【最新号✳︎理想の暮らしが買える店】ウェグナーなど、本物の北欧ヴィンテージ家具を中目黒で20年間紹介し続けてきた〈ハイク〉(3枚目)が、80年代から90年代の個性的なデザインに焦点をあてた〈リヒト〉(1-2枚目)をオープンした。クラシックとアバンギャルドの振れ幅に驚いたが、訪れてみると2店を貫く精神は同じだった。たとえば、色のこと。1枚目右奥の椅子はイタリア、ポストモダンデザインの巨匠、エットレ・ソットサスの《マンダリン》。元はパキッとカラフルな原色だったものを、シックなモノトーンにした。「亡くなったソットサスは〝マジかよ〟って思ってるかもしれないけど(笑)、〝私にお任せください〟という感じでしょうか」と店主の須摩さん。「オリジナルを尊重する考え方もいいけれど、家具が発表されて30年が経ち、僕にも〈ハイク〉の20年の経験がある。それを生かすことが次の世代に繋がるはずで、そこに自分の存在意義があると思う」。ハイクの家具も、張り地の選び方、張り方を現代にアップデートしている。ちなみに1枚目写真でいちばん目立っている赤い椅子は、今はスーパーノーマルなジャスパー・モリソンのデビュー作です。

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