今回のメキシコ取材で感動したことの一つ。この本は1968年に出された本を「RRD」というアート集団が2018年に復刻したもの。当時、メキシコオリンピックの10日前に行われた政府反対デモで起こった大虐殺「トラテロルコ事件」で亡くなった学生の一人とされる、El móndrigoさんが「僕は悪い活動をしていました」と反省の弁を綴った日記本なのだけど、なんとこれ、当時のとある勢力による捏造本だったという噂が。その本を「RRD」は50年後の2018年、事実と異なる部分をすべて真っ黒に塗り潰し、手書きで事実を書き加え、当時とまったく同じ紙とサイズで復刻したそう。「お上の言うこと、やることなんて信じないし、ろくなもんじゃねえよ」というパンク精神がメキシコの人たちの根底にはあった。#popeyemagazine #foundinmexico

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