チャールズ皇太子に学ぶ、正しいジェントルマンスタイル
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第一次世界大戦が終結した1918年から第二次世界大戦がはじまった1939年までの21年間で、男の服飾は革新しました。その立役者はイギリス国王ジョージ五世のプリンス・オブ・ウェールズ、のちのウインザー公です。
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ドレスコードもイギリスの伝統的な服装術も無視したひと。ダンディズムの体現者といってもいいかもしれないけれど。この派手好みで遊び好きは祖父のエドワード七世ゆずりといわれています。そして、現プリンス・オブ・ウェールズのチャールズ皇太子も大伯父であるウインザー公に似ている。否、かつては似ていました。
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チャールズ皇太子はラルフ・ローレンやトム・フォードといった、スタイルセッターを顧客にもつ仕立て屋で誂えていた色っぽいスーツから、「ターンブル&アッサー」の既製スーツに変更したと、服飾史家の中野香織さんにききました。ちょうど再婚の時期にあたりますね。つまりこの変身は、ダンディズムに決別しジェントルマンとして生きてゆくという皇太子の決意表明ってことのようです。
ロイヤル・ワラント・ホルダーに任命されている「ターンブル&アッサー」が、スーツづくりをはじめてまだ半世紀に満たない。とはいえ着るロールス・ロイスと称され、最高水準の既製服づくりを標榜する「チェスター・バリー」の縫製です。
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店主は「いかなるファッションもあつかっていない」と、大谷幸三さんの『ターンブル&アッサー物語』(講談社)にあります。1885年創業の服飾界の重鎮らしく「流行とは、こんにちの問題にすぎない」とも。
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そんなわけで、ウイリアム王子とのツーショットでの皇太子は見事なジェントルマンぶりです。伝統的な服飾と着装法は、人生経験がゆたかな男に、人間的な魅力とさらなる深みをあたえます。衣服というものは、まさしく自己同一化の装置なんですね。
写真:Mirrorpix/アフロ
※2011年春号取材時の情報です。
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