【コレクション・レポート】カールが関わった最後の「シャネル」 笑顔と総立ちのフィナーレ

 「シャネル(CHANEL)」は、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)がかかわった最後のシーズンとなる2019-20年秋冬コレクションを5日、パリで発表した。会場に用意されたのは、静かな山間部の街並み。本物かと見まごう雪が積もり、粉雪が舞っている。華やかなスキーリゾートとは異なる静かで美しい雪景色だ。カールの死という現実を前に、しかし喪に服すのではなく、あくまで美しく送り出そうとする「シャネル」の姿勢が伝わってくる。

 ショーの冒頭にモデルが表に全員登場するとアナウンスが流れ、1分の黙とうが行われた。広いグラン・パレいっぱいに業界関係者やセレブリティー、顧客が揃う中で静寂が続く。その静寂の重さに改めてカールの偉大さに気づかされる。

1枚目、WWD / REX / SHUTTERSTOCK (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
2枚目、PHOTO : DAVID FISHER / SHUTTERSTOCK (c) FAIRCHILD 

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