象が変わる今のモニカはどこにでもいる 普通の健康的な17歳の少女だった 悲しきかなそれだけで周囲が驚くほどに 普段のモニカは不健康そうな少女だった シリルアシに至っては呆然と目を見開き 貴様 顔だったのかなどと失礼極まりことを呟い ているモニカはいつも薄き君で面元が隠れ がちなのでうちゃの髪のガリガリに痩せた 小柄な少女という特徴だけでモニカを判別 していたのだろうニールは素直にわあ素敵 ですねと褒めてくれたし基本的にモニカに 信辣なブリジットも普段からそれぐらい なさいとコメントする程度にとどめた モニカがクフと喜びを噛みしめていると いつの間にか目の前に立っていた フェリックスがモニカの髪の毛を一望 つまんで唇を落とすとても素敵だね普段も 可愛いけれど今日の君はとても華連だ固く 閉じていたつぼみが鼻開いた美しさは超も 思わず羽を休めたくなるだろうねモニカの 思考が数秒停止したこの手の表現と無縁な モニカの頭は指摘だったり文学的だったり する言い回しを理解するのにひどく時間が かかるのであるなのでモニカはストレート に聞くことにした自由17歳に見えますか ああ見えるよカラカラカラカラカラず無言 で唇を穴鳴かせて喜ぶモニカに フェリックスはあそっちの方が嬉しいんだ とつぶくモニカは別におしれに興味がある わけではないむしろ無関心だったと言って も良い誰にも合わずに山小屋で引きこもる モニカにとっておしれは必要のないもの だったただこうしてセレンディア学園に来 てラナに髪を編む術を教えてもらった頃 からほんの少しだけモニカの意識は変わり 始めていた少なくともクローディアに用事 体系と言われて気にする程度にはそろそろ 時間でしてよタワ群れはその辺にして くださいましし電下ブリージットが後計に 目を向けて声をかけるフェリックスは 名残りしげにモニカの髪から手を離すと 生徒会役員一童に指示を出したでは そろそろイとミネルバの生徒を迎えに 行こうかつて通っていた学び者の名に浮か れていたモニカは気を引き締め直す大丈夫 大丈夫姿勢をよくして堂々としていれば よっぽどどのことがない限り気づかれない はずアスタリスクアスタリスク アスタリスクバーニーバーニーあの人たち は何をしているのあれはチェスですよ いわゆる万丈暇人たちのお遊びです バーニーはチェスクラブの人間を遠くから 眺めて小ばかにするように花を鳴らした 魔術を学ぶミネルバに来てチェスクラブを 立ち上げるなんて水教にもアほどがある せっかく魔術師間の最高峰にいるのだから 魔術の研究を極めるべきでしょうにまだ モニカがミネルにいた頃バーニーはそんな ことを言っていただからきっとバーニーは チェスなんてしないのだろうとモニカは心 のどこかで思い込んでいたのだ初めまして ミネルバチェスクラップ代表バーニー ジョーンズですフェリックスと握手をする メガネをかけた青年の姿を見てモニカは 言葉を失った記憶にあるよりも伸びた身長 低くなって声それでも見間違うはずがない なんでどうし てミネルバの生徒たちの戦闘に立つのは かつてモニカぬ親友だった男して バーニーズ今日はここまでです今日の ビデオについてどう思ったか教えて ください感謝 [音楽] [音楽] あ
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