チャーリー・ワッツ、ダニエル・デイ・ルイス、英国の人生を掛けたお洒落偏愛者に勝てる自信はあるか?
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決して妥協を許さず、自らのスタイルを通してきた英国ダンディたち。そのファッション哲学は、時に周囲からは偏愛的といわれることも……。お洒落を愛し、お洒落に身をささげた男たち。そんな伊達男が英国には多すぎる!自分のダンディズムもまだまだと感じてしまうのだ。
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現代を生きる伝説のスーツダンディと名高いのは、意外にも「ローリング・ストーンズ」のドラマーであるチャーリー・ワッツだ。
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もともとジャズも愛する芸術家肌の彼は、80年代にはすでに英国のクラシックファッションへ傾倒、今やサヴィル・ロウのビスポークスーツでドラムをたたくジェントルマンだ!
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一説にはサヴィル・ロウの全テーラーを制覇したという、彼のオーダー方法は一風変わっており、収集している戦前の英国車に合わせてスーツを仕立てるのだという。そして完成したスーツでその運転席に座り、エンジン音を愉しむ……。ちなみに彼は運転免許を持っていない。
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スーツと並びダンディたちを虜にするアイテムが靴だが、その魅力にひかれるあまり、輝かしいキャリアを捨てようとした男がいる。その名は俳優ダニエル・デイ=ルイス。
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2000年代前半に突如俳優を引退した彼は、なんとイタリア・フィレンツェに渡り、有名靴職人ステファノ・ベーメルに弟子入りした。結局マーティン・スコセッシ監督の説得で修業は1年ほどで終え『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)で役者復帰。
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彼はその後、決して修業期間のことを語ろうとしない。しかし現地では「工房の中をいつもほうきで掃いていた」という証言もあることから、その修業が本格的なものであったことは間違いないようだ。ちなみにその復帰作で彼の足元を飾っていた靴は、「ステファノ ベーメル」のものだった。
ほかにも“His Royal Highness”、つまり自らの敬称を示す小さな文字を連続し、チョークストライプ風の生地を織らせたチャールズ皇太子の隠れたこだわり。そして生涯唯一の自伝である『A Family Album』(60)で、1冊の半分のページをファッションに費やしたウィンザー公ら、王室ダンディたちのファッション偏愛も微笑ましい。
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彼らのようにだれかに認められるためでもなく、自分だけのプリンシプルを希求する精神。これこそが英国ダンディの真髄なのだ!
※2012年夏号取材時の情報です。
写真:TopFoto/アフロ
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