コレクション・レポート:難解復雑さが楽しい「クレイグ グリーン」、2020年春夏は人体解剖や“こんまり”の片付け法から着想


 ブランド数が縮小傾向にあるロンドン・メンズ・コレクションにおいて「クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)」はひと際強い存在感を放つ。2020年春夏のロンドンメンズの最終日に行われたショーでは、前シーズンと同じく旧ビリングズゲート魚市場の地下スペースで49ルックを披露した。ホーリー・ハーダン(Holly Herndan)の“Extreme Love”をBGMに、ミラーが敷き詰められたキャットウオークをモデルが歩く。

 「中東を旅した時に、エジプトの壁画や、ミイラ作りのために解剖の手ほどきを指南する人体解剖図、メキシカンマーケットで見かけた『パペルピカド』と呼ばれる祭りの時に街中で飾られる切り絵の旗などからアイデアを得た。カフカン風の洋服に施した幾何学的なグラフィック柄は、(片付けコンサルタントの)近藤麻理恵が提案するシャツのたたみ方の図表からヒントをもらった。さらに別のところでは、皮膚を保護したり、一体的な感覚を得るといった生地と肌の関係性にも関心を持った」。グリーンの説明を聞くと、難解なルービックキューブの色が少しずつ合うように、疑問が解けていく感覚を味わった。

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PHOTOS:ALEXANDRE GAUDIN

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