金属ならではの重量感と質感、ROBOT魂で培われた可動技術に“METAL”をコンセプトとした彩色表現を凝縮した「METAL ROBOT魂」シリーズで「G-セルフ (パーフェクトパック)」がついに立体化。

 富野由悠季氏が総監督・脚本を務めたアニメ「Gのレコンギスタ」の主役ベルリ・ゼナムが駆る「G-セルフ」。その最終決戦仕様としてパーフェクトパックに加え、一部装備、装甲を強化した姿が「G-セルフ (パーフェクトパック)」となっている。

METAL ROBOT魂<SIDE MS> G-セルフ (パーフェクトパック)

 ベルリたちが地球から月のトワサンガ、そして金星のビーナス・グロゥブの旅路を経て、地球圏に帰ってきた際に激化する戦場を止めるべく「G-セルフ」の性能をフルに発揮できる装備としてパーフェクトパックが登場した。劇中で登場した様々なバックパックの性能が集約されつつ、新武装が搭載されている。中には、フォトン・トルピードなど強力すぎる威力で大きなインパクトを残した。

 「METAL ROBOT魂<SIDE MS> G-セルフ (パーフェクトパック)」は劇場版のツインアイの表現を取り入れつつ、METAL ROBOT魂オリジナルのマーキングが施され「Gのレコンギスタ」10周年を飾るにふさわしいデザインとなっている。

 今回はMETAL ROBOT魂<SIDE MS> G-セルフ (パーフェクトパック)」の魅力を紹介していく。

Gレコ10周年にふさわしい濃密な造形と元気溢れるアクション表現

 最初はパッケージを確認。パッケージ表には「METAL ROBOT魂<SIDE MS> G-セルフ (パーフェクトパック)」が掲載されている。裏面にはポーズ例や商品仕様が掲載されている。

 中はブリスター2段組でフィギュア本体と交換用手首パーツ左右各3種、パーフェクトパックや各種武装、コピペシールドエフェクトパーツ、専用台座一式、取扱説明書が収録されている。

 「G-セルフ」フィギュア本体はMETAL ROBOT魂ならではのダイキャストのずっしりした感触と彩色とマーキングの情報量の多さに思わず感嘆した。

 増加された肩のアーマーや脚部で小柄ながらもマッシブなシルエットとなっている。そして、特徴的な頭部も細かな塗分けに加え、丸みのあるツインアイなどマスコット的な可愛さが表現されている。

「G-セルフ」フィギュア本体

 前準備としてパーフェクトパックをフィギュア本体に接続する。また、パーフェクトパックのアーチ部分にトラフィック・フィンを付けることで「G-セルフ (パーフェクトパック)」が完成する。

 また、左腕部にはフォトン装甲シールドを持たせることができる。ジョイントパーツによる固定に加え、シールドの裏面にはグリップが設けられ保持力も抜群。

 完成した「G-セルフ (パーフェクトパック)」は存在感あるデザインで、改めて“パーフェクト”の名にふさわしい造形だと感じた。パーフェクトバックパックは左右のユニットの存在感があり、それを支えるアーム部分の保持力も高い。

 そして、クリア―パーツが綺麗で劇中のフォトン装甲や未来感が感じられるものとなっている。また、肘や膝部分の露出したダイキャスト部分はシルバーが使用され、重厚感と存在感を発揮している。

 また、ホワイトとグレーによるツートンカラーでより立体感ある彩色で高級感あふれるできばえとなっている。

 専用台座のデザインもエンディングでも印象的なキャラクターたちのラインダンスのシルエットが印字され、「Gのレコンギスタ」の世界観や活発なキャラクターたちが表現されおり、ディスプレイが楽しくなる。

専用台座にはベルリたちのラインダンスシルエットが印字されている左側はベルリたち男性キャラクタたちが描かれ、右側はアイーダたち女性キャラクターたちが描かれている。

 パーフェクトパックのギミックとして、左右のユニット部分が展開。砲身を露出させたアサルトモードと防御特化のリフレクターモードを表現できる。

ユニットが展開し、アサルトモード、リフレクターモードを再現できるユニット側面のスライド展開とリフレクターモードでクリアーパーツの一部が起き上がる

 「G-セルフ」本体の可動はダイキャストによるがっしりとした保持力でポージングしやすい。ライフルを構えた状態やフォトン装甲シールドを前面に構えるポーズなど劇中のアクションを再現できる。

 そして、パーフェクトパックのアーム可動もフレキシブルで、宇宙での飛行ポーズや地上での大きく広げた状態など躍動感あるポージングを演出してくれる。砲口を前に展開するアサルトモードや大きく広げるリフレクターモードにすることも可能だ。なお、単体でもポージングも可能だが、補助支柱による支えが推奨されている。

 さらに、トラフィック・フィンを取り外して、補助支柱とジョイントパーツを使用することで飛翔させるアクションも再現できる。

 そして、劇場版「『Gのレコンギスタ IV』『激闘に叫ぶ愛』」のクライマックスでの、パーフェクトバックパックを外した状態も再現できる。

 マスクが駆るマックナイフとの息をのむ激闘。本体だけでもアグレッシブに可動し、劇中の激しい動きを表現できるのも嬉しいところだ。脚部のフォトン・バッテリーも取り外すこともできるので、射出するアクションもできる。

 以上、「METAL ROBOT魂<SIDE MS> G-セルフ (パーフェクトパック)」レビューをお送りしてきた。

 METAL ROBOT魂シリーズの重厚感と濃密なディテールで表現された「G-セルフ (パーフェクトパック)」は動かしていて非常に楽しい立体物だった。また、クリア―パーツも「G-セルフ」のフォトン装甲を彷彿とさせるもので、透明感と立体感を両立した表現となっている。

 内容物はシンプルながら、それを補う本体の可動域の広さと表現力の高さで満足度の高いアイテムだった。

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