「シャルベ」はシャツだけでなく、ネクタイも伝説なのだ!
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フランスを代表する「シャルベ」は、男ならパリのヴァンドーム本店でシャツを仕立てるのが夢の一つだろう。実は「シャルベ」は倒産寸前まで追い込まれた過去がある。さて、パリの遺産といえる名店を救ったのはだれか? あの有名な政治家だ。
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1838年、クリストフル・シャルベ氏が世界初のシャツ製造業の店舗を、パリのアーケード街リシュリー通りに開いたことから、「シャルベ」の歴史が始まる。「エグゼクティブのための良い趣味」をコンセプトに、オーダーメイドによる上質なシャツを製作。1889年のパリ万国博覧会で開催された、ヨーロッパのシャツ製造業者を集めたコンテストで、金賞と審査員大賞を獲得。シャツの名店として、その地位を不動のものとした。
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実は一方で、創業間もないころから「シャルベ」では、ネクタイをつくっていた。現在とは、タイプは異なるものの、オーダーメイドで、いわゆるクロスタイを生産していたのである。
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1960年代の初め、「シャルベ」の存在を揺るがす大きな転機が訪れる。それまで順調だった「シャルベ」の経営が倒産寸前まで追い込まれてしまったのだ。そのころ、「シャルベ」を狙っていたのがアメリカ資本。しかし、時の大統領、シャルル・ド・ゴールが「『シャルベ』はフランスの財産、アメリカに買われるのは困る」として、フランスの有名な生地生産者、ドニ・コルバン氏が「シャルベ」を救済した。その後は、子息のジャン・クロード・コルバン氏が社長を引き継いで、現在の「シャルベ」に至っている。
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1982年に現在のヴァンドーム広場28番地に本店を構えるまでに、2度の移転を繰り返した。創業時、アーケード街リシュリー通りから始まり、1870年にはヴァンドーム広場8番地に移転。 .
そして今の場所に。今日、ヴァンドーム広場の店舗で最も古くから存在するのが、「シャルベ」である。本店は5階建て。1階がネクタイ、2階が既製シャツ、3階がオーダーメイドのシャツ売り場となっている。
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「シャルベ」の顧客も豪華で多彩だ。アーティストのジャン・コクトー、画家のエドゥアール・マネ、生涯「シャルベ」のシャツを愛用していたといわれるジョン・F・ケネディ大統領、そして「シャルベ」の支援に力を注いだシャルル・ド・ゴール大統領といった面々。ネクタイの色の使い方、クオリティ、エレガンスを理解したうえで、自分のセンスを磨いた洒落者たち。「シャルベ」のネクタイを愛用するには、知性と感性が必要である。
※2010年春号取材時の情報です。
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